15年ほど前に手に入れた、ロシア製の広角レンズ。わずかに無限遠が出ていないということでジャンク扱いになったものを購入しました。マウントアダプターは余裕もって作られていることも多いので、ミラーレスで使う限りでは十分に無限遠が出るので問題ありません。
プリセット絞りの広幅の絞りリングが前方に、距離リングは同じ幅で手前側にあります。普通の自動絞りのレンズに慣れていると、どうも逆の感覚になり、ピント合わせのつもりで絞りを動かしてしまいます。
レンズ後端部分がすぼまっているので、前から見ると距離表示が隠れてしまいます。作りも粗く材質もデザインもチープな感じがします。広角レンズとしてはかなりお安く手に入るはずです。それにしても37mmというのは中途半端な焦点距離ですが、焦点距離の数字の規格は許容幅がけっこうありますので、このレンズの表示が正直なのかもしれません。
レンズ構成 5群6枚
最短撮影距離 0.7m
重量 185g
フィルター径 49mm
こんなチープな造りのレンズなのですが、実は写りはけっこう良いんです。
後ろボケには二線ボケが目立ちますが、ピント合ったところはシャープな写りをします。
遠景はカッチリ写ります。
SONY α7+VOMZ Mir-1B 37mmF2.8(M42)
M42マウントの広角レンズとしては、手に入れやすいので入門編としては最適なレンズと言えるでしょう。ぜひ、皆さんも入手されて写りを楽しんでください。
ロシア(正確には1986年製のようなので、ソ連時代)のM42マウントの標準レンズです。
構成 3群4枚
フィルター径 49mm
手動絞り
重量 212g
昔から気になっていたレンズなのですが、最近はけっこうな値段がついていて、ちょっと手が出ないなと思っていました。
この間の東京交通会館で開催されたICS 世界の中古カメラフェア 2016で、距離不良品として格安の値段がついていたので、やっと入手することが出来ました。
距離表示が少しずれていること、絞り表示と距離表示の位置が合っていない、F11までしか絞れないことなど、たしかにちょっと不良品かもしれませんが、使う分には困りません。
このレンズの大きな特徴は2つ。
①最短撮影距離が0.3m
②絞りがF5.6からF8のときに星型になる
①けっこう寄れますので、マクロレンズのように使えます。
旧東ドイツ製の50mmレンズの、JenaテッサーやPancolar、MeyerのOrestonのように0.35mまで寄れるものはありますが、このレンズは更に寄ることができます。本格50mmマクロ(1/2倍)の0.23mまではいきませんが、相当寄れるのでセミマクロと呼んでもよいかもしれません。
②絞り羽根は6枚あるのですが、なぜかF5.6からF8のときに星型が現れます。まるでダビデの星のようです。F11にすると単なる六角形に戻ってしまいます。不思議ですね。
マクロレンズ的に使うと、何とびっくり。ボケがきれいです。
同じ3群4枚のJenaテッサーですと、近距離撮影でのボケがザワザワした感じになりますが、このレンズは全く違います。
では星形の絞りを活かすため、こんな写真を撮ってみました。
もちろん、普通の撮影距離では、カチッとした描写をします。
なかなか面白レンズです。気に入りました。
ロシアの大口径中望遠レンズ。Carl ZeissのContax版Sonnar 85mm F2をベースに設計されたものです。
レンズ構成 3群6枚
フィルター径 49mm
最短撮影距離 0.8m
重量 370g
先端側にプロセット絞りがあり、太いピントリングの下に距離の数字が書かれています。
「ファットボーイ」という名が似合うずんぐりむっくりしたレンズです。
今から十数年前、かつて渋谷東急本店向いにあったKing-2というロシアカメラを扱う店で購入しました(King-2は今もNet販売をしています)。85mmレンズはどのメーカーも高価なレンズが多い中、安価で手に入るのがこのロシアレンズでした。
ロシア製につきものの硬いヘリコイドと絞りリング。操作性の悪さに悩まされるレンズです。時にはピント合わせのために思いきりヘリコイド回すと、マウントも一緒に外れてしまいます。
こんなレンズですが、写りは素晴らしいものがあります。
解放F値F2では、薄いベールをかけたようなフレアの多い画像。F2.8にしただけで急に締まった絵になります。
最短撮影距離も0.8mでの描写はこんな感じ。この距離ならボケもきれいです。
いずれもLumix G2+Jupiter-9 85mm F2
F2解放ではピントが薄く、けっこう外します。また重量もけっこうあるので、なかなか持ち出す機会がなかったのですが、久しぶりに使ってみるとなかなか面白いレンズです。もっと使ったあげましょう。
とてもきれいな青空となりました。
*ist DS+MC ZENITAR-K 2.8/16
チープなプラスチックレンズ、LOREO Lens in a Capです。
LOREO Lens in a Cap :35mmF5.6(3枚プラスチックレンズ、パンフォーカス)
名前の通り、本当に薄いレンズです。横から見るとこんな感じ。
さて写りは、トイカメラ風です
Olympus E-510+LOREO Lens in a Cap
ジオラマ風の景色
*ist DS+MC ZENITAR-K 2.8/16
中古カメラに興味のある方ならご存じの中野です。
いまや「趣味人の殿堂ブロードウェイ」「芸人の住む街」などで有名な街でもあります。
今日は、フィッシュアイレンズを持ってお散歩です。
まずは駅北口。左の白いビルが中野サンプラザ、正面のアーケードがブロードウェイに続くサンモール商店街。
サンモール商店街の中です。
サンモールを抜けるとブロードウエイの入り口になります。
一方で、有名な中古カメラ屋の裏の界隈は、居酒屋、ラーメン屋、エスニック料理屋がごちゃごちゃ詰まったアジアン空間になっています。
正面は中野サンプラザのビルです。
商店街を抜けて早稲田通りに出ると、そこには薬師あいロード商店街の入り口です。ここを抜けると新井薬師に出ます。
(昨日、TV東京のアド街ック天国で放映していましたね)
いずれも*istDs+MC ZENITAR-K2.8/16