皆さんどうにか帰国されたようで何はともあれ一段落しましたね。
パース繫がりの私の若いブログ仲間さんのお母様もその中のお一人で
カイロ空港の冷たい床の上で2日間を過ごしたそうです。
毛布もなく、差し入れはパンと水のみ・・・
トイレも酷い事になっていて、辛い2日間だったに違いありません。
無事、成田直行の一番機で帰国できて何よりでした。
旅行中災難にあった場合、添乗員さんの判断(旅行会社の判断)が重要ですね。
私たちは現地にシッカリとしたサポート会社や支店があること、
そしてプロの添乗員さんが揃っている旅行会社を、
自分達で見極めて選ぶしかありませんね。
以前、ご近所仲間と安いスポット的なツァーに飛びついて酷い目にあったことがあります。
それがロシアと言うちょっと独特な国だったので、散々怖い目に会いましたよ。
(自業自得なのですが、添乗員さんの存在感がまるでなかった)
そういう旅ほどインパクトが強烈で忘れられませんね
さて、エジプトのムバラク大統領は「次回の9月選挙には不出馬」との声明を出ましたしたが
返ってそれが火に油を注いだようになり、
カイロ中心街にある「タハリール広場」を埋め尽くしたデモ隊は「今すぐの退陣」を求めてヒートアップ
昨日のニュースでは、親ムバラク派との衝突があったと聞きました。
死者五人に大勢のけが人が出て・・・
同胞同士の流血騒ぎは悲しいですね
「エジプト考古学博物館」
今、騒乱が起きている「タハリール広場」に面して「エジプト考古学博物館」があります。
収蔵点数は20万点にものぼると言われる人類の宝物が所狭しと並んでいます。
私たちのツァーは最終日の午前中、この博物館を訪れました。
館内には、ツタンカーメン王の王墓から発掘された黄金のマスク、黄金の玉座をはじめ、
カフラー王座像、ラムセス2世のミイラなど、古代エジプトの至宝が展示されています。
少年王のかぶっていた黄金のマスクは純金製で重さ約11kg
青い部分はラピスラズリと色ガラス、目の部分は黒曜石が使われ実に鮮やかです
ここに暴徒と化した人々が侵入し「ミイラ2体」を傷つけたとニュースで知り、胸を痛めていました。
ヒョウの上に立つツタンカーメン王の像や王族のミイラ2体など多数の収蔵品が損傷を受けたが、
盗難はなんとか免れたようです。
貴重な自国の遺産を奪略するなんて、と信じられませんでしたが
エジプトに滞在している吉村作治先生のお話では、デモ騒ぎにつけ込んだ窃盗団の仕業だそうで・・・
略奪者は29日、警察当局とカイロ市民によって捕らえられたようです。
市民たちは略奪者の侵入を防ぐため、手と手をつないで博物館を取り囲んだ
と言われています。
エジプト全土に略奪のニュースが広まる中、
地域の史跡を守るために団結するエジプト国民も増えているそうですね。
ギザのピラミッドも、この「考古学博物館」も今のところ軍が管理していて閉鎖されているようですが
どうか史跡を守ることを第一に、その銃口が市民に向けられないことを祈りたいですね。
私たちが行った時は世界中からの観光客で賑わっていました。
館内は撮影禁止なので、売店で買ったガイドブックや絵葉書から、画像をお借りしています。
1965年にこのツタンカーメンの黄金のマスクが上野の国立博物館で展示されたことがあります。
(モモちゃんの説明では、アスワンハイダム建設への多額の援助の返礼だったそうです)
当時短大生だった私は誰と行ったかは忘れましたが、
大行列の中で見たツタンカーメンの財宝の数々の精巧さと美しさに感動したのを覚えています。
ツタンカーメン王の王座 | 背もたれにはくつろいだ姿のロイヤルカップルが |
その時に感激した黄金のマスクや金のベッド、椅子など、40数年ぶりに対面しました。
今回その感動を思い出しながら、少年王の短かった一生に思いを馳せ
ジックリと鑑賞しました。
初日にギザのパピルスのお店で買った「額」は、まさにこの椅子の背もたれに描かれている
ロイヤルカップルの姿がデザインです
前にも紹介しましたが、今我が家のリビングのカップボードの上に飾ってあります。
ヒヒの胸飾り | ハヤブサの翼とスカラベの胸飾り |
ツタンカーメン王のお墓から出てきたたくさんの宝飾品も展示されていました。
強盗や窃盗団が狙うはずですね。
2Fにはミイラの特別展示室があり別料金のようですが、
私たちはそのまま進み、ガイドのモモちゃんの説明を聞きました。
「アブシンベル神殿」などを建てた偉大なる王「ラムセス二世」のミイラも展示されていますが
ツタンカーメン王のミイラはここにはありません。
彼はルクソールの王家の谷にある自分のお墓の中で静かに眠っています。
次回からは私の「エジプト紀行」も元に戻って、ルクソール編から再開したいと思います。
午前中3時間かけて「エジプト考古学博物館」を鑑賞し、外に出てみると
日差しはますます強くなり、観光客もどんどん増えていました。
今日は節分、明日は立春です。
太陽の光が力強くなり、富士山がぼぉ~っと霞んで見えました。
季節は確実に春に向っていますね。
去年は「エジプト旅行」から帰国してすぐだったので、「節分」の行事は何もやりませんでした。
そのせいか、辛いことが次々と起こり、滅入ってしまった私・・・
今年はシッカリやりますよ~
南南東に向って「恵方巻き」を一気に食べ、豆をまきながら大声を張り上げましたわ。
「福は~内!、鬼は~外!」
今エジプトは激動の中にありますが、
一方でその中から明るい未来が来て
欲しいものです。どさくさに紛れての
窃盗団。これへの対処にデモ隊が良識
ある行動をとったとの感じ。
やはりエジプトは悪い国じゃない。
そんな感じがしました。
日本でも貴重な考古資料が開発によって破壊されたりする事がありますが、
自分の国の宝を盗ったり壊したりするのは人にあらずって思ってしまいます。
今度はお金で雇われた大統領支持派のデモ隊も出現してきたとか。
エジプトの地はエジプトだけでなく人類の歴史からも重要な場所だと思うのですが。
節分の豆まきは孫がやりましたが恵方巻きは無しでした。
混乱に紛れて盗難などとんでもないことです。
上野の国立博物館でのツタンカーメン展、私も
見に行きました。
初めてこのマスクを見た時の感動は忘れていません。
いつかは行ってみたいと思っていますが、もう少し
先になりそうです。
昨日はお会いできなくて残念でした。
予定通り、北鎌倉から裏大仏を通って七里ヶ浜まで
歩きました。
海は穏やかで春の海のようでした。
江ノ電で鎌倉にでて鶴岡八幡宮に行きましたが、
節分会は終わっていました。
今日は立春です。
春の足音が少しずつ大きくなってくるようです。
エジプトの秘宝に触れるタ旅、素晴らしいですね。なじみのツタンカーメン王のマスクを見られたなんて最高です。
今は落ち着きのない不安なときですが、早く
正常に戻って欲しいものです。
私は八重山諸島へ行ってきました。帰りが
2日の夜遅かったので節分の行事は何も
しませんでした。
かつての繁栄の歴史や考古学的に貴重な遺産がたくさんあるエジプトなのに・・・と
博物館は危ない目にあっているんですね。
国を挙げて取り組んでほしいのに残念なことです。
夢のある国エジプトはいつまでも夢を与え続けてほしいです。
長期政権で「官」が完全に腐っているようですね。
市民達の怒りは判りますが、流血騒ぎにならないよう、ここは双方の冷静な判断を仰ぎたいものです。
そしてあの素晴らしい遺跡の数々、秘宝の数々を守り抜いて欲しいと願っています。
叉、参加した人の殆んどが私服警官だったという話も聞きました。
いずれにしても、同じエジプト人同士、流血騒ぎは悲しいですね。
世界4大文明の発祥の地「エジプト」
古い遺跡はエジプトだけのものではありません。
水没する「アブシンベル神殿」を救ったのは世界中の国々の知恵と寄付と技術の賜物です。
人類の尊い宝を、ならず者に奪略されるのは悲しすぎますね。
観光客が戻るには少々の時間が必要でしょうね。
観光立国としては痛手かと思います。
ますますの失業者が出ることになりますものね。
山小屋さんも40数年前の「ツタンカーメン展」に行かれたのですね。
アノ頃は「ミロのビーナス」「モナリザ」「ピカソ展」と、長い行列もなんのその、世界的な文化財をせっせと見に行ったものです。
7~8年前に「大英博物館・エジプト展」をやはり上野まで見に行きました。
50分待ちで並びましたが、ほとんどがミイラとそのお棺・・・
エジプトを支配した大英帝国は、ミイラまでもごっそりと持っていったのですね。
昨日今日と暖かい日和となりましたね。
鎌倉、ご一緒できずに残念でしたが、そのうちに私も同じコースを歩いてみようと思っています。
暖かい「八重山諸島」へのご旅行とは羨ましい限りです。
エジプト人のみならず、人類の宝であるこれらの遺跡や文化財は、絶対守らなくてはなりませんね。
奪略だなんて許せません
フャラオとしては在位も短く、あまり知れれていなかった「ツタンカーメン」ですら、これだけの素晴らしい財宝の数々が祭られていたのですから、
在位の長かった大王たちのお墓にはどんなにか素晴らしい宝物が眠っていたことか・・・
考えるだけでもロマンですが、それらの殆んどは昔から「墓荒らし」で盗まれたとか
略奪の歴史も古くからあったようです。
「現代のエジプトの人々は、偉大なるご先祖を持ちすぎて、それに甘えているのではないか?」と思ったほどです。
「博物館」を襲ったのはプロの窃盗団と吉村先生は言いますが、今日現地からの報告で聞いたのは「犯人は私服警官」との事・・・
もしそうなら許せませんね。
淀んだ水にはボウフラがわくといいますが、30年以上の長期政権は、淀んだ水と同じように腐っていたのでしょうか?