▼ 先週は、小春日和が続いていた。
なのに、本市は総合病院とそれに準ずる病院の2つで、
クラスターが発生した。
学校でも、感染者が相次ぎ、
学級や学年、そして学校閉鎖にまで至っていた。
そして、今週は、2日連続で休みなく雪が降り、
ついには大雪警報まで発令された。
「コロナも怖い。雪も怖い!」の声が聞こえてきた。
さて、相変わらず『まん延防止』期間が継続中だ。
多くの飲食店は、酒類の提供を控えている。
公共施設も、市民以外の利用を禁止している。
だが、それ以外は、1人1人の感染防止努力に委ねている。
私には、そんな行政施策にしか思えない。
「じゃ、今できることは何?」と問われ、
専門家が口を揃えるのは、
「ワクチンのブースター接種!」である。
第5波の収束を振り返ってみると、
2回のワクチン接種率と連動していたように思う。
だから、私もブースター接種に期待している。
ところが、届いた接種券には、3月27日接種となっていた。
2回目から、丁度8ヶ月の日である。
「これじゃ、今できることは、待つことだけじゃん!」
フツフツと苛立ちがこみ上げてきた。
「こんな時は、うっぷん晴らし!」。
大雪前の快晴の日に、ゴルフバックを車に積んで出発。
練習場でクラブを握る。
まだまだ寒いが、
大型ファンから送られる暖かい風を感じながら、
3ヶ月ぶりにスイングする。
時々だが、乾いた音を残し、白球が大空へ飛んでいく。
それが何度か続くと、
コロナの規制や遅いワクチン接種の苛立ちも
一瞬だけ遠のいていく。
同時に、小さな我が家ニュースを思い出し、
明るい気持ちにもなった。
▼ 「つい先日、産まれたばかり!」。
そう思っていたい孫がもう1年生になり、
7歳の誕生日が近づいた。
もう2年も会えずにいるが、
バースディープレゼントのリクエストを尋ねてみた。
きっと親子で、思案したのだろう。
10日が過ぎてから、ようやくLINEでビデオ通話がきた。
スマホに写った孫は、
片手に学校から支給されたタブレットを持っていた。
そして、その画面にあるリュックのカタログを指さし、
「ジイジ、これをお願いします」と。
同じ形の色違いが、10個並んでいた。
「そのメーカーのその形がいいんだね?」
「うん、そう。これがいい。」
「わかった。色はどれにするの?」
孫は、タブレットをスライドさせ、
拡大したリュックを私に見せ、
「この色、ブルーがいい」。
「よくわかったよ。
じゃ、そのリュックを売っている会社のホームページ名を、
メールで送るようにって、パパに伝えて。」
「うん!」
テレビ通話が終わるとすぐ、その会社のHPを知らせるメールが届いた。
早速、販売メーカーのHPを開き、
孫のタブレットにあったリュックを探す。
同じ物を注文、支払い方法を確認、届け先を通知した。
誕生日の午前中に必着するようにも依頼した。
時間を待たずに、メーカーから注文受領のメールが届いた。
私は北海道伊達市、孫は千葉県船橋市、
そして、リュックのメーカーは大阪だ。
3つの遠隔地が瞬時に縮まり、
ダイレクトに思いがつながっていく。
昨今の便利さを、また1つ実感した時間だった。
高揚感があった。
▼ バースディープレゼントを通し、
「ますます暮らしは進化する」と思った矢先、
今度は、東京で暮らす長男から、珍しく電話があった。
長男とも久しく会っていない。
近況をやりとりした後、次のような依頼があった。
『これから仕事用のスーツを2,3着買いに行く。
1人で買うと、いつも同じようなものになる。
だから、店に行って、何着か候補を決めるから、
その中から、よさそうなものを選んでほしい。』
やけに嬉しかった。
快諾したものの、どうやって選ぶのか見当がつかなかった。
1時間後、LINEのビデオ通話が鳴った。
私のスマホに写ったのは、紳士服売り場だった。
「まず1着目はブラウン系にするんだけど、
一応候補の3着を着てみるから」。
店員さんに預けたスマホで、
試着した長男の上着姿が次々と映し出された。
「なるほど!」。
要領が理解できた。
私はそれを見ながら、
全身や後ろ姿など再度見たいところを写すよう、
リクエストする。
生地の折り方や柄のアップも求めた。
続いて、売り場の明かりが違う2カ所へ移って貰い、
最後の品定め。
「2着目は、紺色なんだけど」。
再び、3着を試着し、それを店員さんがスマホで写し、
映像を、北海道で私が批評する。
その後も、同じ手順で順調にスーツ選びは進んだ。
試着の合間に店員さんに訊いてみた。
「こんな買い方をする客って、他にいますか?」。
やや遠慮がちに店員さんは、
「写真を送って、選んでいたお客様はいました。
ビデオ通話のオンラインで買い物される方は、初めてですね」。
自宅にいながら、
東京の長男と一緒にするショッピングだった。
妙な気分と同時に、楽しくなった。
今度は、私が提案した。
「ついでにネクタイも買ったら・・。
選んでやるから、ネクタイ売り場へ行って・・・。」
スマホで店内を写しながら、
移動した長男が、次々とネクタイを写した。
私は、そこから数本を選び出し、吟味した。
そして、1本を選び長男に勧めた。
「1人なら、なかなか選べないものばかりだ。」
そう言って、長い長いテレビ通話は終わった。
暮らし方が進化すると、こんな楽しさがある。
この先も、きっとまだまだ面白いことが待っている。
そんな予感が・・・・。
我が家の2階 初めての雪庇
なのに、本市は総合病院とそれに準ずる病院の2つで、
クラスターが発生した。
学校でも、感染者が相次ぎ、
学級や学年、そして学校閉鎖にまで至っていた。
そして、今週は、2日連続で休みなく雪が降り、
ついには大雪警報まで発令された。
「コロナも怖い。雪も怖い!」の声が聞こえてきた。
さて、相変わらず『まん延防止』期間が継続中だ。
多くの飲食店は、酒類の提供を控えている。
公共施設も、市民以外の利用を禁止している。
だが、それ以外は、1人1人の感染防止努力に委ねている。
私には、そんな行政施策にしか思えない。
「じゃ、今できることは何?」と問われ、
専門家が口を揃えるのは、
「ワクチンのブースター接種!」である。
第5波の収束を振り返ってみると、
2回のワクチン接種率と連動していたように思う。
だから、私もブースター接種に期待している。
ところが、届いた接種券には、3月27日接種となっていた。
2回目から、丁度8ヶ月の日である。
「これじゃ、今できることは、待つことだけじゃん!」
フツフツと苛立ちがこみ上げてきた。
「こんな時は、うっぷん晴らし!」。
大雪前の快晴の日に、ゴルフバックを車に積んで出発。
練習場でクラブを握る。
まだまだ寒いが、
大型ファンから送られる暖かい風を感じながら、
3ヶ月ぶりにスイングする。
時々だが、乾いた音を残し、白球が大空へ飛んでいく。
それが何度か続くと、
コロナの規制や遅いワクチン接種の苛立ちも
一瞬だけ遠のいていく。
同時に、小さな我が家ニュースを思い出し、
明るい気持ちにもなった。
▼ 「つい先日、産まれたばかり!」。
そう思っていたい孫がもう1年生になり、
7歳の誕生日が近づいた。
もう2年も会えずにいるが、
バースディープレゼントのリクエストを尋ねてみた。
きっと親子で、思案したのだろう。
10日が過ぎてから、ようやくLINEでビデオ通話がきた。
スマホに写った孫は、
片手に学校から支給されたタブレットを持っていた。
そして、その画面にあるリュックのカタログを指さし、
「ジイジ、これをお願いします」と。
同じ形の色違いが、10個並んでいた。
「そのメーカーのその形がいいんだね?」
「うん、そう。これがいい。」
「わかった。色はどれにするの?」
孫は、タブレットをスライドさせ、
拡大したリュックを私に見せ、
「この色、ブルーがいい」。
「よくわかったよ。
じゃ、そのリュックを売っている会社のホームページ名を、
メールで送るようにって、パパに伝えて。」
「うん!」
テレビ通話が終わるとすぐ、その会社のHPを知らせるメールが届いた。
早速、販売メーカーのHPを開き、
孫のタブレットにあったリュックを探す。
同じ物を注文、支払い方法を確認、届け先を通知した。
誕生日の午前中に必着するようにも依頼した。
時間を待たずに、メーカーから注文受領のメールが届いた。
私は北海道伊達市、孫は千葉県船橋市、
そして、リュックのメーカーは大阪だ。
3つの遠隔地が瞬時に縮まり、
ダイレクトに思いがつながっていく。
昨今の便利さを、また1つ実感した時間だった。
高揚感があった。
▼ バースディープレゼントを通し、
「ますます暮らしは進化する」と思った矢先、
今度は、東京で暮らす長男から、珍しく電話があった。
長男とも久しく会っていない。
近況をやりとりした後、次のような依頼があった。
『これから仕事用のスーツを2,3着買いに行く。
1人で買うと、いつも同じようなものになる。
だから、店に行って、何着か候補を決めるから、
その中から、よさそうなものを選んでほしい。』
やけに嬉しかった。
快諾したものの、どうやって選ぶのか見当がつかなかった。
1時間後、LINEのビデオ通話が鳴った。
私のスマホに写ったのは、紳士服売り場だった。
「まず1着目はブラウン系にするんだけど、
一応候補の3着を着てみるから」。
店員さんに預けたスマホで、
試着した長男の上着姿が次々と映し出された。
「なるほど!」。
要領が理解できた。
私はそれを見ながら、
全身や後ろ姿など再度見たいところを写すよう、
リクエストする。
生地の折り方や柄のアップも求めた。
続いて、売り場の明かりが違う2カ所へ移って貰い、
最後の品定め。
「2着目は、紺色なんだけど」。
再び、3着を試着し、それを店員さんがスマホで写し、
映像を、北海道で私が批評する。
その後も、同じ手順で順調にスーツ選びは進んだ。
試着の合間に店員さんに訊いてみた。
「こんな買い方をする客って、他にいますか?」。
やや遠慮がちに店員さんは、
「写真を送って、選んでいたお客様はいました。
ビデオ通話のオンラインで買い物される方は、初めてですね」。
自宅にいながら、
東京の長男と一緒にするショッピングだった。
妙な気分と同時に、楽しくなった。
今度は、私が提案した。
「ついでにネクタイも買ったら・・。
選んでやるから、ネクタイ売り場へ行って・・・。」
スマホで店内を写しながら、
移動した長男が、次々とネクタイを写した。
私は、そこから数本を選び出し、吟味した。
そして、1本を選び長男に勧めた。
「1人なら、なかなか選べないものばかりだ。」
そう言って、長い長いテレビ通話は終わった。
暮らし方が進化すると、こんな楽しさがある。
この先も、きっとまだまだ面白いことが待っている。
そんな予感が・・・・。
我が家の2階 初めての雪庇
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