ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

好きな歌コレクション2 内藤洋子『雨の日には』

2010年12月28日 | 舟木一夫
内藤洋子さんの「雨の日には」、大好きな歌の一つです。「好きな歌コレクション」の第2回目として、この作品を取り上げました。最初に聴いたのは映画館のスクリーンに流れる歌声でした。
前回も書きましたが、病院でピンクのパラソルを回しながら歌うシーン、長い黒髪と屋上に干してある真っ白い布(細長いので包帯でしょうか)、それにパラソルのピンクが一体となって鮮やかに記憶に残っています。

シングルレコードが発売され、何度も聴きました。私は「白馬のルンナ」より「雨の日には」の方が好きでした。レコードのジャケットは、2枚折りダブルジャケット仕様です。

廃盤ブームの中で「白馬のルンナ/雨の日には」のシングルも再発されました。下のレコードジャケットは「雨の日には」をメインにしたジャケットです。

復刻盤のジャケットはオリジナルとデザインは同じですが、レコード番号が違っています。現在ではこちらの方が珍しいでしょうか。


昭和58年(1983年)5月 日本コロンビア AK-803
松山善三 作詩 船村徹 作曲

また、コロンビアのカラー・ポートレコードの「白馬のルンナ」もありました。これはリアルタイムで購入したものではなく、後でオークションで購入したものです。

   



そして平成9年(1997年)のビデオの発売。秋葉原まで買いに行き、『君に幸福を~センチメンタルボーイ』と2本を購入しました。

このビデオの音源をカセットテープに録音してサントラ盤を作ったり、舟木一夫さんのアルバム『その人は昔』と組み合わせて、内藤洋子さん出演のカセット『特別編集版 その人は昔』を作ったりもしていました。

最近になってYouTubeを知り、「雨の日には」も検索したのですが、ありませんでした。ところが昨年の7月頃でしょうか、いつものように検索をしていると、1件ヒットしました。急いで見てみると懐かしい「雨に日には」でした。レコードもビデオも持ってはいるのですが、やはりうれしいです。

YouTubeにアップしていただいている「雨の日には」です。

雨の日には

「白馬のルンナ/雨の日には」は平成8年(1996年)にCD化されています。

    
平成8年(1996年)9月21日 日本コロンビア CODA-1028

このCDシングルも発売を知ってすぐ購入しました。オリジナル・カラオケも入った優れものです。「この幻の名盤の制作者・栗山章が書き下した 傑作長編小説『白馬のルンナ』好評発売中 !!」とありますから、この小説の発売に合わせてCDの発売になったものと思われます。

栗山章氏はアルバム『その人は昔』の制作者で、舟木一夫さんのデビュー曲「高校三年生」の担当ディレクターでした。(舟木一夫『怪傑!!高校三年生』平成4年6月30日発行 近代映画社)

このCDシングルは現在では入手は難しいと思いますが、「白馬のルンナ」は多くの企画CDに収録されています。また、『その人は昔』の他の曲もCD化が進んでいますね。


「雨の日には」収録 日本コロンビア COCA-12364 平成7年(1995年)2月21日

このCDは「雨の日には」が収録されただけでもうれしいのですが、他にも酒井和歌子さん「青春通り」、本間千代子さん「若草の丘」、高田美和さん「十七才は一度だけ」、生田悦子さん「青い夢」など素敵な歌が収録されています。


「白馬のルンナ」「恋のホロッポ」収録 日本コロンビア COCP-30767 平成11年(1999年)12月18日

このCDには本当に驚きました。何と「恋のホロッポ」が収録されていたのです。おそらく数少ない内藤洋子さんの音源ということだと思うのですが、CDで「恋のホロッポ」が聴けるとは思ってもみませんでした。

そして、舟木一夫さんの6枚組CD『B面コレクション』に「今度の日曜日」が収録されました。舟木一夫さんの「心こめて愛する人へ/じっとしてると恋しい」は10枚組の歌手生活30周年記念『舟木一夫大全集 陽射し・旅人』に収録されていますから、『その人は昔』の6曲がすべてCD化されたことになります。


コロンビアミュージックエンターテインメント GES-31418~31423 平成17年(2005年) 

実は、大分前に『舟木一夫大全集』(1992年発売)を購入したことで満足して、舟木さんのコレクションは止まっていました。ところが、YouTubeの様々な曲を聴く内に、再び「舟木熱」がふつふつとわいてきて、『B面コレクション』の購入になったわけです。

そして、これだけでは満足できず、『A面コレクション』『思い出アルバム』も購入しました。


日本コロンビア GES-31336~31341 平成14年(2002年) 


コロンビアミュージックエンターテインメント GES-31582~31587 平成19年(2007年) 

これらのCD全集は通販限定商品で、コロンビアミュージックショップから購入しました。さらにシングル盤やシングルCDなども、またコレクションを始めました。

コロンビアさんには、ぜひ今度はオリジナルアルバムのコレクション全集を出して欲しいですね。CD化してもらいたいアルバムは『ワンダフル・ボーイ』や『宵待草 竹久夢二の郷愁』などたくさんあります。また『その人は昔』のCDは現在入手が難しくなっていますから、これもぜひ入れて欲しいです。

そして、できれば内藤洋子さんの「白馬のルンナ」「雨の日には」が聴けるサウンドトラック盤を新たに作成し、これも収録して欲しいですね。
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舟木一夫・内藤洋子『その人は昔』

2010年12月25日 | 舟木一夫

11月27日の土曜日、43年ぶりに映画館で『その人は昔』を観ることができました。もう観ることはできないかと思っていたので、本当にうれしかったです。

舟木一夫さんのファンであり、レコードも集めていたので、最初はレコードの『その人は昔』でした。昭和41年(1966年)11月の発売です。



アルバム『こころのステレオ その人は昔-東京の空の下で』 第21回芸術祭参加作品 ALS-5035 日本コロンビア 作・松山善三 音楽・船村徹 歌唱・舟木一夫

昭和41年の舟木一夫さんは8月にシングル「絶唱」を発売、9月17日には日活映画『絶唱』が封切られています。まさに絶頂期ですね。

このアルバム『その人は昔』は30ページの写真と詩で構成された物語で、その詩を舟木一夫さんの歌で綴っていきます。

映画『その人は昔』は、翌年の昭和42年(1967年)7月1日の封切りです。共演が内藤洋子さんであることを知った時は、何となくレコードのイメージと違うという感じでしたが、映画館で『その人は昔』を見終わった時は、すっかり内藤洋子さんの虜になっていました。

特に「雨の日には」を歌う内藤洋子さんの姿は忘れられません。ピンクのパラソルを持って病院の屋上でこの歌を歌う内藤洋子さん。風になびく黒髪と真っ白な包帯、それにピンクのパラソルが一つに溶け合って、記憶に焼き付いています。このシーンをもう一度観たいと、長い間願っていました。

映画の封切りにあわせ、2枚のシングルレコードが発売されました。
舟木一夫さんの歌う主題歌「心こめて愛する人へ/じっとしてると恋しい」と内藤洋子さんの歌う挿入歌「白馬のルンナ/雨の日には」です。


昭和42年(1967年)7月 日本コロンビア SAS-913
松山善三 作詩 船村徹 作曲
 
「じっとしてると恋しい」は特に好きな曲です。YouTubeにアップしていただいている「じっとしてると恋しい」です。

「じっとしてると恋しい」


昭和42年(1967年)7月 日本コロンビア SAS-939
松山善三 作詩 船村徹 作曲

「白馬のルンナ」はオールナイトニッポンで、斉藤安弘さんが1曲目によくかけていましたね。「雨の日には」は今もいちばん好きな曲の一つなので、また別に述べたいと思います。

昭和57年頃からでしょうか、「廃盤ブーム」がありましたね。「真夏の出来事」などとともに内藤洋子さんの「白馬のルンナ」もその中心となりました。そこからシングルレコードの復刻盤が各社から発売されました。

私はシングルレコードが好きだったので、できるだけ購入しました。ザ・ピーナッツ、伊東ゆかり、クレイジー・キャッツ、小林旭など、オリジナルのシングルを持っている麻丘めぐみさんなども購入しました。

コロンビアからはシングル3枚組で発売されました。内藤洋子さんの「白馬のルンナ」、酒井和歌子/江夏圭介さんの「大都会の恋人たち」が入っていました。そして、もう一枚のシングルレコード。

内藤洋子・舟木一夫「恋のホロッポ/今度の日曜日」です。復刻盤?このレコードはまったく記憶にありません。当時もいろいろ調べたのですがわかりませんでした。レコード番号からみても、この時が初めての発売だったのですね。とんでもない掘り出し物でした。この発売は本当にうれしかったです。


昭和58年(11983年)5月 日本コロンビア AK-804
松山善三 作詩 船村徹 作曲

YouTubeにアップしていただいている「恋のホロッポ」です。

「恋のホロッポ」

昭和63年(1988年)にはアルバム「その人は昔」がCD化されました。写真は掲載されず歌詞だけですが、それでもCD化は大歓迎でした。

 


昭和63年(1988年)11月21日 日本コロンビア 28CA-2684

そして平成9年(1997年)3月30日、ビデオ『その人は昔』が発売になりました。飛び上がって喜び、秋葉原まで買いに行ったのを覚えています。


このビデオによって、懐かしいシーンも観ることができるようになりました。昔映画館で観た時とは少し印象の違う場面もありました。特に「雨の日には」を歌うシーンはビデオでは少し物足りない感じでした。

長い年月の中で、想いだけが膨らみすぎたのかとも考えていたのですが、今回の上映を観て、昔と同じ感動を味わいました。また機会があれば何度でも観に行きたいです。

そして、ぜひDVDかブルーレイで発売していただきたいですね。

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『風のゆくえ』柏公演

2010年12月21日 | 西島三重子
12月19日の日曜日、柏市「Studio WUU」で行われた西島三重子さん今年最後のライブに行ってきました。右膝の具合は、まだ痛むものの、少しの距離なら松葉杖なしでも歩くことができるようになりました。

先日の東京公演は行けませんでしたが、今年最後のライブ、しかも千葉県でのライブです。千葉県でのライブは平成18年(2006年)茂原「ふぇるまぁた」でのライブ以来でしょうか。

鉄道では階段の上り下りができませんが、柏市なら銚子から自家用車で何とか行けそうです。数日前に参加する決心をして、計画を練りました。都会での運転には自信がないので、ナビ役の妻と二人での参加です。

国道356号から利根水郷ラインと、とにかくひたすら利根川に沿って走り、我孫子市に入ってからも6号~8号~16号、最後は51号線となるべく迷わない道を選びました。駐車場もライブ会場に近い柏市市営駐車場と決めて、何とか無事に到着しました。ここからライブ会場まではほんの数分です。

柏駅からも近い、プールドゥビル5階にライブハウス「Studio WUU」はあります。


1階エレベーター脇に本日のライブ案内の看板

5階でエレベーターから降りるとすぐライブ会場です。

今日のライブ案内が出ていました。


「Studio WUU」の入口です。

ステージ、けっこう広いです。

開演時間が近づいてきて、客席もほぼ埋まりました。


大きな拍手の中、西島三重子さんと平野融さんが舞台に上がり、本日のライブの始まりです。
今日の1曲目は「ジンライム」。京都公演以外では聴けなかった曲です。

東山湖のそばで西島三重子さんが面倒を見ていた猫、「すみれちゃん」が17日に亡くなったことに触れ、「ちょっとブルー」とのこと。そして「もし今日の進行中に何かあったらそれが原因と思って下さい」とのことでしたが、特に何事もなく歌い通しました。

次にギターを持って「ラブ・ソング」「千登勢橋」「泣かないわ」の3曲。一部でギターを持って3曲を歌うのは初めてです。

二部では「池上線」から「百万本のバラ」まで5曲をギターを持って歌いました。「SHADOW」「縁日」「Dear My Friend」、どの曲も素晴らしかったです。特に「縁日」は聴くたびごとにしっとりとしてくるようです。

アンコールではクリスマス近くなので「やさしくなれる季節だから」を聴きたいと切に願っていたのですが、やはりわかっていますね、ちゃんと歌っていただきました。うれしかったです。

柏ライブで歌われた曲のリストです。

 第一部
1.ジンライム(「さめないうちに・・・」)
2.ラブ・ソング(「シルエット」)
3.千登勢橋(「シルエット」)
4.泣かないわ(「SHADOW」)
5.エピローグ(「SHADOW」)
6.河は流れる(for.研ナオコ)
7.おひさまのたね(「夢のあとさき」)
8.Bon Courage~が・ん・ば・れ~(「ボン・クラージュ」)

 第二部
9.池上線(「風車」)
10.SHADOW(「SHADOW」)
11.縁日(新曲)
12.Dear My Friend(「夢のあとさき」)
13.百万本のバラ(加藤登紀子)
14.黄昏のビギン(水原弘~ちあきなおみ)
15.セ・シ・ボン(西島三重子さん訳詞)
16.スターダスト(西島三重子さん訳詞)

 アンコール
17.やさしくなれる季節だから(「つまんないものよ、私の心」)
 
 ※2、3、4、9、10、11、12、13の8曲が西島さんの弾き語りでした。

この日購入したCDです。

    『Spell-呪文-』テイチクエンタテインメント

このCDは「「西島三重子」自身の監修による選曲&リマスタリング、未発表写真に加え最新ライナー掲載。究極のベストコレクション。」です。
レコード会社を越えた選曲で全33曲を収録しています。今日のライブの曲では「千登勢橋」「泣かないわ」「河は流れる」「池上線」「やさしくなれる季節だから」の5曲を収録しています。

帰りは妻に運転してもらいました。「51号線」ならまっすぐ行けば佐原に着くはずと思い、最初はこれで少し走ったのですが、松戸から市川の方に行くようです。迷った末に国道16号に出て、東関道に乗って帰ってきました。

帰ってきてから調べてみてびっくり、あの「51号線」は国道51号ではなく、千葉県51号線だったのですね。
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西島三重子さんコンサートの予約

2010年12月17日 | 西島三重子
12月16日(木)、西島三重子さんのコンサートの予約が始まりました。「35周年ライブツアー『風のゆくえ』ファイナルコンサート」です。来年の4月16日の土曜日、会場は蒲田の「大田区民ホール・アプリコ」です。さっそく予約をしました。



コンサートは平成18年(2006年)5月20日の「デビュー30周年記念コンサート」(会場は四谷市民ホール)

翌平成19年(2007年)9月29日の「西島三重子コンサート『わすれもの』」(会場は同じく四谷市民ホール)

以来ですから、本当に久しぶりです。35周年ライブツアーのなかで、デビューから現在までのたくさんの曲を歌っていただきました。今回のコンサートではどんな曲が聴けるのでしょうか。(それまでに膝を治して階段を上がれるようにしないと・・・)

「あっと驚く大物ゲストの御二方」どなたでしょうか。歌っていただける○○さんは西島三重子さんが曲を提供したあの方でしょうか。トークのみの▽▽さんは俳優さん?それとも往年のアイドル歌手?う~ん気になります。(この辺の情報は西島さんのブログからです。)

コンサートのチラシには、池上駅でキャンペーンをしている西島三重子さんのデビュー当時の写真も載っていますね。

「・・・「池上線」という曲は歌手としての私を育ててくれた一曲でした。そんなファンの皆様や「池上線」への感謝の気持ちを込めて、35周年ツアーファイナルを池上線の終着駅である蒲田にて開催いたします。今の精一杯の西島三重子を聴きにいらしてください。」(西島三重子を応援して下さる皆様へ)

平成19年(2007年)12月16日には、東急電鉄「池上線」80周年を記念した『名曲池上線号』もありましたね。スタンプラリーで各商店街におじゃましたことがとても懐かしいです。

   

今回のコンサートは、大田区商店街連合会・品川区商店街連合会の後援、東急電鉄の協力のもとに行われるのですね。

蒲田は西島三重子さん提供曲のレコードを探しに、毎月のように訪れていた想い出の地でもあります。
あと4か月です。コンサート楽しみに待っています。

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K美術館-つりたくにこ展

2010年12月13日 | まんが
11月28日(日)、静岡県駿東郡清水町の『K美術館』に行ってきました。現在開催中の「「ガロ」の星 マンガ家 つりたくにこ展」を見学するためです。


つりたくにこは特に好きなまんが家ではないのですが、昔から気になっていた方です。『ガロ』の作品も読んでおり、単行本『六の宮姫子の悲劇』も購入しました。ただ私はどちらかというと『COM』派だったため、それほど熱心に読んではいませんでした。

また、若木書房の「ひまわりブック」を集めている中で、はざまくにこ名義の貸本を何冊か購入しています。

その後、中野「タコシェ」に行った時に偶然『彼方へ 未発表作品集』を見つけて購入、彼女の短かった一生を知ることとなりました。
最近発売された『フライト』も購入し、展覧会があるのならぜひ行きたいと思っており、バロン吉元先生の集まりに併せて訪問したわけです。


K美術館は新幹線三島駅からバスで約10分です。美術館のすぐ前に停まるバスもあるのですが、時間が合わず、少し離れた停留所に降りました。ここから歩いて5分程度です。





壁一面に原画が展示されています。


原画と印刷されたページを比べ見ることができます。


たくさんの『ガロ』が展示されています。自由に手に取り見ることができます。

『ガロ』昭和60年9月号、追悼号です。水木しげるさんの追悼文も掲載されていました。


今回の展示でいちばん惹かれた作品は「MONEY」です。特にその「目」が印象的でした。
つりたくにこ展は12月26日までの予定です。

K美術館は味戸ケイコさんのイラストと北一明さんの陶芸・書を常設展示しています。(企画展も含めて無料です!)味戸ケイコさんのイラストは佐々木好さんのレコードジャケットやさだまさしさんの「風見鶏」「私花集」のジャケットで親しんではいましたが、まとめて見学したのは初めてでした。

今回、K美術館を訪問したのはもう一つ目的がありました。
もう大分前になりますが、西島三重子さんのライブやコンサートの記録を作りたいと思い、ファンクラブの会長さんに資料の確認をしたことがあります。その時、昔からのファンの方から写しをいただいた資料があるということで、コピーをしてもらいました。それがK美術館館長の越沼正さんだったわけです。

これらの資料を私のホームページで使わせていただくことをお願いし、承諾していただきましたので、ライブ・コンサートの記録などで紹介してまいります。

さっそく一つ使わせていただきました。昭和52年のコンサートのチラシです。

西島三重子コンサート「時の流れに・・・」 
 
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