自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

王様と幸運の鳥 その2

2007-09-21 | アニメ
続きです。その1よりご覧下さい。

***

逃げる二人とトリは地下深くの世界に迷い込みます。
青年と娘が地底の町に入ったと、村越さんの報告アナウンスです。
それを聞いて地底に向かう王様達。
そこに何故か巨大ロボット登場です。(??????笑)ロボットは二人を探し始めました。

地底の町には、音楽を奏でる盲人の青年がいました。(曽我部さんご登場です!)
二人は皆に外の世界の事を話しました。
そこに巨大ロボットが現れ、青年と娘とトリは捕まってしまいました。
王様が早速結婚式だと言いました。
「物語にもある通り、王が羊飼いの娘を娶るのは決まりだ。」(この事は前に槐さんのおじさんも言っていましたが、そうなんですか???笑)
が、娘は煙突掃除の青年を愛していました。
ロボットが青年をライオンの居る穴へ落とそうとしました。
娘は結婚に同意しました。

青年と鳥は工場で働かされる事になりました。
音楽の青年の音楽が気に入らなかったのか、ロボットが曽我部さんをライオンの穴に放り投げました。
工場では、王様の像や置物が大量生産されています。
トリも青年も王様の顔に色を塗っていますが、ついに滅茶苦茶な彩色を始めました。
青年とトリは大逆罪に問われ、ライオンの穴に入れられました。
そこでは、ライオン達が青年の音楽に聞き入っていました。
そこにトリが居るのを知った盲目の青年は、解放の時が来たと喜びます。
が、彼は煙突掃除の青年と娘の話を聞いて悲しみました。
ライオン達も二人に同情し、トリの演説を聞いて怒った彼らは、トリの後に付いて、地底の町を行進し始めました。
「自由の使いだ。」皆自由だ、と地底の住人達が喜びました。

一方地上では王の結婚式の用意が進んでいました。
王と娘の婚礼の時が来ました。
そこへトリとライオン達が乱入して来ました。

娘を連れて、ロボットの頭上に逃げる王様。
そこへトリが青年を運んできました。
ロボットの操縦者をノックダウンしたトリは、自分が操縦を始めました。

ロボットは大宮殿を破壊しました。
やがて夕暮れ。
青年と娘は再び一緒になれました。
王様はナイフを持って襲いかかろうとしますが、トリに操られたロボットに、遥か彼方へ吹き飛ばされてしまいました。

朝、また罠にかかった小鳥です。ロボットは檻を開けてやり、小鳥は自由になりました。
そしてロボットは檻を潰してしまいました。

***

絵画や彫刻が生きて動き出すなど、メルヘンチックで良かったです。
何故か巨大ロボットが登場。
アンデルセンの原作には、まさかロボットが出てくるはずはないと思いますが。(笑)
トリは文字通り自由の象徴だった様です。
王様や宮殿と言った、権力の象徴を滅ぼします。
でも、彼らが最後に倒した王は、実は絵の王様。
本物の王様はどうなったんでしょう??????(笑)
悟朗さんは、ちょっとスノッブな感じで、素敵でした。

意味深長なストーリーで面白かったです。

***

監督・制作:ポール・グリモー
原作:アンデルセン(「羊飼娘と煙突掃除の少年」)
お礼:池本様、こりんご様。
Special Thanks:松村様。


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王様と幸運の鳥 その1

2007-09-21 | アニメ
王様と幸運の鳥 (Le Roi Et L’oiseau 1979年・仏)
役名:王様

*旧題「やぶにらみの暴君」(1952年作品)の完全版だそうです。
原作のアンデルセン童話は読んでいません。その点ご理解の上でご覧下さい。

トリ:熊倉一雄
王:納谷悟朗
煙突掃除の少年:山崎哲也
羊飼いの娘:勝生真沙子
王宮警察の警視総監:沢りつお
彫刻のおじいさん:槐柳二
エレベーターの声、大臣?:作間功
水がめを持つ女性(絵):太田淑子
お婆さん:沼枝輝枝
盲目の音楽の青年:曽我部和恭
アナウンス:村越伊知郎
美術館(?)の番人:梶哲也
ゴンドラの船頭(歌):安西正弘
小鳥(歌):小林優子、勝田治美
池水通洋、山下啓介、峰恵研

***

タキカルディ王国の大宮殿のてっぺんに巣作っていたと言うトリの、当時を回想してのお話です。

この国の王シャルル5世+3世+8世=16世は暴君で孤独な王様でした。
狩猟だけが慰めと言う王様です。
が、やぶにらみの為、銃の腕前も良くありません。
既に捕まえてある小鳥(熊倉さんのトリの子供)を檻から出して、撃つ王様。
でも全然あたりません。
熊倉さんのトリに鳥殺し!とののしられ、「この不埒な鳥めが!」と悟朗さん第一声です!!
動きが何となく優雅なアニメです。
王様のペットの犬も可愛い。
トリは小鳥を助けると、飛び去って行きました。

エレベーターに乗って搭(?)の上へ登って行く王様。
そこで、宮廷画家が王様の肖像を描きます。
が、画家は王様の目をやぶにらみに描いてしまったので、王様の怒りをかい、どこかへ落とされてしまいました。

2万4千217階にある、王様の秘密の部屋。とても格調高い部屋です。
彫刻や絵画、そして植物が飾られ、エキゾチックな感じです。
王様は羊飼いの娘の絵がお気に入りの様でした。
そこには煙突掃除の青年の絵や、王様の絵もありました。
この絵の王様は、やぶにらみに描かれておらず、普通(?)のお顔になっていました。
それを見て、窓の外で笑うトリ。
王様は自分の顔を映すと、鏡を粉々に割ってしまいました。

子供達の鳥に、子守唄を歌う熊倉さんのトリ。
秘密の部屋では、王様とペットの犬も眠りについていました。
暖炉の火が暖かそうです。

夜が更けてくると、絵の中の羊使いの娘と煙突掃除の青年が愛を語り始めました。
馬に乗ったおじいさん(彫刻)は、相性が悪いから止めなさいと忠告します。
そこへ絵の王様が登場して、羊飼いの娘に求愛しました。
悟朗さん、何気に素敵です。(笑)
おじいさんは、12時になったらこの場で結婚式だと宣言します。
時計は11時55分を指していました。

煙突掃除の青年は、王様にフルーツを投げつけると、娘と二人、手を取り合って逃げようとするのでした。でも、どこにも逃げ場はありません。
暖炉の真上にある絵の水がめを持った女性が笑います。
怒った王が銃を撃つと、かめが割れて、水が暖炉の火を消しました。
青年と娘はそこから外へ出て行きました。12時になっていました。

逃げた二人は煙突から外へ出ました。そして外の世界は美しいと感動します。
王様は、槐さんのおじいさんを馬から突き落として、その馬に乗り、絵の池の中に飛び込みました。
この騒ぎに目覚めた、本当の王様。
絵の王様が池から出てくるのを見て驚き、警察に出動命令を出すのでした。
絵の王様は、本物の王を落とし穴に落して、自分が本物の王と入れ替わってしまいました。
そして集まってきた警察に、青年と娘を捜す様に命令しました。
悟朗さんは、本物の王はややコミカルな演技です。絵の王はもう少し凛凛しい感じがしました。

夜が明けました。
青年と娘はまだ煙突の上にいました。
熊倉さんの小鳥達もすぐ側にいます。でも中の1羽がまた罠にかかって捕らえられてしまいました。青年は小鳥を助けてあげました。トリがお礼を言いました。

青年と娘を見かけた者は通報する様にと、村越さんのアナウンスが響き渡ります。
青年と娘の逃亡を助けるトリ。
そして困った時はトリさんと呼べば、すぐに現れると約束してくれました。
二人は首尾よく逃げ延び、警察は別の警官を間違え捕らえて、またまた王様の怒りを買ってしまいました。

王様のあらゆる彫刻が並ぶ美術館。そこへ紛れ込んだ二人でしたが、村越さんのアナウンスがまた響き渡り、番人に見つかってしまいました。
再びトリに助けられる二人です。
美術館の番人はしつこく二人を追いかけます。王様達も追い始めました。
悟朗さんは仰っていませんが、梶さんが「待て~!」と仰っています。(笑)

***

その2に続く


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