今日からNHKの朝の連続テレビ小説(通称連ドラ)が、「だんだん」から「つばさ」に代わった。毎日必ず見ているわけではないが、朝の支度や朝食の時にまるでBGMのように眺めていることが多い。だから、春と秋の切り替え時期になると、連ドラを見ることによって、季節が変わったことを確認しているような気がする。この連ドラのお初はNHKの「バス通り裏」だそうである。昭和33年4月の放送開始というから、僕が中学校に入った年だ。もっとも夕方の放送だったので、毎日必ず見ていた。5年間も続いたので、主題歌など今でもそらで歌える。放送が始まった頃は熊本にはまだテレビ局がNHKしかない時代だったし、皇太子のご成婚で一気にテレビが家庭に普及した時期だから、その視聴率たるやさぞ凄かったろう。もちろんその頃は視聴率の調査などなかった時代だが、おそらく80%を超えていたのではないか。昭和58年の「おしん」の平均視聴率が52%だったそうだが、それをはるかに超えていたのは間違いない。最近は高くても20%にはなかなか届かない状況が続いているようだ。それでもNHKの連ドラに出演すると全国区のスターになるので、今でも若手俳優の登竜門になっているようだ。さて、今回の多部未華子ちゃんだが、映画の「ルート225」や「夜のピクニック」などで見た時からその個性的な雰囲気に注目していたが、また一つアップグレードするのかな。
バス通り裏
バス通り裏