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この「新日本風土記」の前身が「新日本紀行」で、ちょうど僕が高校生の頃から放送が始まったので、かなりの本数を見ているはずだ。しかし、内容はとなるとほとんど憶えていないが、再放送があると「あゝこれ見たな」と思い出す場合が多い。そんな中で妙に印象深い放送が二つある。一つは8月23日のブログ記事でも触れた1976年9月に放送された「おわら風の盆」。そしてもう一つが1975年5月に放送された「都をどりのころ~京都・祇園」である。それまで興味もなかった京都祇園の舞妓さんに興味を抱いた最初だったかもしれない。そしてその番組で忘れられないのが、新人舞妓さんがお見世出しを前に男衆に連れられて関係先を挨拶回りをする場面。初々しさとともになぜか哀れさを感じさせた。その舞妓さんの名前も憶えていなかったのだが、10年ほど前に放送された「新日本風土記」で、今では祇園の名取芸妓としてトップに君臨しているまめ鶴さんだと知った。そしてまめ鶴さんは今年3年ぶりに行われた「都をどり」でも現役芸妓のトップとして舞台を務められた。※右の写真はまめ鶴さん
第七景と第八景にまめ鶴さんの姿が見える