1972年に発売開始された、プログラムオート露出の距離計連動式カメラ、ミノルタ HI-MATIC Fです。小さくても、35mmフィルムのフルサイズコンパクト機です
レンズ:ROKKOR 38mm F2.7(3群4枚)
最短撮影距離:0.8m
露出:プログラムAE
ピント:二重像合致式
サイズ:113×73×54mm
重量:約350g
電池:HM-N水銀電池 ×2
距離環の左の数字はストロボのガイドナンバー設定ダイヤル、右側にはセルフタイマーが付いています。プログラムAEですので、絞りとシャッターの羽根は共通になっています。シャッター横には赤いボタン状のものがありますが、これはバッテリーチェッカー兼低照度でのシャッター速度低下警告ランプです。ファインダー内でも警告ランプが点灯します。
同時代にはコニカC35など持ち運びに便利な軽量コンパクト機が各社から多数出現しました。その中でも、最もスタイリッシュなコンパクトフィルムカメラのうちの一つでした。