二百十日も過ぎ、日中の暑さは続いているものの、朝夕の風にはさすがに秋を感じるようになった。季節はこれから実りの秋に入って行く。
そんな日々の中でふと口をついて出るのが「米節(こめぶし)」。宮城県の民謡として知られているが、実はこの歌の元歌は、昭和歌謡のレジェンド東海林太郎の「博多小女郎波枕(はかたこじょろうなみまくら)」。元禄時代の浄瑠璃・歌舞伎の作者・近松門左衛門の世話物を題材にした歌謡曲である。東海林太郎は同じく浄瑠璃・歌舞伎の「お染久松」を題材にした「野崎小唄」という大ヒット曲もある。僕が幼稚園児だった頃、祖母に連れられて熊本市公会堂で行われた東海林太郎の公演を見に行った。「野崎小唄」は誰もが知っていてこの歌の時は会場が大盛り上がりだったことを憶えている。しかし、「米節」の元歌となった「博多小女郎波枕」を歌ったかどうかは記憶にない。それはさておき、今日では「米節」が民謡の代表曲の一つとなった。
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そんな日々の中でふと口をついて出るのが「米節(こめぶし)」。宮城県の民謡として知られているが、実はこの歌の元歌は、昭和歌謡のレジェンド東海林太郎の「博多小女郎波枕(はかたこじょろうなみまくら)」。元禄時代の浄瑠璃・歌舞伎の作者・近松門左衛門の世話物を題材にした歌謡曲である。東海林太郎は同じく浄瑠璃・歌舞伎の「お染久松」を題材にした「野崎小唄」という大ヒット曲もある。僕が幼稚園児だった頃、祖母に連れられて熊本市公会堂で行われた東海林太郎の公演を見に行った。「野崎小唄」は誰もが知っていてこの歌の時は会場が大盛り上がりだったことを憶えている。しかし、「米節」の元歌となった「博多小女郎波枕」を歌ったかどうかは記憶にない。それはさておき、今日では「米節」が民謡の代表曲の一つとなった。
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