徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

アポカリプト

2007-06-13 08:47:43 | 映画
 昨日は試写会に行った。見たのはメル・ギブソン監督の「アポカリプト」。マヤ文明の時代のジャングルを舞台にしたアクション映画だ。アメリカ国内では結構ヒットしているようだが、ハッキリ言って、ハリウッドがいかにダメになったかを証明するような作品。映画のコピーでは、マヤ文明の崩壊前夜を描くなどと、もったいを付けているが、メル・ギブソンは要するに一風変わったアクションを撮りたかったんだろう。スプラッター映画が趣味の人にはいいかもしれないが、展開は読めるし、こけおどしの音楽も度重なればまたかの感じだし・・・。こんな強い刺激ばかりを求める映画が多くなっているが、この先ますますエスカレートしていくのだろうか。同じマヤ文明の時代を描いた映画でも、ユル・ブリナーやジョージ・チャキリスが出た「太陽の帝王(1963)」の方が、まだロマンがあってましだった。ところで主人公一家のエピソードは何やら、手塚治虫の「火の鳥・黎明編」を思い出してしまうが、ひょっとしたらメル・ギブソンは「火の鳥」をどっかで見たのでは・・・