ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

犬吠埼灯台

2011年07月20日 | 銚子3塔
7月12日の火曜日、久し振りに犬吠埼灯台に登りました。灯台そのものは何度も訪れているのですが、上に登るのは、本当に何十年振りでした。

いつものように銚子電鉄で犬吠駅へ。今日の銚子電鉄はイオンラッピング電車でした。2両編成なので、ゆったりと座れます。



灯台へ向かう途中の景色を楽しみながら、犬吠埼マリンパークの売店へ。何か新しいグッズはないかと探してみました。特に目新しいグッズはないですね。絵はがき2枚と、「通行手形」を購入。



「犬吠埼の通行手形」鈴付きでかなり重量感があります。以前購入した気もするのですが・・・。


久し振りに、尾張穂草と佐藤春夫の文学碑を見学しました。マリンパーク駐車場に隣接した小高い丘の上にあります。


急な階段を登ると「水郷筑波国定公園 犬吠埼」の碑があります。その左側を少し進んだ所に尾張穂草の歌碑があります。



尾張穂草(本名・真之介)は銚子市出身の歌人。講談社の専務取締役でもありました。


こちらは昭和時代の絵はがきです。まだ、碑文の文字も鮮明ですね。「わかれても/故郷の海の/あゐいろが/目にあり秋よ/さびしくあるかな」



佐藤春夫の詩碑。「犬吠岬旅情のうた」昭和32年建立。「ここに来て/をみなにならひ/名も知らぬ草花をつむ/みづからの影踏むわれは/仰がねば/燈台の高きを知らず/波のうねうね/ふる里のそれには如かず/ただ思ふ/荒磯に生ひて/松のいろ錆びて黝きを/わが心錆びて黝きを」


詩碑をはめ込んだ自然石の向こうに犬吠埼灯台が見えます。

今日は良い天気です。燈台が青空に映えています。




いよいよ燈台に登ります。



階段は99段。それほどの段数ではありません。しかし、踊り場がなく休むことはできません。狭い螺旋状の階段をひたすら登っていきます。


階段の最後に外に出るためのはしご階段があります。そろそろと登っていきます。降りる時が怖そうです。

     長く連なる君ヶ浜海岸。

    銚子ポートタワーも遠くかすんで見えました。


とても風が強く、手すりにつかまりながら、景色を堪能しました。今、ここにいるのは私だけです。

              

チケットと一緒に買った燈台オリジナルグッズのピンバッチです。右側は以前購入したオリジナルピンバッチです。少し小さくなりましたね。

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