ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

西島三重子提供曲:その11 石川ひとみさん

2010年04月30日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第11回目は石川ひとみさんです。
石川ひとみさんは、最も多く西島三重子さんの曲を歌っている歌手です。提供曲が6曲、カバー曲が1曲の計7曲になります。
昭和53年から58年まで、5年間にわたって曲を提供しており、7曲の内4曲がシングルレコードです。

提供曲及びカバー曲の一覧は次の通りです。

・提供曲
「フェミニン」 作詞:三浦徳子  編曲:大村雅朗 
「あざやかな微笑」 作詞:森雪之丞  編曲:大村雅朗 
「サンシャイン・モーニング」 作詞:谷川夕里  編曲:大村雅朗 
「他人どうし」 作詞:浅野裕子  編曲:飛沢弘元 
「あなたの天使」 作詞:友井久美子  編曲:若草 恵 
「にわか雨」 作詞:岡田冨美子  編曲:松任谷正隆
・カバー曲 
「冬のかもめ」 作詞:康 珍化  編曲:鷺巣詩郎 

最初の提供曲「フェミニン」は、昭和53年に発売された石川ひとみさんのファースト・アルバム『くるみ割り人形』に収録されています。

昭和53年12月、キャニオンレコード 作詞:三浦徳子 編曲:大村雅朗

YouTubeの「フェミニン」です。

フェミニン

次の提供曲はシングルレコードの「あざやかな微笑」です。「右向け右」「くるみ割り人形」に続く、石川ひとみさん3枚目のシングルです。

昭和54年1月、キャニオンレコード 作詞:森雪之丞 編曲:大村雅朗

YouTubeの「あざやかな微笑」です。

あざやかな微笑

3番目の提供曲は「ミス・ファイン」とのカップリングで発売されたシングル「サンシャイン・モーニング」です。7枚目のシングルです。

昭和54年12月、キャニオンレコード 作詞:谷川夕里 編曲:大村雅朗

次の提供曲が「他人どうし」で、アルバム『まちぶせ』に収録されました。石川ひとみさん5枚目のアルバムになります。

昭和56年7月、キャニオンレコード 作詞:浅野裕子 編曲:飛沢弘元

5番目の提供曲が「あなたの天使」で、7枚目のアルバム『ジュ・テ-ム』に収録されました。

昭和57年6月、キャニオンレコード 作詞:友井久美子 編曲:若草 恵
 
YouTubeの「あなたの天使」です。

あなたの天使

最後の提供曲が「にわか雨」で、石川ひとみさん17枚目のシングルレコードになります。
 
昭和58年6月、キャニオンレコード 作詞:岡田冨美子 編曲:松任谷正隆
 
YouTubeの「にわか雨」です。

にわか雨

そして西島三重子さんの曲のカバーが「冬のかもめ」で、石川ひとみさん15枚目のシングルレコードです。

昭和57年9月、キャニオンレコード 作詞:康 珍化 編曲:鷺巣詩郎

西島三重子さんの「冬のかもめ」は「愛の行先」とカップリングで昭和55年に発売になりました。ワーナー・パイオニアでの最後のレコード(編集盤を除く)になります。

昭和55年8月25日 作詞:康 珍化 編曲:戸塚 修

西島三重子さんの「冬のかもめ」の演奏時間が3分45秒であるのに対して、石川ひとみさんは3分17秒と、だいぶアップテンポになっています。

また、ライブ盤『キャンパス・ライフ』には「あなたの天使」「冬のかもめ」の2曲が収録されています。

昭和58年1月、キャニオンレコード 

改めて提供・カバー曲を聴いてみると、門谷憲二さんの作詞が全くないことに驚きました。7曲全部作詞家は異なり、4人が女性です。
三浦徳子さん、谷川夕里さん、浅野裕子さん、岡田冨美子さんが、多彩な詞の世界を形作っています。

西島三重子さん提供曲以外で好きな歌は、「夢番地一丁目」など、どちらかというと「まちぶせ」より前の曲が好きですね。

石川ひとみさんはキャニオンレコードの「NAVレーベル」でデビューしました。このレーベルは木之内みどりさん、岡田奈々さん、三木聖子さんなどアイドル好きにとってはたまらないレーベルです。現在はなくなってしまったレーベルですが、キャニオンはCDでの再発に力を入れております。

石川ひとみさんのアルバムも、CDボックスの発売により、すべてのアルバムがCD化されました。他のレコード会社も、ぜひ見習って欲しいですね。



※ユーチューブで聴けなくなっている曲を削除しました。(2012.12.6)

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西島三重子提供曲:その10 河田よしみさん

2010年04月29日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第10回目は河田よしみさんです。
河田よしみさんへは「ハッピー・モーニング・ソング」「初恋はみのらない」の2曲を提供しています。
この2曲のカップリングでシングルレコードになっています。


「ハッピー・モーニング・ソング」 TBS系テレビ「世界の子供たち」主題歌 作詞:門谷憲二 編曲:若草 恵

「初恋はみのらない」 TBS系テレビ「世界の子供たち」主題歌 作詞:門谷憲二 編曲:若草 恵

YouTubeの「ハッピー・モーニング・ソング」「初恋はみのらない」です。

ハッピー・モーニング・ソング

初恋はみのらない

このレコードはおそらく、西島三重子さんの提供曲の中で、最も入手が困難なものの一つでしょう。
前ファンクラブの会報『イメージ通信』第3号でこの2曲の存在を知り、それから探し始めたのですが、入手できたのが2008年(平成20年)4月でした。『イメージ通信』の発行は1983年(昭和58年)ですから、探し始めてから25年後ということになります。

私は河田よしみさんを知らなかったため、最初は「男性歌手」を探していました。(河井拓実さんと混同していました)
蒲田の「えとせとらレコード」で「ママ・イッツ・タイム」というシングルを見つけ購入、やっと女性であることがわかりました。

余談ですが、蒲田の「えとせとらレコード」は本当にありがたかったですね。現在は販売店をだいぶ縮小したようですが、当時はシングル、アルバムとも量・質ともに充実していました。
『イメージ通信』で歌手名と曲名はわかっても、それがシングルなのかアルバムなのか、アルバムの場合、何というアルバムに収録されているのか全くわからず、EPやLPを一枚一枚確認し、コレクションしてきました。

今はパソコンとインターネットの普及により、かんたんに情報を得ることができるようになりましたが、自分の足で探したレコードは特別の愛着があります。
もっとも、河田よしみさんのレコードはヤフーオークションで購入したものですから、インターネットがなかったら、入手は難しかったでしょう。


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西島三重子提供曲:その9 狩人さん

2010年04月28日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第9回目は狩人です。
狩人へは提供曲が1曲、「日本海フェリー」です。さらに「池上線」をカバーしています。

「日本海フェリー」は「国道ささめ雪」とのカップリングで、シングルレコードで発売されました。

昭和53年10月、ワーナー・パイオニア 作詞:麻生香太郎 編曲:船山基紀 狩人6枚目のシングルです。

このシングルレコード発売より少し前の5月、狩人2枚目のアルバム『メモリアル』に「池上線」のカバーが収録されました。

YouTubeの狩人「池上線」です。

池上線

『メモリアル 狩人SECOND』
昭和53年5月、ワーナー・パイオニア 作詞:佐藤順英 編曲:宮川泰 
「やさしさと激しさを豊かなハーモニーにのせてどこまでも新鮮なデュオ狩人。時を越えジャンルを越えて生き続ける名曲を狩人が今見事によみがえらせてくれます。」(アルバム帯のキャッチコピー)

狩人の「池上線」は「池上線」カバーの中で、最も古いものだと思います。「池上線」のカバーを年代順にみると次のようになります。

・狩   人  1978年 5月 編曲:宮川 泰
・高山 厳  1984年 5月 編曲:馬飼野俊一
・祝 友子  1984年 5月 編曲:竜崎孝路
・森 昌子  1986年 1月 編曲:神保正明
・マルシア  1989年 2月 編曲:伊東雪彦
・ザ   ン  1992年 4月 編曲:山本健司
・水森かおり 2002年 7月 編曲:国生純一
・チェウニ  2002年10月 編曲:矢野立美

「池上線」のカバーについては、また別項で触れてみたいですね。なお、私のホームページに「池上線」をまとめたページがありますので、ご参照ください。

『池上線』コレクション

※ユーチューブで聴けなくなっている曲を削除しました。(2012.12.6)
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西島三重子提供曲:その8 アグネス・チャンさん

2010年04月27日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第8回目はアグネス・チャンさんです。
アグネス・チャンさんへの提供曲は「悲しみよこんにちは」「そよ風と私」の2曲です。
2曲ともアルバム『Happy Again』に収録されています。

昭和53年9月25日、ワーナー・パイオニア カナダ録音盤

アグネスがカナダ、トロント大学に編入学するために引退をしたのが昭和51年。トロント大学を卒業後、芸能界に復帰し最初のアルバムが『Happy Again』でした。
カナダ録音盤ということで、アルバム帯のキャッチコピーは「カナダのトロントで伸び伸びとうたったアグネス、あの明るい歌声が再び日本に戻って来ました。」です。
アグネス・チャン・オフィシャルサイトによると、昭和53年8月31日に日本武道館で復帰後初のコンサートを開催し、9月27日まで各地で「ハッピー・アゲイン」コンサートを開催して、カムバックしたということです。
 
YouTubeの「悲しみよこんにちは」です。

悲しみよこんにちは

「悲しみよこんにちは」は、これまでに西島三重子さんが2回セルフカバーをしています。最初のセルフカバーは、ライブアルバム『記憶の時間』でした。

昭和57年11月21日、テイチク・コンチネンタル。編曲は船山基紀さん。

この中で西島さんは「アグネス・チャンに憧れていて、昔ルイードでやってた頃に「雨やどり」なんていう曲を彼女のまねをして自分で作って歌ったこともあるんですけれども、念願かなって彼女に歌っていただいた歌です。」と言っています。

次のセルフカバーは『あの頃のこと・・・』で、これはスタジオ録音盤です。

平成12年2月2日、メディアリング。編曲は小倉超さん。

この解説では西島さんは「留学していたアグネス・チャンがカナダで歌を録音したアルバム『Happy Again』の為に書かせて頂いた曲。メロディーの中から彼女の声が聞こえてくような歌を・・・と思って作りましたが、いざ自分が歌うとなると、そのイメージを消すのが大変でした。」と記しています。

もう1曲の提供曲「そよ風と私」のYouTubeです。

そよ風と私

こちらも若々しい、素敵な曲ですね。まさにアグネス・チャンさんの声にぴったり、という感じです。「悲しみよこんにちは」だけでなく「そよ風と私」も一度西島三重子さんのセルフカバーを聴いてみたいですね。

「そよ風と私」はアグネスの『COUNTRY ROAD』にも収録されています。A面がカントリー曲、B面がアグネスのオリジナル曲を中心に構成されています。

昭和55年2月、SMSレコード

残念ながら、アルバム『Happy Again』はCD化されておりません。ぜひオリジナルアルバムのCD化をしていただきたいですね。


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西島三重子提供曲:その7 宮内淳さん

2010年04月26日 | 西島三重子
西島三重子さんの提供曲、第7回目は宮内淳さんです。
宮内淳さんへの提供は1曲、「秋の日のモノローグ」です。

「秋の日のモノローグ」はアルバム『宮内淳ファースト ひとりのメロディー』に収録されています。

昭和53年9月、キングレコード 作詞:東海林良 編曲:若草恵

昭和53年というと、宮内淳さんが「太陽にほえろ!」のボン刑事で活躍していたころですね。ちなみに『ひとりのメロディー』帯のキャッチコピーは、「今、女性の心を魅了する若きヒーロー・・・・・・宮内淳」です。

西島三重子さんの男性歌手への提供曲は、なぜか俳優さんが多いですね。他には

・岩城滉一さん
 「かなしみ遊戯」 昭和55年4月 作詞:松本隆

・中村雅俊さん
 「恋人よおやすみ」 昭和54年5月 作詞:門谷憲二
 「こんな悲しい夜には」 昭和54年5月 作詞:門谷憲二

・火野正平さん
 「・・・・さよなら」 昭和58年1月 作詞:火野正平
 「あいつ」 昭和58年1月 作詞:篠塚満由美 
 「夢模様」 昭和58年1月 作詞:篠塚満由美
 「生きてみるのもいいもんだ」 昭和58年10月 作詞:火野正平 

・三浦浩一さん
 「まぶしすぎる朝に」 昭和59年2月 作詞:松尾由起夫

など。作詞家は松本隆さん、篠塚満由美さんなど様々です。

※ユーチューブで聴けなくなっている曲を削除しました。(2012.12.6)
 
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