快晴に恵まれた11月13日(日)、山仲間3人で
中央高速道「笹子トンネル」の真上の山、「笹子雁ヶ腹摺山」に登ってきました。
山梨県が指定する「山梨百名山」、そして「秀麗富嶽12景」(18座)に名を連ねる山だけあって
頂上からはご覧のとおり絶景の「富士山」が仰げて大感激
今年初めて実現した、3人揃っての「山行」を歓迎してくれたような眺望でした。
八王子8:01の特急「あずさ」に乗り、8:31大月駅で下車
大月からタクシーに乗り、「笹子駅」から歩いて45分の所にある
新中橋登山口で降りました(4820円)
(笹子駅からバス便はありますが、休日は午前中8:59発の一本のみです)
「このコースは急だよ」と運転手さんは言います。
この先の「笹子峠」まで車で入れば、標高差261m、頂上まで1時間20分で登れる簡単な山ですが
先日の台風15号の被害で、笹子峠への道は通行禁止と、前日に知ったのです
身支度を整え、9時10分に出発です | ポシェットに下げている熊よけの鈴は小さすぎる |
マップタイム2時間の頂上を目指します。
後で知ったのですが、このコースの標高差は750m、今の私の日帰り登山限界に近い
杉の林を登ります。台風の影響が? | だんだん色付いた広葉樹も見えてきて |
登り始めて1時間、紅葉のきれいな所で一休み、私はパンを少々口に入れました。
山は50分歩いて10分休むというのが疲れないコツです。
今年の紅葉はイマイチという声が多い中 | 赤いモミジが輝いていました |
急登の中をあえぎあえぎ行きます | 最後の20分はアキレス腱が伸び切る感じ・・・ |
普段行っている山は殆んど「ハイキングだった」と感じるほど、久しぶりの「登山」を実感
登り甲斐のあるコースでした。
11時ちょっと前、大きな反射板の柵が見えて空が開け、秀麗な富士山が姿を現しました。
「うわぁ~、綺麗」
頂上の賑わう声も聞こえています。
11時丁度に「笹子雁ヶ腹摺山」頂上に到着です。
私たちマップタイムの2時間を切って登ってきたわ
1時間50分で標高差750mと言うことはアルプス級の登りですね
渡り鳥のガンが、その腹をするようにして尾根を飛んでいくことからその名がついたと言われており
大月市には他にも「雁ヶ腹摺山」、大菩薩から続く「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」という山があります。
私達はこの2座にはすでに登っているので、今回残っていた「笹子雁ヶ腹摺山」を選んだ次第です。
北の八ケ岳は雲がかかっていましたが、西には「南アルプス」が見えました
そして南に「富士山」が、御坂山塊の向うに白い雪の帽子をかぶった姿を見せていました
この山から見る富士山は「鉄塔が邪魔する」と本などに書かれていますが、
さして気になりませんでした。
これで私たち「秀麗富嶽12景」18座の内の16座に登った事になり、残っているのはあと2座のみ。
頂上はそんなに広くはありません。
通行禁止と言われている「笹子峠」(駐車場あり)も、個人の車なら内緒で入れるようで
そこから登ってきた人は余裕がありそうでしたが
私たちと同じコースを歩いてきた人は皆汗びっしょりになっていました
30代とおぼしき一団が、甲斐大和の駅から2時間足らずで登ってきたと話しています。
すぐに地図を持ってコースを聞きました。
それは、地図には出ていない東京電力の鉄塔見回りコース・・・
「この尾根を下れば道の駅に出ます。安全な道ですよ」と言われて私たちも行く気になりました。
一番近い笹子峠に下っても交通の便がないので、登ってきた道を下るしかありません。
まして帰路は笹子駅にタクシーがないので、コンクリート道路を45分歩かねばなりません。
お坊山経由の縦走コースはとても良さそうですが、
この秋の陽の短い時期、我々の体力ではちょっと無理
東電のコースは標識がないのが不安ですが、直接「甲斐大和駅」に下れるのが魅力
まだ陽が高い正午過ぎ、3人とも地図やコンパスは持っていて、
雨具・暖房着・ヘッドランプはモチロン、食料も水も充分ザックに入っています。
20年以上も一緒にアルプスなどを歩き、気心も山心も知り尽くした仲間3人ですから
「同じ道を下るのはつまらないから行こう」となりました。
米沢山~お坊山へ至る縦走路から左に分け入り「208に至る」と書かれた東電の道を下ります。
鉄塔から見た北側の風景、大菩薩方面? | 右手にはお坊山~大鹿山への稜線が・・・ |
ここからは更に急坂の下りが連続します
人があまり通らないせいか、登山道が落ち葉に隠れて分りづらいのですが
こうして所々に赤い印がありますので迷う心配もなし
鉄塔から下は紅葉も見えてきます | 古い道祖神も現れて・・・ |
この道が古くから使われていたことが分ります。
長い滑り台のような急降下で、私の腰から膝が持たなくなりそう
慌ててズボンの外からハチマキタイプのサポーターを巻きつけました。
腰の悪いKさんはコルセットをシッカリと装備して来たそうな・・・
Yさんはワ○ールのスパッツタイプのサポーターをはいてきたと言うけど
私は暖かい日和なのでパスしてしまった。
往復3時間半の簡単な山と「侮っていたわ」
私たちは特にリーダーは決めず、その時一番詳しく調べた人がトップ、
私は写真を撮りながらなので、最後尾が多いです。
Kさんはケァマネとして忙しい毎日なので、殆んど私とYさんで調べますが
私はPCでの情報収集と各観光協会や役所にTELしたり、タクシーや電車などのアクセス担当
今回はYさんに地図とガイドブックの熟読を頼みました。
ですから私はYさんほど標高差を意識していなくて、準備不足・・・
最後の簡易階段を下ると林道に出ました。
頂上を12時に出発して、1時20分になっていました。
林道を15分歩くと「道の駅」が見えてきて | 洋風の「あんみつ」を食べて一休み・・・ |
ここで汗で濡れたTシャツも着替えサッパリしました。
道の駅から「笹子雁ヶ腹摺山」は見えないけど、下ってきた208鉄塔が見えています。
国道20号線を歩いて10分で中央線の「甲斐大和駅」
駅に標高640mと書かれていましたから、我々は標高差717mを
2時間たらずで下ったことになります
翌日から、久しぶりに「筋肉痛」でひぃ~ひぃ~言ってますわ
トホホホホ・・・
私達はどの山に登ろうかと決める時、「繋ぐ」ということを意識します。
北アルプスなら後立山連峰の朝日から白馬・五竜・鹿島槍を経て、針の木&蓮華を繋ぎ
立山から薬師~黒部五郎~三俣蓮華~双六のダイヤモンドコースや
燕~常念~蝶のパノラマコースなども繋ぎました。
八ケ岳も60歳までに、蓼科山から編笠山までを歩き繫がっています。
大菩薩嶺からの小金沢連山はまだ「滝子山」が残っているので、
「次回は滝子を繋げたいね~」と、俄然ヤル気になっている私たちですが、
揃って腰痛持ちの傷だらけの身、まずは筋力を鍛えるのが先決ですね。
読み進むにつれて不安がよぎりましたが、
さすが山を知り尽くされたお仲間・・
こころ強いですね。
お元気でこうやって登れる身がいいでしょ。
私たち昨日は小さな海岸の山へ3000歩でへとへとでした。
今日はジムのプールでほぐしました(笑い)
私はハイキング程度しかしないので、所々で感心するばかり・・・
計画も係を決めての準備万端ですね!
お仕事を持っていらっしゃる方も、
お休みにはこんな強行軍の山登りをされるんですね~
楽しいブログにはまってしまったようです~(^0^)アリガトウ
良い風景です。汗をかいてのぼってきた
かいがありましたね。
それにしましても帰路は良い道を試され
ましたね。一気に駅へ。初めてでしたか
ら不安もあったでしょうけど、大正解。
楽しい山旅となったようですね。
さて、ここしばらく寒い日が続きます。
今朝はドンよりの天気ですが、西の空が
少し明るく感じられます。今朝もジョギ
ングをあきらめていたのですが、大失敗
でした(苦笑)。
という思いです。
地図にないコース、2人なら行かなかったと思いますが、今回は3人だったので心強く、決行しました。
下に町が見えて来た時はほっとしましたが・・・
腰も膝も弱くなっている私たち、コンクリート歩きはできるだけ避けるようにしています
題名とところどころに雁ヶ腹擦山とありますが、
正確には笹子雁ガ腹摺山ですね。
この付近には腹摺山と名のつく山が多いです。
ここから眺める富士山が旧五百円札の裏に
描かれたことでもよく知られています。
私が登ってからもう随分経ちました。
小金沢連嶺は春先に登るとたくさんの花が
楽しめます。
湯の丸峠にはサンリンソウの群生地があります。
よい天気でよかったです。
これで20日の延期はなくなりましたね。
19日の大菩薩嶺はこのすぐ近くです。
この十年はそれぞれが親の介護に孫の誕生、その上仲間の一人が介護関係の会社の役員になり大忙し!
その内体力も衰えて、以前ほど山には行かなくなりました
でも、先が見えてくると焦りもあり、弱った腰や膝を抱えて出かけています。
3人とも、山の経験だけは積んでいますので、地図にない道も見つけて下れました。
富士山はやはり頭が白い姿が格別ですね。
腰や膝のためにもコンクリート歩きはできるだけ避けたいので、下ったら駅が近い・・・
と言うコースは魅力がありますね。
落ち葉で道が隠れていましたが、3人で赤い印を見つけながら下りました。
車で行けば簡単なのですが、山で体力使い果たしての運転は自信がなくて、最近は山道以外はタクシーを使うことが多くなりましたね。
気心が知れた山仲間は、お金をかける所の価値観も同じなので、気を使わなくて済みますよ
ご指摘ありがとうございます
タクシーの運転手さんの話ではこの日は「大峠」に運ぶお客さんが多かったそうです。
私たちも10年近く前に行きましたが、大峠から500円札の富士山が見える「雁ヶ腹摺山」は1時間もかからず、簡単に登れますものね。
今回の山登りも簡単に考えていましたが、何の何の、とても登り甲斐がありました。
一昨日より昨日と「筋肉痛」はより強くなり、腰痛もあって、マッサージに行ってきました。
加齢を痛感していますよ
来週は超多忙な週なので、一週間に2回もの登山はとても無理と思いました。
大菩薩は2回登っていて、滝子を登れば小金沢連山もつながり踏破です。
日の長い春にでも行こうかと話しています。
富士山もくっきり姿を見せてくれて何倍も得したような!!!
木漏れ日差す林の中を思いっきり歩いてみたと思いました。
においもなんだかしてきたような・・・
こういった本格的な登山をした後は疲れても充実感が押し寄せてきて心地いいと思います。
素晴らしい山歩きでしたね。
紅葉を楽しみながら急降下で下ったり面白そうです。
私も以前「歩く会」の人達20人くらいで行っているのですが、どこの雁ヶ腹摺山だったか忘れてしまいました。
途中で足を痛めた人がいて主人のもっていた
座薬の痛み止めでその場を凌ぎ下りてきたのを思い出します。
naoママさんは今も青春であちこちの山をたのしんでいらっしゃいますね。
お若い時も北アルプスなど沢山歩いていましたね。文章を読んでいると懐かしいお話ばかりで
うれしくなります。
今は行かれなくなってしまいましたが、私も沢山歩いてきたので今は其れを自分の誇りと思ってます。