ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

たかもちげん~南波省三時代

2024年06月07日 | たかもちげん

たかもちげん先生の南波省三時代の掲載雑誌を入手しました。『実話りっぷ』昭和54年4月号で、表紙を載せることも憚られるような成人誌です。

南波省三「四畳半源次物語 24 紅梅こわい」掲載です。

南波省三時代の最後の作品、これまで確認できていたのは『実話りっぷ』昭和54年2月号掲載の「四畳半源次物語 22 契約更改」でした。

2月号が最終ではなかったんですね。今回の4月号で連載終了となったのかについてもわかりません。もう少し連載が続いた可能性もありますね。

なお、同年10月には、潮社刊行の『月刊少年ワールド』10月号に、たかもちげんの名で「あいつは意地っぱり」を掲載、少年誌に進出しまています。これが「たかもちげん」のデビュー作です。

ホームページ、「南波省三時代」に今回の情報を加えました。

たかもちげん漫画館

 

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久しぶりの国会図書館

2023年08月29日 | たかもちげん

8月17日(木)、ラドンナ原宿で開催された西島三重子さんの2023年バースデイライブ、東京に宿泊するので、翌日はタワーめぐりを考えていました。

しかし、あまりにも暑いのでタワー訪塔はあきらめて、久しぶりに国会図書館に行くことにしました。

宿泊のホテルからは千代田線で一駅です。国会議事堂前駅で下車、帰りは丸ノ内線で東京駅に行くことができます。不安は地下鉄の駅から国会図書館まで12分程度歩くこと。心配はありましたが結局このルートを選びました。

歩き始めて後悔しました。けっこう遠いです。休み休み30分以上かけてやっと到着しました。元気な時代には何でもない距離だったんですが。

国会図書館に来た理由は、たかもちげん作品の初出調査です。可能な限り漫画雑誌を閲覧し、確認します。

最近また、たかもちげん先生の作品を読み返しており、ファンページの誤りも見つかっています。自分で作ったページですが、作成から時間が経っているので間違いの原因がわかりません。再調査が必要と判断しました。

今回は『漫画アクション』を中心に調査しました。作品は「百年の祭り」、「リストラマン太郎」、「聖なる者へ」の3作です。全作品の閲覧はできないので、掲載開始時と終了時を中心に調べました。

「百年の祭り」は平成3年の30号に「プロローグ」が掲載、43号から連載が始まったのはわかっています。これで掲載雑誌を特定できないのが、国会図書館調査の大変なところです。

国会図書館では雑誌を巻号と通巻号で管理しています。これには増刊なども含むため、少し広い範囲で雑誌を求めないと目的の号にたどり着けません。検索で巻号を推定し、利用申し込み、資料の到着に時間がかかるため、一日で確認できる冊数は限られます。

結果は、30号は第25巻第37号、43号は第25巻第54号でした。

「百年の祭り」で確認したい点がもう一つありました。雑誌掲載時のサブタイトルです。コミックスには「NO.1」のように話数しか入っていません。雑誌掲載時も当初はサブタイトルなしでした。

「NO.53 アジア主義の原点」など、途中からサブタイトルが入るようになり、最後の頃はREPORT.101[保子]のように「REPORT」が付く形になりました。

もしかすると以前調べたことがあったかもしれないのですが、今はまったく覚えていません。

また、「祝福王」についてファンページを確認したところ、「全編 講談社刊『コミックモーニング増刊』に掲載」となっていました。これは誤りです。増刊ではなく本誌掲載です。

幸い、ヤフオクで連載開始号を購入できたので、これは確かめることができました。

『週刊コミックモーニング』6月7日号 毎週木曜日発売 '90NO.25 平成2年6月7日発行 第9巻第32号 通巻400号 定価210円(本体204円)

表紙、裏表紙に記載された情報です。創刊400号だったんですね。

雑誌で読む醍醐味はカラーページです。巻頭4ページがカラーでした。

引き続き調査をしていきます。

 

 

 

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たかもちげん先生の写真

2023年08月11日 | たかもちげん

たかもちげん先生の写真入りの紹介がありました。これは珍しいですね。

『フライデーSPECIAL』1991年秋号、「世紀末ニッポンでジワジワ売れる「不可思議」 「宗教マンガ」の「教祖」たちが語る「深淵」」です。

『フライデーSPECIAL』10月15日増刊号 平成3年10月15日発行

取り上げられている作品は、「ゴッドハンド」能條純一、「祝福王」たかもちげん、「少年の国」井浦秀夫、「親鸞」バロン吉元(原案:山折哲雄)、「贖いの聖者」大塚英志原作(作画:白倉由美)の5作品です。

解説は呉智英氏です。

たかもちげん先生の『祝福王』は、『コミックモーニング』1990年25号から1992年8号まで連載されました。

コミックスはモーニングKCで全8巻で刊行され、2001年にはメディアファクトリーMF文庫から全4巻で刊行されています。文庫版の解説は呉智英氏でした。文庫版は電子書籍で読むことができます。

『フライデーSPECIAL』発行当時、たかもちげん先生は42歳でした。1991年は『週刊漫画アクション』で「百年の祭り」の連載も始めています。

1992年には『コミックニューマン』で「雲を履く」、『コミックアフタヌーン』で「チャイニーズ・エンゼル・カンパニー」、『ビッグコミック増刊号』で「やだね!」の連載と、活発な作品発表が続いていました。

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たかもちげん先生「おれは透明人間」

2023年08月09日 | たかもちげん

たかもちげん先生の南波省三時代の作品で注目しているのが、『ミスターマガジン』に掲載された「おれは透明人間」です。

『ミスターマガジン』といっても、講談社発行の青年誌ではなく、辰巳出版発行の成人誌です。

「おれは透明人間」は毎回5ページの作品で、全17回の連載であったと推定しています。私が持っているのは11冊です。作品掲載誌はあと6冊あると推定していますが、入手は困難ですね。気長に探すしか方法はありません。

『ミスターマガジン』、昭和51年10月号が最初の掲載だとおもいます。作品を目にする機会はないと思いますので、スキャンしてみました。紙質が悪く読みにくいですが、大体の感じはわかります。

連載2回目からは、「南波省三」ではなく「なんばしょうぞう」名義になっています。

最終回(?)が掲載されたには昭和53年2月号でした。この頃になると表紙の感じが大分変わっており、掲載しても大丈夫そうですね。

これからも南波省三作品を探してみたいと思います。

 

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たかもちげん先生~南波省三時代

2023年08月07日 | たかもちげん

たかもちげん先生が亡くなられてから、もう20年以上が経過しました。当然ながら新作品の発表はないわけで、コミックスに収録されていない作品の確認が、ファン活動の中心になりました。

『ビッグコミック』や『アクション』などのメジャー誌に掲載された作品は、国会図書館等で比較的簡単に調べることができました。しかし、南波省三時代、たかもちげん先生の下積み時代の作品は図書館に所蔵されていないので、なかなか見つけることができません。

『漫画ジャンボ』、『週間まる秘』、『週刊実話雑誌』、『実話リップ』などなど。これらの成人誌は目録も見当たらないので、古本屋やオークションを頼りに探してきました。

これまで確認できていた掲載誌は12誌でしたが、新たに『漫画ギャンブルパンチ』への作品掲載を確認しました。

「野球狂人の詩」14ページです。

『漫画ギャンブルパンチ』昭和51年9月号 竹書房

現時点での南波省三作品のまとめです。

南波省三の最初の作品掲載は『別冊土曜漫画コミック』でした。昭和48年8月17日号に、3作目にあたる「ガラスの英雄」を発表しています。本格的なアクション漫画でしたが、この1作で同誌への掲載は終了しました。

ほぼ同時期に、『漫画ジャンボ』に作品を掲載しています。

 
『漫画ジャンボ』昭和48年8月15日号 日本文華社
 

『漫画ジャンボ』は「野獣派劇画誌のパイオニア」が売りの成人誌で、同誌には昭和51年まで掲載を続けていました。作品のサブタイトルは「パロディ・コミック」「シニカル・コミック」「性狂育講座」などです。

確認できている南波省三時代の最後の作品は、『実話りっぷ』に連載された「四畳半源次物語」です。3ページの小編ですが、昭和54年2月号掲載の第22話「契約更改」まで確認できています。

まだ未確認の作品は多くあると思いますので、気長に探していきます。

まだ不十分ですが、久しぶりにホームページ改定しました。

たかもちげん漫画館



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