徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

柏崎の思い出

2015-11-19 21:27:39 | 
 新潟県柏崎市の重要無形民俗文化財である「綾子舞」をYouTubeで見ていたら、50年以上も前、一度だけ行った柏崎の懐かしい思い出がよみがえってきた。
 僕が高校3年の夏だった。インターハイを前に柏崎高校との合同練習を行うため、柏崎高校にほど近いところに宿舎を借りた。その宿舎はさんという方がご住職のお寺で、幼稚園も経営しており、ちょうど夏休みだったからか、僕らに宿舎として提供していただいたのだった。4、5日間の短かい合宿だったが、食住にいろいろ気を配っていただき、僕らは心おきなく練習に打ち込むことができた。このさんには僕らとほとんど同じ年代の四姉妹がおられ、まるで家族のように接していただいたことを憶えている。
 そうこうしているうち、さんのご家族が今はどうされているのか急に知りたくなり、インターネットで検索してみた。すぐに、幼稚園はかなり大きくなっていることがわかった。さらに、さんのご親族と思しき方のブログにたどり着いた。思い切って、そのブログへメッセージを送っておたずねしてみた。すぐに懇切なお返事をいただいた。それによると、その方は三女の方のご子息だった。次女の方がご住職の跡を継いでおられるという。ご健在のしらせが嬉しかった。
 実は、僕は7年前に新潟へ出張したことがある。その時、柏崎に立ち寄りたいと思ったのだが、時間的な制約があってかなわなかった。後ろ髪引かれる思いで新潟空港から飛行機に乗ったことを思い出す。またいつか柏崎を訪れるチャンスがあればいいのだが。

▼7年前の新潟出張時の海岸風景。50数年前の柏崎の海岸も同じような風景が広がり、向こうに佐渡が見えた。



▼重要無形民俗文化財「綾子舞」