ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『全国タワー協議会』

2012年02月29日 | タワー
「全日本タワー協議会」のホームページによると、協議会の設立は昭和35年4月でした。現在の加盟タワーでこの時に営業を開始していたのは、名古屋テレビ塔、通天閣、札幌テレビ塔、東京タワーの4タワーです。

協議会発足時の加盟タワーは何塔だったのでしょうか。(ウェブ上で調査したところでは、3タワーで発足との情報もありましたが、確認できていません。)また、どのように加盟タワーが増えていったのでしょうか。

最近オークションで『全国タワー』の絵はがきセットを入手しました。当初この絵はがきセットを購入された方が「59.3.25」と記しているので、昭和59年(1984年)に入手したものと思います。セットの裏面は「全国タワー高さくらべ」でした。



発行元はHOBUNDOで全国タワー協議会監修です。当時は、協議会の名称は「全国タワー協議会」だったのですね。協議会発足時も「全国タワー協議会」だったのでしょうか。

収録されているタワーは9タワーです。



昭和29年 6月  名古屋テレビ塔
昭和31年10月  通天閣
昭和32年 8月  さっぽろテレビ塔
昭和33年12月  東京タワー
昭和36年 1月  横浜マリンタワー
昭和38年11月  神戸ポートタワー
昭和39年12月  五稜郭タワー
昭和39年12月  京都タワー
昭和41年11月  大阪タワー

昭和41年設立の大阪タワーも協議会加盟タワーであったことがわかります。

現在のタワー協議会加盟タワーの設立年月で見ると、昭和39年12月設立の京都タワーの次が、昭和61年6月の千葉ポートタワーになります。昭和40年代、50年代設立のタワーは1塔もありません。

このことから推測すると、この絵はがきセットは昭和59年頃の発売ですが、昭和40年代の全国タワー協議会も大差なかったのではと考えられます。協議会加盟タワーに限ってみると、タワーに動きが少なかった時代ということができるかも知れません。(後述しますが未加盟タワーに目を向けると状況は一変します。)

この次の時代の資料として、通天閣入口に掲げられている「全国タワー高さくらべ」のパネルがあります。

このパネルは、平成22年10月に訪塔した際に見つけました。この日は平日の午前中で、しかも大雨だったため通天閣もガラガラでした。通常は混んでいることが多いので、入口をゆっくり見たことはありませんでした。


通天閣入口の「全国タワー高さくらべ 全国タワー協議会加盟会社」のパネルです。作成の年代は記入されていません。しかし、平成元年3月開業の福岡タワーが入っており、同年7月開業の東山スカイタワーが入っていないことから、平成元年当時のものと考えられます。

13タワーが載っています。上記の昭和59年頃の加盟9タワー以後に加盟したのは、次の4タワーです。

昭和39年9月  東尋坊タワー
昭和61年6月  千葉ポートタワー
昭和63年3月  ゴールドタワー
平成 元年3月  福岡タワー

東尋坊タワーは昭和39年9月と設立は古いのですが、協議会加盟は遅かったようですね。なお、昭和32年5月設立の別府タワーの加盟はごく最近でした。大阪タワーはこの通天閣のパネルにも入っています。いつ頃退会されたのでしょうか。

現在のタワー協議会には昭和40年代、50年代に建設されたタワーがありません。しかし、日本全体のタワーを見ると、この時代にも多くのタワーが生まれています。その主体となったのが回転昇降式のタワーでした。

浅草のスペースタワーや銚子の犬吠埼スカイタワーなど多くのタワーが建設されました。そしてこれらのタワーはいずれも短命で、現在までにほとんどのタワーがなくなっています。これらのタワーは「全国タワー協議会」に加盟はしなかったのでしょうか。それとも大阪タワーのように加入後退会したタワーがあったのでしょうか。

「全日本タワー協議会」のホームページには、協議会設立の年月日しか乗っていません。ぜひ、簡単でも良いですから、協議会の歴史を記していただきたいですね。また、規約等も載せていただきたいです。

コメント

世界のタワー

2012年02月25日 | タワー
Amazonに予約してあった『世界のタワー』やっと届きました。実は22日に千葉に行ったので、そごうの三省堂書店を覗いてみたのですが、まったく普通に数冊が置いてありました。

三省堂で初めて書籍を見た感想は「ちっちゃい~」でした。ムックとまでは行かなくでも、もっと大きな判型を想像していました。もちろんAmazonにも「15.2×15.2cm」と商品の寸法が載っているので、勝手に思い込んでいた私が悪いのですが。


『世界のタワー ~Towers~』 2012年2月8日 初版第1刷発行 発行元:パイ インターナショナル 192ページ

編集は森山晋平、企画協力住吉佑太(アフロ)となっています。著者名はありません。写真集ですが、撮影者の名前も載っていません。

『世界の寺院』『世界のステンドグラス』『世界の衣装』など、パイ・ブックス『世界の~~』シリーズの1冊です。

写真はとても美しいです。タワーだけをアップにするよりも、風景の中のタワーをとらえた写真が多いです。タワーからの眺望の写真もあり、夜景の写真も多いです。

巻頭に「タワーって何だろう? 本書での定義」が載っているので引用します。

「タワー」と聞くと、日本人の多くは東京タワーや通天閣など、先端の尖った電波塔や展望塔をイメージするのではないでしょうか。しかし海外では、ウィリスタワーやローズタワーなど、超高層ビルも含めて「Tower」として認知されています。そこで本書では、電波塔、展望などから超高層ビルまで、空高くそびえ立つ世界各国の美しいタワーを紹介します。

「タワー」を広くとらえているということですね。

日本のタワーは17タワーが紹介されています。全日本タワー協議会加盟タワーが13、未加盟タワーが秋田ポートタワー・セリオン、水戸芸術館 塔、横浜ランドマークタワー、東京スカイツリーの4塔です。高さ100メートルを選定の基準にしているようですが、クロスランドタワー、東山スカイタワー、ツインアーチ138、空中庭園展望塔は掲載されていません。

タワー選定の基準は不明です。全体を網羅するという考えはないようですね。

巻末にインデックスがあり、これがサンプル写真付きでわかりやすいです。名称、高さ、所在地(都市名/国名)に加えてタワーの紹介がひとこと載っています。

「Story of Towers」と題するコラムが6項目掲載されています。「バベルの塔」やジョンとヨーコによる光の塔「イマジン・ピースタワー」などの紹介です。これも興味深いのですが、タワーの解説というものではありません。

このコラムでも「まるで空中船」と取り上げられている、シンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」。これが一番驚いたタワーでした。こんなタワー(建物)があったのか、という感じでした。もっと大きな判型で見たかったですね。

また、「ワシントン記念塔」も載っています。最初読んだ時には、これはモニュメントでいくら何でもタワーとは言えないだろうと思いました。ところが念のために調べてみると、「最上観覧階」があり、エレベーターで登れたのですね。まさにタワーです。

世界のタワー全体をまとめた本は、これが最初でしょうか。私が期待したタワーのデータはほとんど載っていませんが、この本にそれを求めるべきではないのでしょう。

それにしても、イカルス出版のムック『にっぽんタワーめぐり』のデータ量はすごいなぁと、改めて思います。姉妹編として、ぜひムック『世界タワーめぐり』を発行していただきたいですね。


コメント

すきな歌コレクション5~ピクニック『夢みるセニョリータ』

2012年02月23日 | 音楽
インターネットで捜し物をしていると思いがけない宝物に巡り会うことがあります。それは本や雑誌だったり、レコードやCDだったりします。

長い間探していた作品に出会えた時の喜びも格別ですが、まったく存在を知らなかった作品に巡り会うこともあります。

今回入手した、ピクニック『夢みるセニョリータ』もそんな一枚でした。


「夢みるセニョリータ/悲しき小雀」 昭和43年(1968年)4月 日本コロンビア LL-2131-H 

YouTubeにアップしていただいているオリジナル曲と英語での歌唱です。

夢みるセニョリータ CALLATE NIÑA

Hush Little Baby

悲しき小雀 NEGRA ESTRELLA

Tiny Sparrow

私がジャネットの存在を知ったのが2年前でした。それから主に輸入盤のレコードやCDを探して聴いていました。

そのなかにはピクニックのアルバムもありました。もちろん輸入盤です。日本盤が発売されているとは思ってもいませんでした。日本盤については、どこにもまとめた記事がないので、手探りの状態で探しています。

今のところ見つけることができて購入したのは次の2枚です。

まず、「あまのじゃく(日本語)/オイェ・ママ、オイェ・パパ」



ダブルジャケットのシングル盤です。ジャネットのソロとしてのデビュー曲で、日本盤は昭和47年(1972年)5月の発売です。

次はCDになります。

このCDは、「カラスの飼育」のカヒミ・カリーのカバーに併せた発売でしょうか。ジャネットのデビューアルバムから6曲を選曲しています。

「PORQUE TE VAS」のオリジナル発売に併せた日本盤のシングルレコード、または、映画「カラスの飼育」の上映に併せたレコードの発売はあったのでしょうか。

ジャネットのホームページにたどり着くことができました。スペイン語なので内容はよくわからないのですが、「MUSICA」のページはすごいです。全部で8枚のアルバムの全曲とシングルも聴くことができます。

オフィシャル・サイト

ソロのファーストアルバムも全曲聴くことができます。3曲目にはメラニーの「傷ついた小鳥」のカバー、6曲目に「Soy rebelde」が入っています。

傷ついた小鳥

気になったのが、シングル曲を集めたコーナーで、9枚18曲が収録されています。この最初の曲はBRENNER'S FOLKの「Clara llum」。これはジャネットがピクニックに入る前に結成していたグループなのでしょうか。それとも同じグループで、グループ名を変えたのでしょうか。スペイン語のわかる方に教えていただきたいですね。

Clara llum

もう1曲、「Little man from japan」という曲があります。実はYouTubeで聴いたことがあったのですが、曲調から別の「ジャネット」という歌手かと思っていました。シングルジャケットはジャネットが着物を着ています。1979年、ドイツのRCAから発売になったようです。

Little man from japan

わからないことがたくさんありますね。これからもレコードやCDを探すのが楽しみです。

コメント

2月18日、今日の銚子ポートタワー

2012年02月19日 | タワー
2月18日の土曜日、朝起きてみると庭が真っ白でした。銚子市の積雪は3センチとのこと。銚子はほとんど雪は降りません。雪が積もるのは何年ぶりでしょうか。

午後少し暖かくなってから、銚子ポートタワーに行って来ました。今日のポートタワーです。青空は広がっていますが、外はとても寒いです。





タワーの中は暖かいです。この後地球の丸く見える丘展望館にも行く予定なので、共通入館券を購入しました。



ホームページの更新はまだなのですが、昨年の2月くらいからパンフレット表紙の写真が少し変わっています。


タワーの東側、銚子漁港です。魚市場の屋根にはまだ白い雪が残っていました。まだ雲は厚いですね。


北西の方向、利根川と銚子大橋です。台地の上に何本も細い線のようなものが見えますが、これは、風力発電の風車です。銚子市の台地には風車が林立しています。


喫茶「カフェ・ド・マンボウ」でコーヒーを飲んでいると、目の前を白いものが横切っていきます。カモメにしては小さいし、なんだろうと思っている内に、ものすごい吹雪になりました。晴れていたのでもう雪はないと思っていました。



カモメたちにも雪が降り注いでいます。

外に出てみると、さきほどの青空とは打って変わって、空は一面の灰色でした。


ウオッセの方に回ってみました。まだ雪は降っていますが、青空も見えてきました。海の天気も変わりやすいですね。


そのまま、写真を撮りながらタワーの周辺を回って、駐車場に帰ってきました。








今度は地球の丸く見える丘展望館へ、こちらはまだ雪が残っています。ただ、先ほどの吹雪はなかったようです。局地的だったようですね。





展望館にも雪がかなり残っており、屋上の展望スペースには一部凍結している部分があるので、気をつけてくださいとの注意がありました。

展望スペースから見た犬吠埼灯台

こちらは銚子ポートタワーです。



コメント

『高階良子選集』第8巻新発売

2012年02月16日 | 高階良子
高階良子先生の『高階良子選集』第8集 [人形の囁き] が発売になりました。


ボニータ・コミックスα 平成24年2月29日初版発行

収録作品は「人形の囁き」「魔境の浮舟」「死は蜜の匂い」「終わりのない夜」の4作品です。

今回は「人形の囁き」に描き足しがされており、ラストに4ページが新たに加えられています。

オリジナルのコミックス収録は次の通りです。

「人形の囁き」

『バラ色の悲劇』に収録 ボニータ・コミックス 平成2年10月5日初版発行

「魔境の浮舟」

『魔境の浮舟』に収録 宙出版 ミッシィコミックスDX 平成8年1月10日初版第1刷発行

「死は蜜の匂い」

『海の城砦殺人事件』に収録 ボニータ・コミックスα 平成16年12月20日初版発行

「終わりのない夜」

『終わりのない夜』に収録 宙出版 ミッシィコミックスDX 平成10年3月10日初版第1刷発行

巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「オーストラリア旅行記 その2」、3ページです。

ホームページも更新しました。

『高階良子の部屋』



コメント