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この曲は1810年にベートーヴェンが作曲した「エリーゼのために」を、1957年、アメリカのバニー・ボトキンらがアレンジして「Passion Flower(情熱の花)」としてリリースしたもののアメリカではヒットせず、イタリアに渡って人気が出た。1959年にイタリアのカテリーナ・ヴァレンテが「Tout l'amour 」という題名で歌い、これが日本でもヒットした。欧米ポップスの日本語バージョンが流行っていたこの時代、さっそくザ・ピーナッツが「情熱の花」としてリリースして大ヒット。その後1981年にザ・ヴィーナスが「キッスは目にして!」としてこれまた大ヒットした。
今夜は昔、ザ・ピーナッツの公演で聴いた「情熱の花」を思い出しながら、この曲の歴史を遡ってみた。
ザ・ヴィーナス「キッスは目にして!」(1981年)
ザ・ピーナッツ「情熱の花」(1959年)
カテリーナ・ヴァレンテ「Tout l'amour 」(1959年)
ヴァレンティーナ・リシッツァ「エリーゼのために」(1810年ベートーヴェン作曲)