徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

60年越しの誤認を解く

2024-10-05 20:53:54 | 水球
 先月中旬、大先輩の藤本重信さん(ローマ・東京五輪水球日本代表)の依頼を受け、済々黌水球部草創期の成績を載せた熊日新聞記事を調べて報告した。そのやり取りの中で僕が以前から抱いていた疑問を藤本さんにおたずねしてみた。それは1964年の東京五輪で優勝した当時世界最強のハンガリーのヘッドコーチのことだった。東京五輪の時、僕は東京体育館プールや代々木体育館プールで水球競技の裏方をやっていたので、各国チームの練習をずっと見ていた。特に注目していたハンガリーのヘッドコーチとはプール周辺でよく顔を合わせたのでそのうち互いに会釈するようになった。僕はその方が世界的に有名な指導者ベラ・ライキ(Béla Rajki)さんだと思い込んでいた。ところが、数年前、水球専門サイト「Water Polo Legends」を見ていたら、1964年当時のハンガリーのヘッドコーチはカロリー・ラキ(Károly Laky)さんだと書いてあることに気付いた。だが、確かめようもなくそのままになっていたことを思い出し、藤本さんはご存じかもしれないと思ったわけである。するとやはり東京五輪の時のハンガリーのヘッドコーチはベラ・ライキさんではなかったと記憶しているという返事。そしてその時のハンガリーのヘッドコーチの名前は憶えていないということだった。あらためてネット検索をしてみるとWikipediaの「Hungary men's Olympic water polo team records and statistics」のページに1964年東京五輪のヘッドコーチはカロリー・ラキさんと明記されていた。これで僕の積年の誤認も解けた。


カロリー・ラキ(Károly Laky)さん


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