ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『単身花日』ドラマ化の対談収録

2023年12月01日 | まんが

小学館発行の『ビッグコミック』に「単身花日」の記事が掲載されました。

『ビッグコミック』11月10日号 2023年10月25日発行・発売 第56巻第25号

表紙は主人公桜木舜を演じる重岡大毅。武田花役の新木優子との対談3ページが、カラーページで収録されています。更にカラーページ1ページで、『単身花日』新装版全3巻の案内が載っています。

久しぶりにコミック雑誌を購入しました。蔵書数を増やさないために紙の雑誌の購入は止めているので、『ビッグコミック』の購入も本当に久しぶりです。

前回購入したのは2013年4月10日号で、編集部の「いわしげ孝氏の死を悼む」との追悼文の掲載号でした。

その少し前、2011年9月25日号の『ビッグコミック』です。この号から、いわしげ孝先生の『上京花日』の連載が再開しました。雑誌表紙にも「祝!連載再開カラー『上京花日』」の文字があります。

『ビッグコミック』2010年7月10日号で「作者急病のため」突然の休載となり、その後は「作者入院加療中のため休載です。」というお知らせが毎号載っていました。

早く続きを読みたいという気持ちと、病気の具合はどうなんだろうという気持ちで、月2回の『ビッグコミック』を待っていました。『ビッグコミック』は目次を最初に見るのが習慣になってしまいました。

それから10年以上の時が流れ、今また『ビッグコミック』を購入することに、感慨深いものを感じます。

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いわしげ孝『単身花日』テレビドラマ化

2023年10月28日 | まんが

録画してあった10月21日放送の「ザ・ニンチドショー」を見終わって、消そうとしたその時、次の番組予告がチラと映りました。番組名は「単身花日」とのこと。これは?

いわしげ孝先生のコミック『単身花日』と関係があるんだろうか?でもコミックは10年以上前の作品だし・・・ ということで、28日の番組案内を見てみました。原作:いわしげ孝とありました。間違いありません。

実は私は『単身花日』は読んでいません。他の作品はすべて愛読しているんですが。ただ、いわしげ孝先生の作品がドラマ化されたとなると、見過ごすわけにはいきません。なぜ『単身花日』なんでしょうか。花田貫太郎よりはテレビ向き?

2013年3月にいわしげ孝先生が逝去されてから、もう10年が経つんですね。

ブログ記事を振り返ってみました。

 2013年3月27日

3月6日(火)、漫画家のいわしげ孝先生が逝去されました。

3月10日発売の『ビッグコミック』(3月25日号)では「作者療養中につき休載」となっていたのですが、この時にはもう亡くなっていたのですね。

次の4月10日号の発売日が25日なので、発売を待って購入しました。編集部の「いわしげ孝氏の死を悼む」との追悼文が寄せられています。

連載中だった「上京花日」は、『ビッグコミック』平成22年7月10日号で「作者急病のため」突然の休載になり、1年以上「作者入院加療中のため休載」が続いていました。

それが、平成23年9月25日号で連載再開を果たし、内容的にも一応の区切りと思われるところまで描き進め、再び休載となりました。「上京花日」の新たな展開を楽しみに、連載再開を待っている日々でした。

編集部の追悼文です。

「・・・絶筆となった最後の回の絵は心なしか乱れているようにも感じます。それは残っていた力のかけらを拾い集めるようにして刻みつけた、漫画に対する氏の強い意志のように思えます。・・・」

享年58歳、早すぎます。残念です。ご冥福をお祈りいたします。

私が先生の作品に初めて接したのは再デビュー作の「忘れ雪」だと思います。この作品は『ぼっけもん』の第一話となっています。当初は不定期掲載でした。「ハングリー・ウィーク」の強烈さが記憶に残っています。

いわしげ孝先生のデビューは15歳の時、「ちいさな命」で『週刊少年ジャンプ』の新人漫画賞を受賞しました。(『週刊少年ジャンプ』昭和46年1号掲載)


続いて、「スクラップ」で第1回手塚賞佳作入選、「ブルースを歌う少女」で第2回手塚賞佳作入選に輝きます。

「ブルースを歌う少女」のとびらページです。

 

その後7年間は作品を発表せず、書店で働いていました。書店での勤務体験は「ぼっけもん」から「上京花日」まで先生の作品のなかで大きな位置を占めています。

各コミックス第1巻の表紙で、足跡を辿ってみます。


    昭和57年5月1日初版第1刷発行

    昭和61年2月1日初版第1刷発行

    昭和61年8月1日初版第1刷発行

    1989年(平成元年)3月1日初版第1刷発行

    1991年6月1日初版第1刷発行

    1992年12月1日初版第1刷発行

    1993年4月5日初版第1刷発行

    1994年4月1日初版第1刷発行

    1998年12月5日初版第1刷発行

    2003年7月23日第1刷発行

    2005年3月17日第1刷発行

『青春の門』の漫画化あたりから違和感を感じ始め、「単身花日」で完全に読まなくなり、コミックスも購入しませんでした。このまま離れることになるのかと思っていました。

そこへ「上京花日」の連載です。再び読み始め、当然コミックスも購入しました。

    2008年12月31日初版第1刷発行

コミックス未収録作品を集めて、作品集を出していただきたいですね。

ファンページは保存コーナーに入れて、更新はしないつもりでしたが、少し手を入れて、テレホンカードのコーナーも作りました。

 

 2013年11月1日

いわしげ孝先生の『上京花日』第7巻が発売になりました。コミックスの帯に記されているように、最終巻で遺作になります。

 

小学館ビッグコミックス 2013年11月4日初版第1刷発行

「・・・ご遺族の意向を尊重させて頂き、加筆修正はせず、
 病と闘いながら必死に描き続けた漫画を
 そのまま出版させて頂きました。」 とのことです。

巻末に「追悼いわしげ孝先生」として、片岡鶴太郎さんの特別インタビュー4ページが収録されています。(『ビッグコミック』2013.11.10号掲載)

また、特別収録作品「クズ鉄の街」「親父の目」「いつか親父になる日」の3編が収録されています。残念ながら初出のデータが掲載されていないのですが、絵柄から比較的最近の作品ではないかと思います。
※ウェブ上で探してみました。2006年から2008年にかけて『ヤングサンデー』に読み切りで掲載されたようです。(ブログ「情報中毒者、」など)

発売日は10月30日でした。すぐ近所の書店に買いに行ったのですが、置いてありませんでした。神栖市の書店に買いに行こうと考え、念のためにもう一度発売日を確かめていたら、なんとAmazonに予約注文してありました。すっかり忘れていました。

予約注文は発売日の翌日に届くので、昨日入手することができました。

このコミックスは『上京花日』の最終巻ではありますが、「最後の単行本」にしてもらいたくはないですね。まだコミックス未収録作品はたくさんあるので、ぜひ作品集の刊行をお願いしたいです。

 

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矢代まさこ先生ファンページ更新

2023年09月02日 | まんが

矢代まさこ先生のファンページを久しぶりに更新しました。

2011年1月に現在のレンタルサーバーに移転してから、手を加えていませんでした。タイトル等のロゴも表示されない状況が続いていました。

2021年12月にアップデイトする予定で手直しはしていたんですが、アップしないまま、また時が流れてしまいました。

先日やっと更新が終わりました。新しい情報はほとんどないのですが、「プロフィール」に『虹』の作者紹介を入れたり、「参考:エッセイ等」に『貸本マンガ研究』への寄稿やインタビューのデータも加えました。

次に、随分前に購入した本ですが、アップしていなかった2冊を今回アップしました。『COM』関連になります。

最初に『Spectator』第22号

発行 エディトリアル・デパートメント 2010年7月21日発行

『スペクテイター』、まったく知らない雑誌ですが、「証言構成『COM』の時代」の特集があったので購入しました。

矢代まさこ先生へのインタビュー6ページが掲載されています。

次に『COM 40年目の終刊号』です。

編者:霜月たかなか 朝日新聞出版 2011年9月30日 第一刷発行

カバーを外すとCOM全59冊の表紙が縮小されて掲載されています。

矢代まさこ先生のコミックエッセイ、4ページです。

他に、樹村みのり先生、もとやま礼子先生、芥真木先生のコミックエッセイも収録されています。

「COM関係者座談会」(2009年8月2日京都開催、2010年5月4日東京開催)にも出席されています。

ファンページ更新しました。

矢代まさこ漫画館

 

 

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代官山蔦屋書店『サブカル市』

2023年02月28日 | まんが

2月26日(日)の「サブカル市」、目的はバロン吉元先生のサイン会でしたが、他のイベントも少し見てきました。

腰と膝が不安なので、なるべく歩かないルートを検索、渋谷駅からバスが出ていることがわかりました。調べている内に、最近バス停の位置が変更になったことも把握できました。

渋谷駅周辺はまだ工事が続いており、事前に調べて行かなかったら、迷って相当に消耗していたと思います。ウェブ情報に感謝ですね。

「サブカル市」会場の蔦屋書店は、書店内も休憩所も人であふれていました。イベントに関係なく、日常的に混んでいるんでしょうね。

リイド社のトーチwebのブースへ

バロン吉元先生の『柔侠伝』、『画侠伝』も並んでいました。

「漫画くじ」をやっていました。700円でくじを引き、リイド社の本が当たります。普通では購入しない本に出会うことになるので興味深いです。

当たったのは、カシワイさんの『光と窓』でした。

初めて知る作家の、初めて見る本でした。やさしい絵柄ですね。これはゆっくりと時間をかけて読みたいです。

続いて青林工藝舎のブースへ。

こちらも初めて出会う作家ですが、「木版漫画集」に惹かれて購入しました。

この本もゆっくり味わって読みたいですね。

ウェブで購入すると必要な本しか購入しません。書店で本をあさるワクワク感を改めて感じました。(蔵書が増えるのは困るのですが・・・)

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うわさの姫子『藤原栄子まんが館』更新

2021年11月28日 | まんが
久しぶりに藤原栄子先生のファンページ『藤原栄子まんが館』を更新しました。前回の更新が2012年8月25日なので、実に10年ぶりの更新です。

きっかけは、『懐かしい70年代少女漫画』をAmazonで探している時に見つけた、この特集号です。



『学年誌メモリーズ 昭和の少女まんが』 小学館 2017年12月13日

てんとう虫コミックススペシャルとのこと。4年前に発売されているんですね。まったく知りませんでした。

コミック作品雑誌完全再現として、「おはよう! 姫子」2話、「うわさの姫子」1話が収録されています。更に「姫子ちゃんきせかえ」、「姫子ちゃんハウスバッグ」も巻頭に付録として付いています。

「うわさの姫子」シリーズは、『小学五年生』1974年(昭和49年)4月号の「とびだせ!姫子」から連載が始まり、1985年度(昭和60年度)まで連載されました。『小学五年生』を中心として『小学六年生』、『小学四年生』に掲載されています。

「おはよう!姫子」は1976年(昭和51年)の『小学一年生』3月号に初登場しました。4月からは『小学二年生』で連載が始まっています。進級に合わせた学年誌ならではの連載ですね。

その後『小学三年生』での連載も始まり、1979年度(昭和54年度)まで『小学二年生』で連載されました。1978年度(昭和53年度)は『小学一年生』から『小学六年生』まで、全6誌に姫子が掲載されていました。

連載が始まったとき、私はすでに社会人でしたから、リアルタイムではまったく読んでいません。藤原栄子先生を知ったきっかけは、「横山プロ」時代の作品からです。

「横山プロ」は横山まさみち先生のプロダクションで、バロン吉元先生を始め、たがわ靖之先生、左近寺諒先生などが所属していました。

このため、私のファンページも藤原栄子先生のデビュー時代から始まっています。

ホームページにグッズのコーナーも作りました。「姫子」のグッズはほとんど持っていません。

姫子の後日譚、『コミック・ゴン』の付録でした。



1980年(昭和55年)からは『小学三年生』などに「魔法少女ララベル」を掲載、これがアニメ化されたため、テレホンカードなどのグッズはララベル関係が多いです。



ララベルのレコード、カラー・ポート・レコードです。




日本コロンビア CH-209 P-80.11

藤原栄子まんが館


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