徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

東日本大震災14年

2025-03-11 22:17:11 | ニュース
 東日本大震災の発生から今日で14年。この14年の間の様々な思い出の中でも特に忘れられないものがある。

 大震災から5年経った2016年3月11日、多くの犠牲者と甚大な被害を被った宮城県名取市閖上地区で追悼イベントが行われた。そのイベントで、熊本県の鹿本農業高校郷土芸能伝承部の生徒たちが、鎮魂と復興の願いを込めた山鹿灯籠踊りを奉納した。現地メディアでは報道されたようだが遠く離れた熊本へは情報は届かない。
 すると、前日にこのイベントに鹿本農業高校郷土芸能伝承部が参加することを紹介した僕のブログをたまたま読んでいただいた名取市在住のミント様という方が、当日のイベントに参加され、その様子がよくわかる次のようなコメントをいただいた。ミント様の温かいお気持が胸に沁みた。

はじめまして。
名取市に住む者です。
踊り会場の向かいの護岸で休んでたら、なにやら横笛と太鼓の音色が流れてきたので近づいてみたら、頭に灯籠をのせた若い女性たちが10人ほど、ゆったりした舞いを披露。
山鹿灯籠踊りを舞う高校生の姿に見とれてしまいました。
日本の美が凝縮された優雅に呆然。
あのような舞いがあるんですね。
この世のものとは思えない幻想は浄土の光景をまじかに見てるようでした。
亡き人も残された人も喜んでいることでしょう。
寒い中、遠い場所からありがたいことです。
ほんとうにごくろうさまでした。

 さらにありがたいことに、山形県にお住いのcake様という方がこのイベントに参加され、自らのブログ「無題・休題-ハバネロ風味-」において、当日の様子を写真付きでリポートしていただき、写真の転載も快くご許可いただいた。ご厚意がありがたかった。




 遠く離れた人々と心がつながった気がして、一生忘れられない思い出となった。
 なお、この出来事は鹿本農業高校郷土芸能伝承部の皆様にも手紙でお伝えし、感謝のお返事をいただいた。


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