昨日の熊日朝刊1面に「九州新幹線全線開業効果に関するアンケート結果」なるものが載っていた。県内14市の市長と地元商工会議所のトップ15人を対象に熊日が調査したものらしい。ハッキリ言って何だかよくわからない調査なのだ。県内各地域に新幹線開業の波及効果があったのかどうかを調べたいというのが趣旨のようなのだが、だいいち「波及効果」なるものの定義がはっきりしないし、各回答者は何らかのデータや科学的根拠をもとに回答しているのか、自分の感覚的なものだけで回答しているのかもよくわからない。しかも市長と経済界、あるいは地域ごとにその評価はわかれるというのが結論のようなのだ。そんなこと調べるまでもなくわかっていること。何と言ってもまだ開業して半年、しかもそのうちの約3カ月くらいは東日本大震災の影響で、開業関連イベントも休眠状態が続いた。こんな何の役にも立たない調査をやるヒマがあったら、いかに波及効果を高めていくか、みんなで知恵を絞って「しかけ」をしていく時期なのではないだろうか。
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それには熊本での興味ある催物の開催や魅力ある施設が必要です。それにしても劇場やスポーツ施設が駅や中心部から離れている上にアクセスが良くないですね。これらも早く解決してもらいたいものです。
新幹線が開通した事により人の流れが変わりプラスよりマイナスになった都市が今までに多くあります。