徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

初秋の無常観

2023-09-10 19:22:41 | 
 今日は日差しもだいぶ和らぎ、涼しい風も吹いて来たので熊本城二の丸から三の丸にかけて歩いた。

  • 足場の取れた監物櫓
     新堀橋のたもとまで来ると数日前に通った時と何か様子が違う。「あ!足場が無くなっている!」と気付いた。石垣や建物の復旧工事で随分長い間、監物櫓の周りに組まれていた工事用の足場が無くなっていた。見映えがよくなったのはもちろんだが、櫓の向こうの樹木園が再開されるのもそう遠いことではないことが嬉しい。


  • チアダンスでひと息
     二の丸広場を通り抜け、護国神社の前を通って三の丸方面へ。藤崎台球場ではプロ野球独立リーグ・九州アジアリーグの火の国サラマンダーズの試合日のようで、球場前広場ではチアガールのSallysや地元のダンスキッズたちがファンにパフォーマンスを披露していた。しばらく拝見、ひと息ついた。


  • また来ん春の種になるべき
     三の丸の漆畑周辺を歩く。春に美しい萌黄色の花を楽しませてくれた御衣黄桜の枝を見上げながら、この葉もやがて枯葉となり、次の若葉と世代交代し、再び美しい花を咲かせる季節に備えるのだろうなぁという感慨に浸った。


  • 八日目の蝉
     漆畑を歩いていると数えきれない程の蝉のむくろを見る。どうしても角田光代の「八日目の蝉」を思い出してしまう。するとNHKでテレビドラマ化された時、主題歌として使われた城南海が唄う「童神」が頭に浮かんできた。世の無常を感じる。