迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

15年前の新宿の景色が蘇る  Carl Zeiss Jena P 1:1.4 f=50mm MC(Praktica B)

2020-06-28 12:17:58 | Lens made in GERMANY

かなり前に、Praktica BマウントのCarl Zeiss Jena P 1:1.4 f=50mm MCをカメラBX20とともに紹介しました。その時はカメラとレンズだけで、撮影結果をご紹介していませんでした。

 

先日部屋の中を整理していたら、このレンズで撮影したネガフィルムが出てきました。早速、Nikon Slide Copying Adapter ES-1を使ってデジタル化してみました。さてまずはネガの状態です。

 BX20+Carl Zeiss Jena P 1:1.4 f=50mm MC フィルム:コニカ Centuria200 撮影日:2005年12月


これをネガポジ反転させて、諧調調整をして写真らしくしてみました。これは、2005年12月に新宿駅中央線ホームから北側を見たところです。今はなき201系の青梅特快が走っています。

 

次に、新宿駅東口アルタ前の交差点です。今はなき「さくらや」が写っています。

 BX20+Carl Zeiss Jena P 1:1.4 f=50mm MC フィルム:コニカ Centuria200 撮影日:2005年12月

ちなみに最近の東口の風景です。さくらやの後にはビックカメラが入っています。高野のロゴもアルファベットに、左上にあったノバうさぎは無くなっています。一方で、はとバスの乗り場は今も残っていますね。

 Pentax Q7+02 STANDARD ZOOM 5-15mm F2.8-4.5 


昔の街の写真をデジタル化して見ると、なかなか面白いです。

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一癖あるレンズで撮るアジサイ Schneider Retina-Xenon 50mm F1.9

2020-06-22 17:36:54 | Lens made in GERMANY

久々にデッケルマウントのレチナレフレックス用の明るい標準レンズのSchneider-Kreuznach Retina-Xenon 50mm F1.9を持ち出して撮影してみました。今回はヘリコイドアダプターとの組み合わせで、本来の最短撮影距離0.9mよりも近寄っての近接撮影を行いました。

   


まずは0.4mくらいの最近接です。背景はきれいにボケています。


もう少し被写体と離れると、あれ!後ろに玉ボケが出てきました。

 

さらにもう1歩下がると、玉ボケの輪郭がくっきりしてきました。ちょっとバブルボケにも見えます。そして口径食も見えます。けっこう暴れますね。

 

さらに後ろに強い光線を入れると、バブルボケが強く、グルグル回っています。

 

落ち着いたシーンにも見えますが、よく見るとあちこちでバブルがそっと主張しています。

 いずれもSONY α7+Schneider-Kreuznach Retina-Xenon 50mm F1.9

なかなか一癖あるレンズです。なかなか楽しいですね。

 

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小さくてかわいい超広角レンズ Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4(Lマウント)

2020-06-11 17:36:27 | LEICA mount lens (M, L39)

2001年に発売にファインダー外付けの距離計連動カメラBESSA-Tと同時にコシナから発売された超広角レンズVoigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4です。このレンズはライカの距離計に連動するようになっています。21mm付近の超広角のライカマウントレンズはいずれもかなり高価ななかで、このCOLOR-SKOPAR 21mm F4は比較的手頃な価格で手に入れることができました。
新しい時代のレンズと思っていましたが、来年には発売されてから20年になってしまうのですね。なかなか紹介できず、今になってしまいました。

   

    レンズ構成 6群6枚
    最短撮影距離 0.5m
    フィルター径 39mm
    重量 109g

なかなかきちんと作ってあるレンズです。アクセサリーも高級感があります、フロントキャップの内側には青色の羅紗のようなものが張り付けてあり、着脱がスムーズです。

  

周辺光量の落ちと若干の四隅の流れがありようです。小型の超広角レンズですので、こんなものでしょうね。

もう1枚。21mmとなると画面の整理が難しいです。

 SONY α7+Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4(L)

コメント (2)
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ぐるぐる、そしてホアホアなシネレンズ CINE-ARCO 1/2inch F1.8 (D)

2020-06-05 17:24:08 | Cine lens, TV lens

8mmシネフィルムカメラ用のDマウントレンズ、アルコ写真工業のCINE-ARCO 1/2inch F1.8です。

とても小ぶりなレンズです。所有するDマウントのレンズとしては、Cine-Nikkor 13mm F1.9に次ぐ小ささです。Walz社製のUVフィルターが付いていました。

    レンズ構成  ?
    最短撮影距離 1フィート
    フィルター径 19.5mm

ペンタックスQ7につけると、35ミリ判換算で約58mmの画角となります。イメージサークルは結構広いようで四隅が欠けることはありません。ただ、絞り開放では中心部でも甘い画面になります。そしてぐるぐる廻ります。

 

被写体に近づいて写すをと、バブルボケも盛大に出ます。

 

絞り開放で遠景写すと、ホアホアな画面になります。


5.6まで絞るとくっきりしてきます。でも周囲はまだ解像していませんね。


 いずれもPentax Q7+CINE-ARCO 1/2inch F1.8

Dマウントレンズの中でもトップクラスの暴れっぷりです。こういうレンズは面白いですね。

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