みなもと太郎先生関連で、もう一冊入手できた資料があります。
令和2年、鈴鹿市で開催された「大黒屋光太夫と『風雲児たち』」展の解説図録です。三重県鈴鹿市にある「大黒屋光太夫記念館」の開館15周年記念特別展でした。
開会中に行くことができなかったので、図録があるなら入手したいと考えていました。運良くメルカリに出品され、入手することができました。
図録には『風雲児たち』の原画がたくさん収録されています。大黒屋光太夫記念館にもいつか行ってみたいですね。
図録ではワイド版『風雲児たち』が紹介されていますが、ここでは潮出版社の希望コミックス版で、大黒屋光太夫の物語を振り返ってみました。
第九巻 希望コミックス131 昭和60年5月1日発行
第十巻 希望コミックス140 昭和60年10月30日発行
第十二巻 希望コミックス158 昭和61年11月20日発行
第十三巻 希望コミックス164 昭和62年6月10日発行
第十四巻 希望コミックス171 昭和62年12月10日発行
第十五巻 希望コミックス178 昭和63年6月15日発行
第十六巻 希望コミックス184 平成元年3月20日発行
第9巻第5章「彦九郎運動する」の嵐の場面から始まり、第6章「漂流者たち」に続いていきます。
大黒屋光太夫の物語は、その他の物語の間を縫うように続いていき、最後は第16巻第6章「おらんだ正月」でした。なお、第11巻には収録はありません。
掲載誌は『月刊コミックトム』で、「彦九郎運動する」は昭和59年(1984年)10月号に、最終話の「おらんだ正月」は昭和64年(1989年)1月号に掲載されました。
『風雲児たち』の大黒屋光太夫のエピソードを原作として、令和元年(2019年)6月、『三谷かぶき 月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)』として歌舞伎にもなっています。
「みなもと太郎まんが館」更新しました。