映画監督の岡本喜八さんが亡くなりました。大好きな監督の一人でした。娯楽アクション映画を撮らせたら日本映画の中では屈指の職人だったと思います。岡本監督といえば忘れることができないのは1959年に作られた「独立愚連隊」です。北支戦線を舞台に西部劇タッチで描いたアクション映画で、当時はまだハリウッド西部劇全盛の時代でしたが、日本でもこんなに面白い映画が作れるんだと感動した記憶があります。またこの映画で一躍スターダムに駆け上った佐藤允は、和製リチャード・ウィドマークといわれていたことを思い出します。昨年、最後の作品となった「助太刀屋助六」を観ましたが、まだまだ旺盛な製作意欲を感じていたばかりでしたので残念です。
心よりご冥福をお祈り致します。合掌。
心よりご冥福をお祈り致します。合掌。