ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

昭和53年ABC会館ホールで西島三重子コンサート

2016年11月29日 | 西島三重子
西島三重子さんは、昭和53年(1978年)7月26日、ABC会館ホールでコンサートをしています。ファンクラブのライブ資料により、演奏曲目の一部はわかっています。

今回、オークションでコンサートのチラシを入手しました。



演奏曲や演奏メンバーが載っているのではないかと期待したのですが、残念ながら掲載されてはいませんでした。

ABC会館は東京港区芝公園2丁目にありました。開館は昭和51年(1976年)で、ホールは定員500名、音楽や演劇の他、講演会などにも使用されていました。平成16年(2004年)9月30日に閉館になっています。

西島三重子さんは、昭和53年(1978年)6月25日に3枚目のアルバム『かもめより白い心で・・』を発売していますから、このアルバム発売記念のコンサートだったのでしょうか。

ファンクラブのライブ資料による演奏曲目です。

1.のんだくれ(「風車」)
2.朝顔(しののめぐさ)(「さめないうちに・・・」)
3.池上線(「風車」)
4.口笛を吹かないで(「かもめより白い心で・・・」)
5.セレナーデ(「かもめより白い心で・・・」)
6.想い出づくり(「かもめより白い心で・・・」)
7.あなたの船(Early Times Strings Band、作曲:渡辺勝)
※ 加奈崎芳太郎登場、合宿の話、門谷憲二紹介
8.スパゲティ・ラグタイム(かもめより白い心で・・・」)
  (コーラス:加奈崎芳太郎)
9.流されて(for.園まり)
10.喜劇通り(「さめないうちに・・・」)
11.一文なしのジョニー(「かもめより白い心で・・・」)

コンサートが11曲ということはないでしょうから、実際にはあと数曲は歌われたのではないでしょうか。

西島三重子さんは、体調を崩し、このアルバム発売前に一時休業をしていました。『かもめより白い心で・・』は再出発のアルバムであり、ABC会館ホールでのコンサートも再出発のコンサートであったのだと思います。

そして、『かもめより白い心で・・』は発売元のワーナー・パイオニアにとっても、大変期待されたアルバムでした。プロモーション用アルバムが制作されています。



収録曲は、A面に『かもめより白い心で・・』から5曲、B面に『風車』『さめないうちに・・・』から6曲でした。



なお、10月25日に、テレビ朝日系ドラマ ポーラ名作劇場「みずきの花匂う時」の主題歌「想い出をふりかえらずに」が発売されています。


前記のプロモーション用アルバムに「想い出をふりかえらずに」を加えたアルバムが制作されています。



収録曲はA面が「想い出をふりかえらずに」を加えた6曲、B面は「のんだくれ」が加えられ7曲でした。ワーナーがいかに力を入れていたかがうかがえます。



ABC会館ホールでのコンサートに戻ると、もう一つ注目すべき点があります。それは「あなたの船」を歌っていることです。

「あなたの船」は元はちみつぱいの渡辺勝の作品です。どうして「あなたの船」を歌うことになったのか、平成22年(2010年)の関西ライブの時に西島三重子さんに質問してみました。答は「渡辺勝さんにバックをして頂いていた」ということでした。


渡辺勝さんの唄う「あなたの船」収録CDです。昭和52年(1977年)のライブ音源とのことです。

YouTubeにもありました。

渡辺勝 あなたの船


こちらは斉藤哲夫さんの「あなたの船」です。

斉藤哲夫-あなたの船


「あなたの船」は竹田裕美子さんに書かれた曲です。

アーリータイムス・ストリングス・バンド-あなたの船(竹田裕美子VO)




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大江恵『池上線』シングルCD発売

2016年11月26日 | 西島三重子
11月17日(木)、大江恵さんのシングルCD『池上線』が発売になりました。


amazon に予約してあったCDが届きました。

10月22日の土曜日、東急池上線久が原駅近くの「カフェ・ド・メル」で行われた「池上線シングル発売記念ライブ」で先行発売になり、入手はしていました。この時のサイン入りCDは保存版です。


シングルCD用のショートバージョンになっています。ちなみにアルバム収録の「池上線」は収録時間6分10秒、シングルは4分12秒です。

シングル盤の発売は平成15年(2003年)のチェウニ以来です。


CD「Tokyo・トーキョー・東京」収録 2002.10.23


CDシングル「池上線」 2003.03.26


CDシングル「池上線」 2003.03.26

高山巌の「池上線」もアルバムバージョンとシングルバージョンがあります。


EP「池上線」 1984.05.25


CD「高山巌ベスト」に収録 1995.11.25

昭和59年(1984年)にシングル盤が発売になり、10年後の平成7年(1995年)のベストCD制作時に新たにアルバムバージョンが録音されました。

シングル発売の1984年には、祝友子さんのEP「池上線」も発売になり、競作として話題になりました。


EP「池上線」 1984.05

西島三重子さんのシングル「池上線」の発売は昭和51年(1976年)なので、さらに10年近く前になります。


「池上線/ざわめきの外で」 1976.04.25

昭和62年(1987年)にシングルレコードが再発になっています。


「池上線/ざわめきの外で」 1987.08.05

また、昭和63年(1988年)にはシングルCDが発売されました。


「池上線/のんだくれ」 1988.08.25

大江恵さんのシングル「池上線」は、これらに続く「池上線」です。ぜひヒットしていただきたいですね。

ホームページ更新しました。

水色の季節の風




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渡辺學 生誕100年記念 海の自画像展

2016年11月21日 | 銚子

「生誕100年記念 渡辺學 海の自画像展」が11月9日(水)から17日(木)まで、銚子市市民センターで開催されました。

 


私は11月9日(水)の初日に行って来ました。市民センターに来るのは久し振りです。

 

 


当日いただいたチラシです。


内容は絵画のほか、絵本の挿画などの展示やアトリエの仕事場の再現など充実していました。

市民センターには渡辺學、浜口陽三の常設展示室があります。二人とも銚子市の出身です。常設展も見学してきました。

平成15年(2003年)には、「銚子市制施行70周年記念イベント」として『浜口陽三・渡辺學作品展覧会』が同じ市民センターホールで開催されました。

 


翌年の平成16年(2004年)には、千葉県立美術館で企画展が開催されています。

開館30周年記念企画展『漁民を描く 渡辺學の世界』です。これは本当にすばらしい展覧会でした。

 


銚子市に暮らしていると、渡辺學氏の作品に出会うことは多いです。私がいちばん先に見たのは、当時健在であった喫茶店『菊屋』さんだったのではないかと思います。

それにしても、これほど網羅された作品に触れるのは初めてでした。

チケットの半券です。


当日いただいた年譜と出品作品が印刷されたチラシです。

 


図録も発行されました。


作品のポストカードもありました。

 

 

 


銚子市民としてうれしかったのは、「いいっぺ! 銚子-銚子百選-」が関連展示として行われたことです。

 


これは「渡辺學が生まれ育ち、作品の舞台とした、銚子の風土や文化をパネルや実物で紹介」するものでした。

 



渡辺學挿画の絵本も多く出版されています。これは比較的簡単に入手できるので、何冊か持っています。

テレホンカードはないだろうと思っていたのですが、何とありました。


『マリンフェスティバルちょうし』(1986年)のテレホンカードに、「投網持つ人」が使われていました。

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『高階良子新選集』第3巻新発売

2016年11月19日 | 高階良子
11月16日の水曜日、『高階良子新選集』第3巻が発売になりました。この日はちょうど千葉市に行ったので、三省堂書店で購入することができました。


ボニータ・コミックス・アルファ 平成28年11月25日 初版発行

収録作品は「悪魔たちの巣 3」と「白い銀河鉄道」「地獄のマリア」の3作品です。コミックスカバー折り返しの言葉は、

「今回の描き足しは/「悪魔たちの・・・」に集中させました。/極端に古いものには基本、/手はつけません。/というか、読み返すのが苦痛というのが/正直な気持ち。」

「悪魔たちの巣」の収録は、第六話「ラスト・バタリオン」、第七話「獣道は終わらない」の2作品です。

初出は『新選集』第3巻によると、平成3年『ミステリーボニータ』No.21、「ボニータ」4/15増刊号、平成4年『ミステリーボニータ』No.27、「ボニータ」3/20増刊号でした。

これは、『ミステリーボニータ』No.21が、『ボニータ』の4/15増刊号ということだと思います。最初見た時には2誌に掲載されたのかと思い、リストが間違っていたと焦りました。

と言うのも、今回収録されなかった「ラスト・バタリオン2」が『ミステリーボニータ』No.23(『ボニータ』7月20日増刊号)に掲載されているからです。今回の『新選集』には当然2話がまとめて収録されているものと考えていました。

なぜ「ラスト・バタリオン2」が収録されなかったのか。もちろん明確な理由はわかりませんが、おそらく「回想」の部分があるため、物語の進行上組み替えた方が良いと判断されたのではないでしょうか。

「悪魔たちの巣」は、今回の『新選集』で再編成されていると考えられます。今後物語がどう展開(再編)していくのか、楽しみです。

オリジナルコミックスへの収録は『悪魔たちの巣』第3巻、第5巻でした。


ボニータ・コミックス 平成3年6月25日 初版発行


ボニータ・コミックス 平成6年1月10日 初版発行

『新選集』第2巻のブログで「オリジナルコミックスには話数は付されておりませんでした。」と記したのですが、「獣道は終わらない」は第10話となっています。第5巻から話数が入りました。

「白い銀河鉄道」の初出は、『なかよし』昭和53年9月号増刊で、オリジナルコミックスへの収録は『白い蝶の伝説』でした。


ボニータ・コミックス 昭和57年10月10日 初版発行

「地獄のマリア」の初出は『別冊ビバプリンセス』昭和61年冬季号、オリジナルコミックスへの収録は『蜜の森』でした。


プリンセス・コミックス 昭和61年4月1日 初版発行

巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「ちょっと不思議な危機一髪 その3」、4ページです。

『ミステリーボニータ』12月号が発売になっています。


「よろず幻夜館」第13話「幸せの宝箱」30ページ掲載です。最終回まであと3話! 次号に続きます。

ホームページ更新しました。

『高階良子の部屋』

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千葉ポートタワーのパンフレット

2016年11月15日 | タワー
11月13日の日曜日、千葉ポートタワーに行って来ました。

この日は犬吠埼灯台で「灯台の日」関連のイベントがあり、このイベントを中心にして、市内で過ごす予定でした。しかし、先日の TOWER FANTASIA さんのツイートで千葉ポートタワーの「パンフレット展」を知り、急遽訪塔を決めました。

午前中は犬吠埼灯台へ行き、午後千葉ポートタワーに向かいました。

快晴です。ポートタワー前の広場にもたくさんの人がいました。


20タワーズコーナーは健在です。


千葉ポートタワー開館30周年「パンフレット展」は、以前トークショーが行われたイベントコーナーと思っていたのですが、違いました。しばらく探していると、入口を入って右手のスペースにありました。



考えていたより、ずっと小さなスペースでした。

これまでのパンフレットが掲示されています。タワーパンフレットマニア?としては、これほどうれしいことはありません。しばらく眺めていました。






ポートタワー建設時の写真や入館券、テレホンカードの展示もありました。






この日のチケットとパンフレットです。



展望室に来ました。


快晴のはずなのに、気温が高いためでしょうか、視界は悪いです。



タワーの影は・・・、できていましたが、位置が良くありません。建物にかかっています。



2時16分ころ、3階の展望レストラン「シーガルキッチン」で食事をしようとしたらクローズになっていました。ランチタイムは2時15分までに入らないとダメなんですね。

やむを得ず、1階のポートショップで弁当を買おうとしたら、こちらも売り切れでした。


ポートタワーが描かれた「いちごみるくクランチ」があったので購入しました。


入館前に気になったパンフレットです。「パークトレイン」です。


これは面白そうなので、乗ってみることにしました。3時の便に乗りましたが、すぐに満席になってしまいました。


15分から20分かけて、ゆっくりゆっくりポートパークを巡ります。途中でポートタワーの写真を撮ることもできました。すばらしかったです。







土日、祝日だけの営業ですが、大人気のようですね。


最後に「パンフレット展」についての感想です。

開館時のパンフレットなど、持っていないパンフレットが2種類ありました。なんとか入手したいです。

千葉ポートタワーのパンフレットはこれですべてではなく、まだあるはずです。私が持っている大型のパンフレットも抜けていました。

パネル掲示では難しいとは思いますが、写真ではなく現物のパンフレットを掲示していただきたかったです。

表紙が同じでも、内容が変わっているパンフレットもあります。現在のパンフレットも登場したのは昨年なので、館内のリニューアルによって内容が一部変わっています。残部があるようなら並べて展示するのも面白いのでは。(私だけですね、きっと)

なお、展示は2階エレベーターホールに移動して、12月27日まで続けられるようです。

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