社会福祉士×ちょっと図書館司書の関心ごと~参考文献覚え書き

対人援助の実践、人材育成、図書館学を中心に気まぐれに書物をあさり、覚え書きをかねて投稿中~

在宅での看取りのケア 家族支援を中心に  宮崎和加子 (日本看護協会出版会)2006

2008-04-15 14:52:24 | 看護学
訪問看護師の在宅ターミナルの役割を、事例を通して具体的に紹介。それ以外にも、在宅ターミナルの概要も整理されている。


昨日のブログで、緩和ケアにおけるソーシャルワーカーの役割で「コーディネート」も重要なもののひとつであることが、頭の中で整理できた。でも、ソーシャルワーカーが存在しない医療チームも多くあるわけで、そのチームのコーディネーターはどの職種なのか?という素朴な疑問が残った。在宅においては、医療的なニーズが高ければ、介護保険対象者であっても、訪問看護師がコーディネーターの役割を果たすこともあるだろう…と考え、この文献を読んだ。
結果…やはり、訪問看護師の役割として「コーディネーター」があることが記され(P.96)、在宅ターミナルケアの中心的な役割を担う(P.107)とも記されている。この文献では、「ソーシャルワーカー」は「相談員」の一員としてまとめられ、チームの一員というよりも、「地域の相談窓口」であったり、「訪問看護を依頼してくる窓口」(P.106)として記されている。


・在宅ターミナルケアでのソーシャルワーカーの「コーディネーター」の役割は、チーム全体のものではなく、あくまで所属機関にとどまるものなのか?
・これまでの文献を通して、ターミナルケア(緩和ケアとイコールでよいのかは、未だ模索中…)+在宅ケア+在宅医療でのソーシャルワーカーの役割には、「人権擁護」「コーディネーター」」というキーワードが浮上…自身の頭の整理
コメント
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