自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

スパイ大作戦 酸素テントの中

2015-09-17 | スパイ大作戦
「スパイ大作戦」の第1話「核弾頭を奪え」が本国で初めて放送されたのは、1966年9月17日(土)だそうで、49周年になるんですね。
50周年に一年足りませんが、たまたまこの「酸素テントの中」の記事を書いていたら、調度最初の放送日にあたっていたので奇遇だと思いました。(笑)


49周年を記念して(?)「スパイ大作戦」第1シーズンのキャスト写真です。(笑)
何故かウィリーがいませんが。
バーバラ・ベインさんがブロンドではないですね!
スティーブン・ヒルさんだけ向こうの方を見ています。
第1シーズンでは、毎回「特別出演」とクレジットされていたランドーさんですが、やはり堂々スターの風格です。(笑)

***

「スパイ大作戦」
第59話 「酸素テントの中」 
3-6 The Cardinal (本国放送 1968年11月17日(日)) 

このエピソードのゲストは今年2015年7月21日に亡くなったセオドア・バイケルさんです。
バイケルさんの訃報を聞いた時に、スパイ大作戦で加藤武さんが吹き替えていらっしゃったなと思いました。
その加藤さんも、そのわずか10日後に他界なさいました。(2015年7月31日没)
おそくなりましたが、バイケルさんと加藤さんの追悼を兼ねてセリフを少しご紹介します。

今回の任務は独裁を狙うゼンビー将軍(セオドア・バイケル/加藤武)の野望を粉砕する事です。
ジム達が、将軍に監禁されているスーチェック枢機卿を救出します。
将軍は枢機卿そっくりの替え玉を用意していましたが、ジム達はいつも通りの見事な手際で二人を入れ替えていました。

ローランはスーチェック枢機卿の「友人」のオートローニー枢機卿に扮して、替え玉のスーチェック枢機卿を見舞います。
突如登場した枢機卿の友人に、偽枢機卿が狼狽していました。(将軍も事前に調査した時にそんな人物は出てこなかったと言っていました。笑)
スパイ大作戦では全く知らない人が急に出現して、敵側をかく乱する事があって面白いですね。(笑)
(ローランが登場したのは、別の意味もあるのですが。)


ゼンビー将軍(セオドア・バイケル/加藤武)


オートローニー枢機卿に扮したローラン(納谷悟朗)

加藤: 折角ですが、猊下(げいか)にもしもの事がありましては申し訳が立ちませんから。
納谷: そのご心配はご無用です。とにかく枢機卿スーチェックに会わせて頂きたい。
それとも将軍、教会の事に口出しをする何か特別な理由でもおありですかな?
加藤: 誤解されては困ります猊下。枢機卿スーチェックに面会を禁止したのはわたしではなくて医者なんですから。
納谷: ではお言葉ですが将軍、医者に直接会って意見を聞きましょう。

***

ローランが病室に入ってニセのスーチェックに親しく話しかけますが、偽者はしどろもどろの状態でした。


左から 将軍、シスター(少佐)、医師に扮したジム、ローラン、看護婦に扮したシナモン、ニセの枢機卿


納谷: 祝福をお伝えしよう。教皇聖下の。
それでは猊下も、私に和して、どうぞ。

*「教皇聖下」(きょうこうせいか)ですが、悟朗さんが「こうきょうせいか」と仰っていました。

この少し前のシーンで、ローランがジム(医師)と将軍にスーチェック枢機卿訪問を許可して欲しいと話しています。
そのシーンでも若山さんが「こうきょうせいか」と仰っていました。
台本に間違えて載っていたのでしょうか。とにかく「こうきょうせいか」に統一されていた様です。

***

DVDを買って最初に拝見した時に、バイケルさんの声が加藤武さんだとすぐには分かりませんでした。
キャストを調べてからまた拝見したら、マクロードの時の吹き替えが思い浮かんで、本当に加藤さんなんだなと納得しました。(笑)
バイケルさん、加藤さんのご冥福をお祈り致します。

***


シスターに扮した将軍の部下のフェルダー少佐(谷口香)と本物のスーチェック枢機卿(宮口精二)
シスター姿の少佐が枢機卿の前でタバコを吸っていて、なかなかすごい構図でした。(笑)

少佐は、ローランの枢機卿が来た時に、正式な挨拶(ひざまずいて枢機卿の指輪にキスする)を忘れてローランの枢機卿に睨まれていました。(笑)
ジムやローラン達は任務中の役に完全に成りきる点で、最初から敵側に勝っていますね!(笑)

***

セオドア・バイケルさんの写真をこちらに載せています。
興味のある方はご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/25507205.html

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/33648047.html

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/33649836.html

***

*スパイドラマ倶楽部様
*IMDb他




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スパイ大作戦 海の底で口を割れ!

2015-03-27 | スパイ大作戦
「スパイ大作戦」
第88話 「海の底で口を割れ!」
4-7 Submarine (本国放送 1969年11月16日)

パリスの登場する「スパイ大作戦」の中からもう1話ご紹介します。
トリックの中でも特に大掛かりで、とても印象に残っています。

25年間戦犯として服役し、サドナー大佐に尋問されつつも口を閉ざし続けたシュトルマン。
刑期を終え釈放の迫った彼の口を割り、サドナー大佐側を出し抜いて、ナチの秘密口座番号を聞き出すのが今回の使命です。

***

ラストシーンのサドナー大佐の笑いが本当にスゴイですが、その少し前のパリスのシーンです。
いきなりラストの方でスミマセン。(笑)でも、とても鮮明に覚えていたシーンです。

「潜水艦」が猛攻撃を受ける中、「敵」にやられたと思わせる為、死体の一つも浮かせようとジムが扮した艦長に銃をつけられるパリスです。


納谷:そんな。そんな無茶な。止めてくれ。た、たのむ。勘弁してくれ。


脱出ハッチに押し込まれたパリス。
「潜水艦」の中からはパリスの声は聞えませんが、演技を続けるパリス。
外のバーニー達には声が聞えていました。


納谷:やめてくれ。やめろ、人殺し。開けてくれ。頼むから艦長。
おい、艦長。こんな事しやがって、どうせ貴様も今に・・・

ニモイさんはずぶ濡れになって熱演していました。
悟朗さんも熱演です。(笑)

***


「潜水艦」の外です。(倉庫の中)
指揮を取るのは勿論バーニー。(笑)


ジム(若山弦蔵)とシュトルマン(北村和夫)

最後にシュトルマンが秘密口座の番号をペラペラ喋っていました。(笑)

北村:私のSS番号、77326だ。分かったか艦長。スイスナショナル銀行の77326だ。

今回もジム達は見事に任務を達成しました。

<蛇足>
口を割らせた手際は見事でしたが、口座番号は自分のSS番号と同じ・・・ってほとんどパスワード「123456」のレベルじゃないでしょうか?(笑)
しかもご丁寧に彼はこの番号の刺青までしています。
サドナー大佐は25年間も尋問していたのなら、せめてこういう番号とか生年月日とか、簡単すぎる番号の口座がないか一応チェックしてみた方が良かったですね???(笑)まさに灯台下暗しでした。(笑)

なお原語ではシュトルマンは「チューリッヒ・ナショナル・バンク」と言っていました。


ラストのサドナー大佐(宮川洋一)の笑いです。
長年かかって口を割れなかった彼。ジム達にまんまとしてやられた大佐の笑いが本当に圧巻でした。
この部分は原音になっていました。ここも宮川さんに吹き替えて頂きたかったです。

***

4-7「海の底で口を割れ!」 Submarine

トレーシー(リー・メリーウェザー)<IMF>:平井道子
サドナー大佐<尋問官>(ラモン・ビエーリ):宮川洋一
クルーガー・シュトルマン:北村和夫(スパイドラマ倶楽部様)
軍曹(ジーン・ティバーン):山田康雄
ロストフ(ラズコフ?)大尉(ウィリアム・ウインターソロ):田口計
サマーズ(スティーブ・ロンドン)<IMF> スティーヴ・ロンドン

***

ジム:若山弦蔵
パリス:納谷悟朗
バーニー:田中信夫
ウィリー:小林修
司令の声:大平透

***


今回もハートフォード・レパートリー劇団が登場していました。
この中の右上の劇団員に注目。


彼は最初の打ち合わせにも参加していました。
バーニー、劇団員の一人ソマーズ、ウィリー

見覚えのあるお顔だと思ったら、「アンタッチャブル」で悟朗さんが吹き替えられたスティーブ・ロンドンさんでした。
ちゃんとクレジットされており役名もありました。セリフは一言でしたが。(笑)
ロンドンさんの「スパイ大作戦」のゲスト出演はこれ1話のみの様です。

「アンタッチャブル」でのスティーブ・ロンドンさんの写真はこちらをご覧下さい。
この記事を書いた時(2014年1月)はロンドンさんはご存命でしたが、今回チェックした所それから半年後に他界なさっていました。(2014年6月14日)
御冥福をお祈り致します。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/757.html


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スパイ大作戦 移植手術を演出しろ!

2015-03-12 | スパイ大作戦
「スパイ大作戦」
第89話 「移植手術を演出しろ!」
4-11 The Brothers (本国放送 1969年12月14日)

レナード・ニモイさんの追悼に久しぶりに「スパイ大作戦」から少しご紹介します。

このエピソードでは、「スパイ大作戦」お得意の大掛かりなトリックの中でもかなり凝っている(と私は思いました。笑)腎臓移植手術が登場します。
今回の任務は、中近東の石油国で弟のサマンダル王子に監禁されている兄の王を救出する事。
女性スパイとしてイリナが参加していました。


中近東の石油国にやって来たイリナ(池田昌子)、パリス(納谷悟朗)、ジム(若山弦蔵)
パリスは石油王でプレイボーイのタキス・デミトリアスに扮しています。
イリナはその女友達、ジムは彼の主治医のドクター・シュミット(実は腎臓科の権威、ドクター・ムルハウザー)です。
パリスのサングラスが最強です!(笑)


人が沢山必要な時に登場する劇団の一つ、ハートフォード・レパートリー劇団。
今回は移植手術のスタッフ(看護婦等)に扮していました。

***

短いシーンですが、セリフをご紹介します。


サマンダル王子(中田浩二)

中田:ああ、フェルネィのコニャック。
納谷:手土産です。もうこの手は世界に何本も残っていない様です。
実は本日伺いましたのは、重大な用件でして。
中田:王は、今留守ですが、留守中は私が取り仕切る事になっています。


サマンダル王子の言葉を聞いてニモイさんがスポックの様な表情(?)を披露。(笑)
「スパイ大作戦」の中で、パリスがスポックの様に片眉を上げるのを時々見かけました。(笑)


「フェルネィのコニャック」
どういうお酒なのかと思い検索してみたのですが、分かりませんでした。(笑)
悟朗さんが仰る様に、本当に世界にもう何本も残っていなかったんでしょうね???(笑)

***

サマンダル王子の腎臓がとても悪いと信じさせ、兄の王の腎臓を移植する事になります。
何処に監禁されているのか分からない王を、連れてこなければならない状況に持って行き、手術中に王と王子を入れ替えるという筋書きです。
皆が「手術中」、バーニーとウィリーがその真下の地下で延々と作業を行っていました。
この二人、本当に縁の下の力持ちです!(笑)


「手術中」のIMFメンバー
ジムとパリス以外はハートフォード・レパートリー劇団の皆さんです。


ジムと、サマンダル王子の主治医ドクター・ラバシと入れ替わり、手術室にいるパリス。

今回もそれぞれが自分の役をてきぱきとこなして、見事な手際でした。

***

4-11「移植手術を演出しろ!」 The Brothers

サマンダル王子(ロイド・バティスタ):中田浩二
ハタフィス大佐(ジョセフ・ラスキン):天草四郎(スパイドラマ倶楽部様)
イリナ<IMF>(ミッシェル・キャリー):池田昌子
記者():納谷六朗
ドクター・ラバシ(リー・バーグリー):千葉耕市
執事:?

***

ジム:若山弦蔵
パリス:納谷悟朗
バーニー:田中信夫
ウィリー:小林修
司令の声:大平透

***

ニモイさんの追悼として別館に載せた物です。
興味のある方はご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/33307775.html


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スパイ大作戦 「銃殺」

2013-02-19 | スパイ大作戦
「スパイ大作戦」
第117話 「銃殺」
5-13 The Hostage (本国放送 1970年12月19日)


パリス(レナード・ニモイ):納谷悟朗

***

「スパイ大作戦」の第5シーズンをいつかまとめようと思っているのですが、放念中です。(未定。土下座)

先日、早野寿郎さんに関して調べる機会がありました。
ほとんど資料がなくて驚いたのですが、ご命日が1983年2月20日、日付に確証がないのですが、1983年である事は間違いない様です。
本当に偶然ですが、今年没後30年にあたられ、しかも恐らくご命日が近いと言う事が分かりました。

早野さんは「スパイ大作戦」のゲスト作も多いですが、第5シーズンで私が特に好きなエピソードに早野さんがご出演なので、早野さんを偲んで、それをご紹介します。

早野さんに関してはこちらに載せています。
興味のある方はご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31527440.html

***

「スパイ大作戦」
第117話 「銃殺」
5-13 The Hostage  (本国放送 1970年12月19日)

ジム:若山弦蔵
パリス:納谷悟朗
バーニー:田中信夫
ダグ:広川太一郎
ダナ:池田昌子

ロバート・シオムネイ(ルー・アントニオ):田口計
ジョージ・カバール(ジョー・デサンティス):早野寿郎
TVリポーター:金内吉男
刑務所長官:宮川洋一
シオムネイの黒人部下:大塚周夫
寺島幹夫


シオムネイ(田口計)、カバール(早野寿郎)

***

中南米の某国にて。
パリスが単独で、ホテル王「ウォルター・A・へーラン」に扮して任務を遂行後、帰国する直前に、人民革命戦線に拉致されます。
彼らは政府に対し、パリスことへーラン氏と引き換えに3人の囚人の釈放を要求します。

***


アメリカ領事に協力のお礼を言い、別れを告げるパリス。
(この後、タクシーに乗った所を拉致されます。)
パリス(納谷悟朗)

革命戦線の本拠地へ連れて行かれ、投獄される寸前、パリスは倒れるふりをして、その辺にあった木の実を隠し持ちました。


一体どうするのかと思っていると、獄中でこれを食べていました。

ますますどうなるのかと思っていると、この木の実のせいで発熱。
自分はホジキン病で、72時間以内に薬を服用しないと死ぬと、革命軍に訴えます。
パリス、素晴らしい手際ですね。(笑)


発熱し、病気を装うパリス
大塚周夫、早野寿郎、田口計、納谷悟朗

このシーンからのセリフをご紹介します。

苦しんでいるパリスに、元医師のシオムネイが、鎮静剤の様な物を打ちます。

田口: 楽になったな。
納谷: ハハハ。とんだお笑いぐさだ、シオムネイ。ハハハ、君らしくもない。
私はホジキン病なんだよ。ハハハ、ホジキン病を知らないのか?
一種のリンパ腺腫さ。
早野:どういう事だ。
納谷:笑い続ける
田口:(早野さんに)血液疾患さ。リンパ腺を侵される。
(悟朗さんに)嘘をつけ。
納谷:で、あって欲しいよ。
早野:だからどうだって言うんだ。
田口:薬は何を使ってる。
納谷:ビンブラスティンサルフェートさ。言っても分かるまいが。
田口:俺は元医者だったんだ。適量は?
納谷:一週間に1.5グラムだよ。
田口:ついさっきまでそんな兆候はまるでなかったじゃないか。
納谷:だからってホジキン病でないとは言い切れないだろう。
それでも元医者か?
早野:つまりどういう事だ?
納谷:つまりだなカバール。あと72時間以内に薬が手に入ればいいが、さもないと、折角の人質が無駄に死んでしまうって事なんだよ。

***

パリスは、難しい薬の名前をスラスラ答えていました。(笑)
適量が「1.5グラム」と言っていましたが、原語では「1.5ミリグラム」になっています。
1~3シーズンでは、こういう細かい所を新録していましたが、第5シーズン(多分第4シーズンも)では、シーン丸ごとの長い新録がありましたが、あまりチョコチョコ細かい所は変えていないのかもしれません。
このシーン、途中で悟朗さんの声が代役に変わらない方が嬉しいので、訳を訂正していなくてヨカッタです。(笑)

***

一方ジム達は、パリスの救出に動き出します。
某国政府はジム達に協力する代わりに、シオムネイを捕まえて欲しいと要請して来ました。
が、敵の本部の場所も不明の状態です。


チームのミーティングでのダグ(広川太一郎)
「ビンブラスティンサルフェート」に模した、ビタミンB剤です。
これのキャップに発信機を取り付けます。

このシーンで、ダグが左手の薬指に指輪をしていて、あれ??ダグは結婚/婚約している設定だったのか?それともサム・シェパードさんが自分の指輪を外すのを忘れたのか、どっちなんだろう?と酷く興味が沸きました。(爆)

このエピソード以外にも、ダグが結婚指輪をしているのを見た事がありますが、全話ではないので、どういう意味があるのか分かりません。
しかも実はダグだけでなく、ダナが結婚指輪をしているのも見た事がありました。(笑)

ダグは医者ですが、彼がパリスにホジキン病の事を話した事がある、と言っていました。
さすが、スパイは一回聞いた事は忘れないんですね。
難しい医療用語が入っていても、大丈夫。
パリスもやはりタダモノではありません。(笑)

***


ダグ(広川太一郎)、バーニー(田中信夫)

パリスの薬を空中から投下するあたりのシーンです。
ダグがヘリを操縦。
この先生、何でも出来ちゃうんですね。(笑)

薬を投下した地点から、本部の場所を割り出します。
空軍のU-2機(偵察機)で、高度上空から周辺の写真を撮るという訳です。

***

ジムは政府から派遣された大佐に扮し、一時刑務所の責任者になります。
そして、人民革命戦線に対し、革命戦線が解放を要求している3人の処刑を発表。
人質のフェーラン氏(パリス)を返せば、処刑を取り止めると通告しました。

***

人質の安全を証明するテープが届けられますが、そのパリスのメッセージには、暗号で、自分の居場所が示されていました。

***

ジムは政府の大佐、ダグはアメリカ政府代表、ダナは囚人の一人で、カバールの息子ルイスの恋人、バーニーは革命軍の軍服を着て、革命軍本部に入り込みます。
いつもの様に、皆がそれぞれ自分の役割を見事に果たしていました。

3人の囚人を一人ずつ処刑(したふり)し、最後に残るのがカバールの息子ルイスです。


アメリカ政府代表に扮したダグ(広川太一郎)とジム(若山弦蔵)


カバール(早野寿郎)とルイスの恋人に扮したダナ(池田昌子)

息子を思うカバールの早野さん、ヨカッタです。
ダナが、本当は息子を死なせたくないカバールの気持ちを、さらに揺さぶります。

バーニーはシオムネイの部下のフレデリコに変装して入れ替わりました。

いよいよルイスの処刑という所で、ダグが登場して処刑を15分延期。
人質を引き渡せば、この処刑は取り止めると、再度通告し、カバールの心は動きます。
が、そこで銃声がして、パリスが射殺された事を知ります。
(実は、パリスは仮死状態になる薬を服用していると言う、いつもの手。)

カバールは、人質は逃げようとした為射殺した、と報告しますが、ジムはフェーラン氏の代わりでも我慢しようと言い、シオムネイとフレデリコを要求。
(ついでに、本国へ返す為、フェーラン氏/パリスの遺体も要求しました。)
カバールは二人を差し出す事に同意します。

政府へ引き渡されるシオムネイは、そこでジム達の種あかしを目の当たりにし、あっけにとられた所で終わりです。
相変わらず見事な手際のメンバー達でした。

***

このエピソードは結構良く覚えていたのですが、何故かキャストも覚えていて驚きました。(笑)

オマケです。

ルイス・カバール
この人、何となく古谷徹さんに似ていて、声が古谷さんだったら凄いのに・・・と思ったのですが、違いました。(笑)



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スパイ大作戦 シーズン5 発売記念

2009-08-06 | スパイ大作戦
スパイ大作戦 シーズン5
役名:パリス

発売記念に写真をアップ!(笑)
探してみた所、広川太一郎さんが担当したダグが入っているキャスト写真が見つかりませんでした。
DVDのボックスにも載っていないのはその為でしょうか?


納谷悟朗、田中信夫、池田昌子、小林修、若山弦蔵


double o section photo
ダグ(サム・エリオット):広川太一郎

LD版の「スパイ大作戦」は、シーズン4まで出ていた事があったそうです。
その点から考えても、このシーズン5は、かなり珍しいのではないでしょうか?
再放送された事もあったそうですが、私が最後に吹き替え版を拝見したのは、30年以上前だと思います。(笑)

ダグは、ウィリーが欠席した時に登場する事が多かったのですが、OPのクレジットでは、ピーター・ルーパスが出ていない時のみサム・エリオットの写真と名前が出ていました。
2人とも出演の時は、ルーパスのみ。
サム・エリオットはゲスト扱いになっていた様です。

「スパイ大作戦」のDVD発売当初から、このシーズン5はかなり興味がありました。
当然皆さんの追録があると思っていたので、悟朗さんだけでなく、太一郎さんや池田さんも拝聴出来ると思い、期待していました。
残念ながら広川さんが他界され、その企画も不可能になりました。
同時に、シーズン4から、オリジナルキャストによる追録が中止されました。

残念な部分も多いですが、シーズン5の吹き替え版をまた拝見出来ると思うと、やはり嬉しいです。

*参考資料:スパイドラマ倶楽部様、double o section様、 Film Score様、他



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