ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

西岸良平『夕焼けの詩』第66巻新発売

2019年08月31日 | 西岸良平
西岸良平先生の『夕焼けの詩 三丁目の夕日』第66巻が発売になりました。サブタイトルは「お絵描き歌」です。


ビッグコミックス 2019年9月4日初版第1刷発行

帯にあるように、約1年半ぶりの新刊です。

帯を外すと、先生のイラスト全体が現れます。このイラストは「お絵描き歌」のとびらイラストですが、カラー化のためでしょうか、微妙に違っています。


コミックス第66巻には、第961話「消えたカステラ」と第963話「三日坊主」から第976話「茶碗蒸し」まで全15話が収録されています。(コミックスには話数は記載されておりません。)

第65巻に収録されていなかった第961話「消えたカステラ」は、無事に第66巻に収録されました。

「三丁目の夕日」の最新話は、『ビッグコミックオリジナル』2019年16号掲載の、「夏の祈り」です。この作品は第994話になります。

ついに第1000話が見えてきましたね。今のペースで掲載が続くと、来年2月20日号(第4号)で達成でしょうか。楽しみに待っています。

「西岸良平まんが館」更新しました。

西岸良平まんが館


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野島埼灯台再訪

2019年08月27日 | 灯台
8月18日(日)、西島三重子さんのバースデイライブの翌日は野島埼灯台に行きました。何しろ暑いので、なるべく歩かなくても良い所を考えました。少し遠出したいけれど、タワーも灯台も結構歩きます。

野島埼灯台は同じ千葉県でも、銚子からは遠いです。車で行くしかほとんど方法がありません。そこで、東京から高速バスを使うルートを考えました。東京駅から安房白浜行きのバスが出ており、終点一つ手前の南海荘で下車すれば野島埼灯台は目の前です。

ライブ前日に高速バスの予約も済ませて、18日9時20分発の「なのはな7号」で出発しました。夏休み期間中の日曜日なので、満席になるのも覚悟していたのですが、それほどでもありませんでした。

残念だったのは、連日の猛暑でエアコンの効きが悪くなっており、全席カーテンが閉められていたことです。車窓からの景色を楽しみながら、とはなりませんでした。

無事に南海荘前に到着。野島埼灯台が見えます。






灯台に到着です。2月にも来ていますが、その時は改修中で中に入れませんでした。






構内に入るのは2013年10月以来です。6年ぶりですね。






受付で参観寄付金200円を渡し、見学記念券をいただきました。



6年前とは変わっています。こちらが2013年の見学記念券です。英語の表記が入り、裏面の説明が詳しくなっています。



パンフレットも新しくなっていました。


6年前のパンフレット


灯台資料館「きらりん館」を見学。今年の3月にリニューアル整備を行いました。前回とは展示方法が異なっていました。








烏帽子島灯台で使用されていたフレネル式不動レンズ





空撮の映像も流されています。




入口付近にあるヴェルニー像



暑いので、灯台には上りませんでした。入口付近で撮影









購入したグッズです。まず燈光会発行の野島埼灯台フォトカード



これは6年前と同じものでした。

この絵はがきを購入すると、燈光会の2019年カレンダーがもらえます。私は既に持ってるので辞退したところ、現在は販売していないグッズ等をいただくことができました。

船舶気象通報受信証


スタンプラリーのスタンプも無事に押印できました。青、赤2種類のスタンプがあります。



見学記念券をいただいたときに、もう1種類の見学記念券が目に留まり、聞いてみました。子供用の記念券とのこと。


現在、灯台参観は子供は無料なので、お子さんが見学するときに記念券はありません。そこで、残っている子供券を差し上げているとのことでした。これは素晴らしい試みですね。

デザインは2013年の記念券と同じで(子供)と記されています。2008年(平成20年)から子供の灯台参観は無料となっています。それまでは20円の寄付金でした。子供用の見学記念券があったなんて知りませんでした。新しい発見です。

南房総のパンフレットもいただきました。




見学を終え、帰ることにしましたが、大きな誤算がありました。地図に「白浜タクシー」と書かれていたので、灯台そばにタクシー会社があると考えていました。

銚子までの帰路、6年前は灯台から安房白浜のバスターミナルまで歩きました。10月でしたが疲れ果てたのを覚えています。

バスターミナルから千倉駅までバスで行き、鴨川、大網白里、成東、銚子と列車で帰りました。接続が悪くて待ち時間が長く、とても時間がかかりました。

今回、安房白浜から千葉行きの高速バスがあることを発見しました。「南総里見号」です。しかし、安房白浜からは本数が少なくて、13時58分発の次が16時18分です。野島埼でゆっくりして、16時過ぎの高速バスで千葉駅まで行く予定でした。

ところが、「白浜タクシー」がなくなっていました。歩くしか方法がありません。

普通なら安房白浜までは15分くらいとのことですが、私の足では30分はかかりそうです。しかも日陰のない炎天下です。休み休み、ペットボトルで体を冷やしながら歩きました。

何とかバスターミナルに辿り着くと、ちょうど13時58分の高速バスが出発したところでした。

結局、路線バスで館山駅に行き、館山駅から「南総里見号」で千葉駅に行きました。こちらは本数が多いのです。途中渋滞に巻き込まれるなどアクシデントもありましたが、予定時間より早く銚子に帰ってくることができました。やはり車でないと無理だと実感した灯台巡りでした。

ホームページ更新しました。

日本の参観灯台

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加奈崎芳太郎さん

2019年08月23日 | 西島三重子
西島三重子さんの「バースデイライブ2019」にゲスト出演した加奈崎芳太郎さん。西島三重子さんとの出会いは、1978年、3枚目のアルバム『かもめより白い心で・・』へのスタッフ参加でした。


次が1979年、加奈崎芳太郎さんのソロアルバム『愛がもしすべてなら・・・』に西島三重子さんが「王様たちの夜」を提供したこと。


そして2000年、西島三重子さんのアルバム『あの頃のこと・・・』収録のセルフカバー「王様たちの夜」への加奈崎芳太郎さんの Backing Vocal 参加でした。


もう一枚、関連作品がありました。


1998年、『つまんないものよ、私の心』です。「誰が私の夢の中にいたの?」に「語り・・・加奈崎芳太郎」として参加しています。リフレインにかぶせて(昼下がりの街)(立ち止まる二人)(ふるえる唇)など台詞がちりばめられています。

せっかくの加奈崎芳太郎さんとの共演だったので、この歌も演奏していただきたかったですね。

私が加奈崎芳太郎さんを知ったのはNHKのラジオでした。泉谷しげるの「帰り道」などと一緒に古井戸の「大雪の後で」が流されたように記憶しています。この時は泉谷しげるさんの「帰り道」に圧倒されました。こんな歌が日本にあるのか、といった感じでした。

当時のライブがCD化されています。



昭和47年(1972年)3月、古井戸のファーストアルバム『古井戸の世界』が発売になり、加奈崎さんの声に魅せられてしまいました。「窓の向こうは冬」が一番好きな歌でした。

2006年2月オリジナルアルバム4枚が紙ジャケットでCD化されました。





2005年12月には2枚組ライブCDも発売されています。


CBS/SONY時代のCD、初CDです。録音は1975年。デビューアルバムの3年後なんですね。


ワーナー・ミュージック時代の『ラスト・ステージ』。発売は1991年12月21日。


1993年9月フォーライフから発売された2枚組セレクション。


エレック時代の4枚のオリジナルアルバムから36曲がセレクトされています。このCDで「窓の向こうは冬」を聴くことができ、嬉しかったのを覚えています。


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西島三重子 Birthday Live 2019

2019年08月20日 | 西島三重子
8月17日(土)、ラドンナ原宿で西島三重子さんのバースデイライブがありました。2017年が最初で、今年は3回目になります。


チケットは先行予約してあったので、すでに届いています。



前2回のチケット



いつもは西島三重子さんのライブに合わせてタワーめぐりも計画するのですが、この暑さです。無理は止めて、午後の特急で東京に来ました。

宿泊は千代田線赤坂駅そばのホテルにして、スムーズに会場に行けるように計画しました。

東京駅から地下鉄丸ノ内線で赤坂見附駅へ。ここからだとホテルまでは10分以上歩くようなので、タクシーにしました。東京はタクシーの初乗り料金が410円とのことで、あまりの安さに驚きました。

ホテルで1時間ほど休んでから、千代田線の赤坂駅へ。徒歩で5分もかかりません。ラドンナ原宿の開場は6時ちょうど。5分ほど前に到着しました。







6時ちょうどに開場、受付を済ませて指定された席へ。いただいたパンフレットです。




開演時間の7時になり、「あと5分で開演です」とのアナウンス。

7時5分に開演。1曲目は「午前0時のシンデレラ」でした。演奏はこれまでと同じく、平野融さん、織原洋子さんです。

今年のバースデイライブも、これまでのライブであまり演奏しなかった曲を集めていただきました。2曲目が「あしたはとおせんぼ」、3曲目が「天体望遠鏡」でした。

昨年のバースデイライブは「SIESTA(真昼の夢)」「陽ざかりの午後」「想い出づくり」、一昨年は「星のTapestry」「孔雀の海」「夢の足跡」でした。ラドンナ原宿でのライブは、昔からのファンには本当に素敵な選曲になっています。

ラドンナ原宿は音響が素晴らしいので、始まるまでは気になっていた食事のカチャカチャという音もまったく気になりません。

猫のあんずちゃんの話や沼津での「古賀メロディー沼津音楽祭」の予選のテープ審査の話などを挟みながら、第1部は9曲の演奏でした。特に「かもめより白い心で」は平野さん、織原さんのコーラスも入り素敵でした。

第2部は8時25分から開演、スペシャルゲストのカナヤン、加奈崎芳太郎さんの登場です。

加奈崎芳太郎さんは、西島三重子さんの再出発となった3枚目のアルバム『かもめより白い心で・・』に、制作スタッフとして加わりました。作詞家の門谷憲二さんもこの時からスタッフとなっています。

西島三重子さんのセルフカバーを集めたアルバム『あの頃のこと・・・』には、提供曲「王様たちの夜」について、次のように記されています。

「私の3rdアルバム『かもめより白い心で・・・』の制作スタッフに参加してくれたフォークデュオ『古井戸』のボーカル、加奈崎芳太郎氏がソロ・アルバム『愛がもしすべてなら・・・』を製作した時に書かせて頂いた曲です。今回、このレコーディングに駆けつけてくれたカナヤンは、嬉しくなるくらいカッコ良く年を重ねて、益々気骨あるところを見せてくれました。」

第2部の最初の曲は「スパゲティ・ラグタイム」、グツグツコーラスが楽しかったです。次が「王様たちの夜」で、カナヤンがBacking Vocalでした。


『愛がもしすべてなら・・・』 1979.1 ワーナー・パイオニア


ワーナーミュージック・ジャパン 2012.5.23

続いて加奈崎芳太郎さんのコーナーで「さなえちゃん」「こどもたちのうた」「最後の誘惑」と3曲を披露しました。

第2部もふだん歌わない曲を歌っていただき、「恋遊び」や「一瞬の夏」を聞くことができました。両曲ともシングルで発売されています。


「恋遊び/Old Dancer」は1983年6月21日の発売で、作詩は松尾由起夫、編曲が井上鑑です。


「一瞬の夏/One O'clock Rhapsody」は1981年8月5日の発売で、「一瞬の夏」は作詩門谷憲二、編曲が星勝です。フジテレビ8月15日ドラマスペシャル「一死、大罪を謝す」主題歌でした。

この日のセットリストです。

 第一部

1.午前0時のシンデレラ(『IMAGE』)
2.あしたはとおせんぼ(『夢のあとさき』)
3.天体望遠鏡(『LOST HOUR』)
4.渚を走るDOLPHIN(『LOST HOUR』)
5.うぬぼれワルツ(for.木の実ナナ)
6.泣きたいほどの海(『水色の季節の風』)
7.池上線(『風車』)
8.かもめより白い心で(『かもめより白い心で・・』)
9.おひさまのたね(『夢のあとさき』)

 第二部

スペシャルゲスト 加奈崎芳太郎

10.スパゲティ・ラグタイム(『かもめより白い心で・・』)
11.王様たちの夜(『あの頃のこと』、for.加奈崎芳太郎)

 加奈崎芳太郎さんのコーナー
  ・さなえちゃん
  ・こどもたちのうた
  ・最後の誘惑

12.恋遊び(恋遊び/Old Dancer)
13.一瞬の夏(『一瞬の夏/One O'clock Rhapsody』)
14.Don't disturb(『つまんないものよ、私の心』)

 アンコール
15.サラベイ(『つまんないものよ、私の心』)

帰りに「ありがとうふじさん/こころのふるさと~富士山~」のシングルCDを購入し、サインをいただきました。


これまでのバースデイライブで購入したシングルCDです。



今回も「わたしが残していくもの/AZAMI」のシングルCDがあったので購入、サインは裏面にしていただきました。



次のライブは12月15日(日)、南青山マンダラです。

ホームページ更新しました。

水色の季節の風

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弧廻手形の歴史 その2

2019年08月17日 | 銚子電鉄

「弧廻手形」は、1993年(平成5年)の「銚子電鉄開通70周年記念」の一つとして販売開始されました。

「江戸時代をホウフツ
  スゴイ人気の「弧廻手形」
   一日中乗降し、タイ焼等のサービスも

 一日中、銚子電鉄全線の、どの駅で、何回乗ったり降りたりしても、料金は、すべて大人540円、子ども280円という一日フリー乗車券、名付けて弧廻手形(コマワリテガタ)は、つい最近銚子電鉄開通70周年記念として、銚鉄が始めた新企画で、これが大ヒット。利用者は連日百人ぐらい。
 江戸時代をホウフツとさせる「弧廻手形」というニックネームにしてからがいい。
 それにこの手形には、次のようなサービス券も付いているのも、人気のゆえん
▼銚子電鉄名物 観音駅のタイ焼一ぴきサービス
▼地球の丸く見える丘展望館割引券 入館料一割サービス
▼満願寺参拝券
▼銚子ポートタワー展望室割引入場券(一割引)
▼お食事割引券 犬吠駅チャイナムーンまたは電車レストラン「海鮮市場」の、どちらかに限り一割引」          平成5年8月8日 大衆日報 

この頃銚子電鉄は、定期券利用者の激減で、平成4年度には年間1億円近い赤字が生じており、その内8千2百万円あまりを国・県・市の補助金で賄っている状況でした。

しかし、国は経常収支の改善がみられないなどの理由から、銚子電鉄同様、欠損補助を受けている全国の中小私鉄十社に対し、欠損補助金の打ち切りの方針を示しており、そのうち2社がすでに補助を打ち切られていました。

有識者等からなる「銚子電気鉄道運行維持対策協議会」では、国・県に対して補助継続を強く要望するとともに、利用促進・増収対策を会社側に提言。この改善努力の一つとして弧廻手形が発行されました。

そして「1人でも多くの利用を」と銚子市民に呼びかけています。この時から十年以上後の新たな経営危機に対して、なるべく多く銚子電鉄に乗る活動は間違っていなかったと考えています。

私の持っている中で一番古いと思われる弧廻手形です。


使用日が入っていない古い弧廻手形は、どなたかにいただいたものかも知れません。

金額欄は空欄になっており、大人「600円」と手書きされています。記事を引用した大衆日報には当時の弧廻手形も掲載されており、デザインは同じでした。金額欄は空欄です。

記事には「大人540円」と記されているので、1993年(平成5年)当時の弧廻手形は「540円」と手書きされたものと思います。

銚子電鉄の銚子から外川までの運賃の推移について、白土貞夫著『岬へ行く電車』で確認して見ました。

昭和63年11月21日 250円
平成元年4月1日      270円
平成5年12月20日  300円
平成9年7月1日    310円

弧廻手形発行時の平成5年(1993年)の運賃は往復540円であったことがわかります。12月20日には300円に値上げされているので、金額欄が空欄なのは、値上げを見込んでのこととも考えられますね。

サービス券は「観音駅のタイ焼き1匹サービス券」、「地球の丸く見える丘展望館割引入館券(一割引)」、「満願寺参拝券」、「銚子ポートタワー展望室 割引入場券(一割引)」、「食在犬吠 お食事割引券」の5種類でした。

「銚子電鉄名物 観音駅のタイ焼き1匹サービス」は豪華ですね。

「お食事割引券」は「犬吠駅内チャイナムーン又は、電車レストラン「海鮮市場」のどちらかに限り一割引きいたします。」となっています。

犬吠駅2階の「チャイナムーン」は犬吠駅の新駅舎竣工に伴い開設されたもので、平成5年当時の広告では「飲茶・海鮮・酒家」となっています。電車レストラン「海鮮市場」については、他の記事に「駅前広場の海鮮市場」とありますから、駅舎を出て左側でしょうか。

記憶が曖昧ですが、「電車レストラン」は最初、駅前の道路を渡った線路際にあったような気がするのですが・・・

次の弧廻手形です。これはオークションで購入しました。使用日は平成7年(1995年)3月21日です。


大人600円、小児300円と印刷されています。サービス券は変わっていません。

次は平成8年(1996年)6月23日使用の弧廻手形です。


デザイン、サービス券等同じですが、「銚子電鉄名物」の隣に「犬吠駅のぬれせんべい1枚又は」のスタンプが押されています。

犬吠駅で「ぬれ煎餅」の売店を開業したのが平成7年9月なので、これに併せてせービスを増やしたのだと思います。

次は平成10年(1998年)2月3日使用の弧廻手形です。


運賃改定後で「大人620円、小児310円」になっています。

サービス券は内容に変わりはありませんが、銚子電鉄名物が「観音駅のタイ焼き1匹又は、笠上黒生駅か、犬吠駅の手焼きぬれ煎餅1枚、どちらか1点」とまとめられました。また「食在犬吠」のお食事割引券が犬吠駅内チャイナムーンのみになっています。

左下の電車の写真は、当初から犬吠埼灯台とデハ701で変わっていません。

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