新造人間キャシャーン (1973年)
第9話 「戦火に響け協奏曲(コンチェルト)」
内海賢二さんのご冥福をお祈り致します。
内海さんと悟朗さんの御共演は数はあるのですが、個人的に「これは!」と思う物があまりありません。
ほとんどシリーズで共演されていなかったのだと思います。
(最初に浮かんだのが「プロデューサーズ」でした。(爆)
後は、「ベン・ハー」とか・・・。)
お二人がご出演で、多分一番有名なのは「キャシャーン」ではないかと思います。(??)
ブライキング・ボスとナレーションは、全話に登場するので(内海さんは全話にご登場だったと思うのですが、ちゃんと確認はしていません。)ランダムに第9話を選びました。
(単に森さんがゲストだったので良く覚えているのと、音楽の話で好きなエピソードだったので。笑)
悟朗さんのナレーション部分は、そのままご紹介します!
著作権侵害の意図はありません。
***
新造人間キャシャーン (1973年)
第9話 「戦火に響け協奏曲(コンチェルト)」
<キャスト>
キャシャーン:西川幾雄
ブライキングボス:内海賢二
ルナ:塚田恵美子
バラシン:立壁和也
サグレー:加藤修
マリーノ:森功至
モレーナ:岡本茉莉
音楽家:仲木隆司
ナレーター:納谷悟朗
***
いきなり激しい攻撃を受ける街です。
悟朗さんのナレーション
『全世界を、手中に収めようとするアンドロ軍団の攻撃は、日ごとに激しさを増し、新たな武器を備えて、世界の主要都市を次々と破壊して行った。
これに対し、各国の国防軍は、退却につぐ退却を重ね、人々は愛する町、愛する故郷を次々と捨てていった。』
ブライキング・ボス登場です!(ちょっと見難いですが。)
「次はクィーン市だ。ハハハ・・・。ヤルツェブラッキン!」(内海賢二)
人々が車や徒歩で逃げて行きます。
そこへ、逆に町へ入ろうとする若者。
「妹が俺の帰りを待っているんだ。」(森功至)
何としても帰ろうと決意している世界的指揮者のマリーノです。
悟朗さんのナレ
『クィーン市は音楽の都として、世界中の人々から親しまれ、愛されてきた町であった。
一流の音楽家になる為には、一度は、この町で修行しなければならないとさえ言われていた。
そのクィーン市が、アンドロ軍団の次の攻撃目標になっていたのである。』
*「クィーン市」なんて洒落ていますネ。(笑)
野外音楽堂で、ピアノを弾く盲目の少女モレーナを見つけたキャシャーン達。
そこへ兄のマリーノが帰って来てくれました。
兄妹の家で彼らの荷物を積み込み、二人を空港へ連れて行こうとするキャシャーン達ですが、モレーナは町に残ると言い出します。
ロボットの為に盲目になった彼女は、どこへ逃げても、もうピアノを弾く事は出来ない。
それなら愛する町に居たいと言います。
少女の気持ちを理解しながらも、やはり逃げるべきだと言うキャシャーン。
と、音楽堂からチェロを弾く音が聞こえてきました。
チェロ奏者。
少人数ながら、それを聴いている人達もいます。
どこへ逃げても同じ、それならこの町で・・・と思う音楽家と聴衆です。
「私達も残りましょう」と言うモリーナに同意するマリーノ。
キャシャーンは反対しますが、
「音楽を死ぬまで愛する、この素晴らしい人達の為に、俺も力を尽くしたい。」(森功至)
二人はこの町で演奏会を開く事にしました。
演奏家達がどんどん集まって来ます。
逃げようとしていた人達も、どうせ死ぬならモレーナのピアノを聴いて死んだ方が良いと、戻ってきました。
演奏会の事を知って、兵力を増大して攻め込もうとするブライキング・ボス。
「百獣の王ライオンは、ねずみ一匹にも全力を尽くすと言う。
一気にクィーン市を踏み潰すのだ。」(内海賢二)
<演奏会>
指揮:マリーノ
ピアノ:モレーナ
曲目:チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 第1楽章
ちゃんとフルオーケストラです。
この町にアンドロ軍団を入れないと言い、演奏が続く中、外で戦うキャシャーン達です。
戦闘シーンのBGMがクラシックです。
「銀河英雄伝説」が元祖の様な気がしますが、そのずっと以前にもちゃんとありました!(笑)
音楽が聞こえ続け、皆が逃げない事を知ったキャシャーンは、俺たちも戦うぞ、と頑張ります。
進行してくるアンドロ軍団。
「キャシャーンを踏み潰し、一気にクィーン市を叩き潰すのだ。」(内海賢二)
悟朗さんのナレ
『アンドロ軍団の大攻勢に、キャシャーンは苦戦した。
しかし、キャシャーンには、切り札の超破壊光線が、まだ残っていた。
だが、この超破壊光線は、蓄えた全エネルギーを、一瞬のうちに放出する為、キャシャーンにとって、非常に危険な武器である。
失敗は、死につながるのだ。』
本当にもの凄い破壊力の光線です。
これでアンドロ軍団を倒します。
そして、アンドロ軍団は退散。
演奏も無事終了して、キャシャーンを捜す兄妹。
悟朗さんのナレ
『音楽は、人々の胸に、勇気と、戦う力をよみがえらせたのである。
しかし、キャシャーンの働きは、人々に知られる事もなく、誰からの拍手もない。
モリーナとマリーノ、二人の、キャシャーンを捜し回る声だけが、いつまでも虚しく響いていた。
新造人間であることを隠し、その孤独な宿命を背負って、アンドロ軍団と戦うキャシャーン。
命を、熱く燃やし続けろ。
キャシャーンがやらねば、誰がやる』
***
内海さんの出番があまりなかったですが。(土下座)
愛と音楽が町を救いました。(と言うか、キャシャーンが救ったんですが。笑)
内海さんのブライキング・ボスは、一欠けらの感情も、同情もなくて、本当に凄いです。
***
ブライキング・ボスは、冷酷そのものでしたが、私が内海さんで一番懐かしいのは、実はサリーちゃんのパパです。(笑)
後は、「ルーシーショー」のムーニーさんとか。
面白い感じの演技もお手の物でいらっしゃいましたネ。
洋画の吹き替えは、ご本人はスティーブ・マックイーンがお好きだったそうですが(資料:ウィキ)、私はビクター・マチュアを真っ先に思い出します。
内海さん、沢山の作品を有難う御座いました。
***
内海さんのシトレ元帥の写真をこちらに載せています。(銀河英雄伝説)
興味のある方はご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31896768.html
オマケです。
http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31896789.html
第9話 「戦火に響け協奏曲(コンチェルト)」
内海賢二さんのご冥福をお祈り致します。
内海さんと悟朗さんの御共演は数はあるのですが、個人的に「これは!」と思う物があまりありません。
ほとんどシリーズで共演されていなかったのだと思います。
(最初に浮かんだのが「プロデューサーズ」でした。(爆)
後は、「ベン・ハー」とか・・・。)
お二人がご出演で、多分一番有名なのは「キャシャーン」ではないかと思います。(??)
ブライキング・ボスとナレーションは、全話に登場するので(内海さんは全話にご登場だったと思うのですが、ちゃんと確認はしていません。)ランダムに第9話を選びました。
(単に森さんがゲストだったので良く覚えているのと、音楽の話で好きなエピソードだったので。笑)
悟朗さんのナレーション部分は、そのままご紹介します!
著作権侵害の意図はありません。
***
新造人間キャシャーン (1973年)
第9話 「戦火に響け協奏曲(コンチェルト)」
<キャスト>
キャシャーン:西川幾雄
ブライキングボス:内海賢二
ルナ:塚田恵美子
バラシン:立壁和也
サグレー:加藤修
マリーノ:森功至
モレーナ:岡本茉莉
音楽家:仲木隆司
ナレーター:納谷悟朗
***
いきなり激しい攻撃を受ける街です。
悟朗さんのナレーション
『全世界を、手中に収めようとするアンドロ軍団の攻撃は、日ごとに激しさを増し、新たな武器を備えて、世界の主要都市を次々と破壊して行った。
これに対し、各国の国防軍は、退却につぐ退却を重ね、人々は愛する町、愛する故郷を次々と捨てていった。』
ブライキング・ボス登場です!(ちょっと見難いですが。)
「次はクィーン市だ。ハハハ・・・。ヤルツェブラッキン!」(内海賢二)
人々が車や徒歩で逃げて行きます。
そこへ、逆に町へ入ろうとする若者。
「妹が俺の帰りを待っているんだ。」(森功至)
何としても帰ろうと決意している世界的指揮者のマリーノです。
悟朗さんのナレ
『クィーン市は音楽の都として、世界中の人々から親しまれ、愛されてきた町であった。
一流の音楽家になる為には、一度は、この町で修行しなければならないとさえ言われていた。
そのクィーン市が、アンドロ軍団の次の攻撃目標になっていたのである。』
*「クィーン市」なんて洒落ていますネ。(笑)
野外音楽堂で、ピアノを弾く盲目の少女モレーナを見つけたキャシャーン達。
そこへ兄のマリーノが帰って来てくれました。
兄妹の家で彼らの荷物を積み込み、二人を空港へ連れて行こうとするキャシャーン達ですが、モレーナは町に残ると言い出します。
ロボットの為に盲目になった彼女は、どこへ逃げても、もうピアノを弾く事は出来ない。
それなら愛する町に居たいと言います。
少女の気持ちを理解しながらも、やはり逃げるべきだと言うキャシャーン。
と、音楽堂からチェロを弾く音が聞こえてきました。
チェロ奏者。
少人数ながら、それを聴いている人達もいます。
どこへ逃げても同じ、それならこの町で・・・と思う音楽家と聴衆です。
「私達も残りましょう」と言うモリーナに同意するマリーノ。
キャシャーンは反対しますが、
「音楽を死ぬまで愛する、この素晴らしい人達の為に、俺も力を尽くしたい。」(森功至)
二人はこの町で演奏会を開く事にしました。
演奏家達がどんどん集まって来ます。
逃げようとしていた人達も、どうせ死ぬならモレーナのピアノを聴いて死んだ方が良いと、戻ってきました。
演奏会の事を知って、兵力を増大して攻め込もうとするブライキング・ボス。
「百獣の王ライオンは、ねずみ一匹にも全力を尽くすと言う。
一気にクィーン市を踏み潰すのだ。」(内海賢二)
<演奏会>
指揮:マリーノ
ピアノ:モレーナ
曲目:チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 第1楽章
ちゃんとフルオーケストラです。
この町にアンドロ軍団を入れないと言い、演奏が続く中、外で戦うキャシャーン達です。
戦闘シーンのBGMがクラシックです。
「銀河英雄伝説」が元祖の様な気がしますが、そのずっと以前にもちゃんとありました!(笑)
音楽が聞こえ続け、皆が逃げない事を知ったキャシャーンは、俺たちも戦うぞ、と頑張ります。
進行してくるアンドロ軍団。
「キャシャーンを踏み潰し、一気にクィーン市を叩き潰すのだ。」(内海賢二)
悟朗さんのナレ
『アンドロ軍団の大攻勢に、キャシャーンは苦戦した。
しかし、キャシャーンには、切り札の超破壊光線が、まだ残っていた。
だが、この超破壊光線は、蓄えた全エネルギーを、一瞬のうちに放出する為、キャシャーンにとって、非常に危険な武器である。
失敗は、死につながるのだ。』
本当にもの凄い破壊力の光線です。
これでアンドロ軍団を倒します。
そして、アンドロ軍団は退散。
演奏も無事終了して、キャシャーンを捜す兄妹。
悟朗さんのナレ
『音楽は、人々の胸に、勇気と、戦う力をよみがえらせたのである。
しかし、キャシャーンの働きは、人々に知られる事もなく、誰からの拍手もない。
モリーナとマリーノ、二人の、キャシャーンを捜し回る声だけが、いつまでも虚しく響いていた。
新造人間であることを隠し、その孤独な宿命を背負って、アンドロ軍団と戦うキャシャーン。
命を、熱く燃やし続けろ。
キャシャーンがやらねば、誰がやる』
***
内海さんの出番があまりなかったですが。(土下座)
愛と音楽が町を救いました。(と言うか、キャシャーンが救ったんですが。笑)
内海さんのブライキング・ボスは、一欠けらの感情も、同情もなくて、本当に凄いです。
***
ブライキング・ボスは、冷酷そのものでしたが、私が内海さんで一番懐かしいのは、実はサリーちゃんのパパです。(笑)
後は、「ルーシーショー」のムーニーさんとか。
面白い感じの演技もお手の物でいらっしゃいましたネ。
洋画の吹き替えは、ご本人はスティーブ・マックイーンがお好きだったそうですが(資料:ウィキ)、私はビクター・マチュアを真っ先に思い出します。
内海さん、沢山の作品を有難う御座いました。
***
内海さんのシトレ元帥の写真をこちらに載せています。(銀河英雄伝説)
興味のある方はご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31896768.html
オマケです。
http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/31896789.html