CANON IXY DIGITAL 900 IS+Wratten filter No.89B
レンズ構成 5群5枚
最短撮影距離 0.3m
重量 170g
フィルター径 49mm
28mm F3.5という平凡なスペックの広角レンズですので、ミノルタのMFレンズとして、SR、MC、MD、newMDの各時代で数多くのバージョンが存在します。当ブログでもMD W.Rokkor 28mm 1:3.5を紹介しました。今回紹介するMD 28mm F3.5は、1981年発売のMF時代の最終バージョンとなります。とても小さくて軽いレンズです。
では写りのほうはどうでしょうか。まずは遠景ですが、絞り開放でも周辺まできれいに解像しています。
そして近接撮影です。けっこうボケもきれいな感じがします。
さらに最短撮影距離付近での撮影です。絞り開放でここまで背景がボケます。
いずれもSONY α7+MD 28mm F3.5
しっかり写る良いレンズですね。
旧東ドイツ製の広角レンズPentacon 30mmF3.5の紹介です。エキザクタマウントもありますが、本レンズはM42マウントです。
レンズ構成 5群5枚
最短撮影距離 0.35m
重量 195g
フィルター径 49mm
レンズ銘にはMADE IN G.D.Rと書かれており、発売開始は1972年頃のようです。
最近では30mmという焦点距離のレンズはシグマから出ていますが、その昔はなかなか見ない焦点距離でした。
たしか35mmフィルム用のレンズとしては、smc Pentax 30mm F2.8、Rodenstock Eurygon 30mm F2.8、Meyer-Optik Lydith 30mm F3.5などと並んで、今回紹介するPentacon 30mm F3.5がありました。
PentaconとLydithは、両方とも旧東独製でスペックがそっくりですので、光学系は同じものかもしれません。前玉が湾曲していて、後ろ玉がけっこう小さいという典型的なレトロフォーカスタイプのようです。
プリセット絞りで、円形に近い絞り形状をしています。最短撮影距離付近で絞り開放で撮影すると、この程度は背景をぼかすことができます。
絞り開放では周囲が少し甘くなりますが、F8くらいまで絞ればきっちりとした絵になります。
いずれもSONY α7+Pentacon 30mmF3.5
クラシカルな味わいが楽しめるレンズです。
CANON IXY DIGITAL 900 IS+Wratten filter No.89B
Altix用の交換レンズMeyer-Optik Trioplan 50mmF2.9を持ち出して、マイクロフォーサーズ機でバブルボケを愉しんでみました。マイクロフォーサーズでは、35mm判換算で100mmの中望遠レンズになるので、バブルボケが表現しやすくなります。
それでは、新緑の中のバブルボケをどうぞ。
いずれもLumix DMC-G2+Meyer-Optik Trioplan 50mmF2.9
以前の記事ではミノルタSRの中間リングに無理やり嵌めて撮影しました。その際に「無限遠がでるのは、30mm位から75mmまで」と書きましたが、久しぶりに持ち出してM42マウントヘリコイドリングに付け替えて試してみました。その結果、広角側18mmでも無限遠が出るようになりました。
また「このレンズはバリフォーカル」と書きましたが、広角側で無限遠が出るようフランジバックをきちんと合わせたところ、焦点距離を変えてもピント位置のずれはなさそうです。普通のズームレンズのようです。フランジバックが合っていない状態では、どうもバリフォーカルレンズのように見えてしまうようです。ちゃんとフランジバックを調整しないとだめですね。
間違った情報を発信して皆様に誤解を与えてしまい、申し訳ありませんでした。