夏目漱石内坪井旧居の前をよく通るのだが、今、熊本地震被害の復旧工事中で休館している。2022年度中には公開再開予定という。
フォローさせていただいているブログ「どうぶつ番外物語」さんの昨日の記事に文学作品に因んだ川柳が十首掲げられていた。その中に次の一首があった。
「夏目筆子は ポジティブな 松岡譲に傾いて(松岡は譲られたのではなく久米正雄から奪った)」
夏目筆子とは漱石の長女で、門人の久米正雄と松岡譲との間の三角関係のことを川柳にしたもの。
この話の顛末は久米正雄の私小説ともいえる「破船」の題材となっている。ただ、これはあくまでも久米の視点で書かれたもので、松岡側からは異論があり、いまだに論争があるようだ。また同じく門人だった芥川龍之介や菊池寛や山本有三らも絡んで複雑な様相を呈したという。だが、一番のキーマンは漱石の鏡子夫人だったようだ。
内坪井旧居の復旧工事が始まって以来、庭園にも入れないが、以前は「筆子」産湯の井戸を眺めながら、そんなことを考えたりしたものだ。
フォローさせていただいているブログ「どうぶつ番外物語」さんの昨日の記事に文学作品に因んだ川柳が十首掲げられていた。その中に次の一首があった。
「夏目筆子は ポジティブな 松岡譲に傾いて(松岡は譲られたのではなく久米正雄から奪った)」
夏目筆子とは漱石の長女で、門人の久米正雄と松岡譲との間の三角関係のことを川柳にしたもの。
この話の顛末は久米正雄の私小説ともいえる「破船」の題材となっている。ただ、これはあくまでも久米の視点で書かれたもので、松岡側からは異論があり、いまだに論争があるようだ。また同じく門人だった芥川龍之介や菊池寛や山本有三らも絡んで複雑な様相を呈したという。だが、一番のキーマンは漱石の鏡子夫人だったようだ。
内坪井旧居の復旧工事が始まって以来、庭園にも入れないが、以前は「筆子」産湯の井戸を眺めながら、そんなことを考えたりしたものだ。

後11ヶ月が過ぎてもその範囲ですね。
>門人の久米正雄と松岡譲との間の三角関係のことを川柳に
へーっ、どんな題材でも文学になるのですね(汗)
>久米の視点で書かれたもので、松岡側からは異論があり、
はっはっは、高等遊民とはこんな人たちのことでしょうか?
>一番のキーマンは漱石の鏡子夫人だったようだ。
えっ!(笑)
>以前は「筆子」産湯の井戸を眺めながら、そんなことを考えたりしたものだ。
失礼な表現と思われたらすみません(汗)
FUSAさん、体育会系じゃなくって文学青年に感じられます。
有難うございました。
川柳の範疇には収まらないことを、なんとか短詩型に表現しようとしているので、お見苦しかったと思います。
それはそうと、「筆子」産湯の井戸をアップしていただきありがとうございました。
初見でしたので、興味深く拝見いたしました。
三角関係の久米正雄も松岡譲も、後に名を成しているので、漱石ブランドは新旧の弟子たちにプラス作用をしたようですね。
筆子さんの結婚については複雑な人間模様があったことは知っていましたが、あまり深入りしたくない話ですね。
鏡子夫人の意思が大きく関わっていたことは間違いないようです。
この旧居がわが家から歩いて10分足らずで行けるところですので、漱石の家族事情については純粋な文学趣味とは異なる興味があります(笑)
熊本地震以来、このアングルで写真を撮ることはできませんので少なくとも6年以上前に撮った写真だと思います。
漱石が亡くなる大正5年前後の話ですので、今から100年以上も前から漱石ブランドというのは凄かったんだなとあらためて思いました。