朝晩の気温が下がって少し寒くなってきたと思ったら、あっという間に木々が色づいてきました。今日はニコンのAF-S DX NIKKOR ED 18-135mm F3.5-5.6Gを持って公園で撮影です。
木々の葉は赤に、空には秋の雲が。
赤い木の葉の奥に玉ボケもが出ています。
1羽のカモが泳ぐ池の周りも、木々が色づいています。
モミジの本格的な紅葉は、もう少し先でしょうか。
いずれも Nikon D70+AF-S DX NIKKOR ED 18-135mm F3.5-5.6G
以前に紹介したニコンの標準レンズ AI AF Nikkor 50mm F1.4D、ピント合致したところはとてもシャープですが、そこからなだらかにボケていきます。適度に離れた位置の花は少し二線ボケのようなボケも見えます。
こういうボケ味もなかなか楽しいですね。
いずれも Nikon D50+AI AF Nikkor 50mm F1.4D
今日のレンズは、ニコンのAF標準レンズAI AF Nikkor 50mm F1.4Dです。フィルム時代の1995年からデジタル時代まで、比較的長い間発売されていました。
レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 52mm
重量 230g
APS-Cサイズの一眼レフにつけて撮影です。35ミリフィルムカメラ換算で75mm程度の画角になります。
遠景は、もちろんしっかり写ります。
絞り開放で最短撮影距離付近での撮影では、中心部はしっかり芯がありますが、少しフレアがかっており、ふわっーとした感じになります。
後ろボケもなかなかきれいです。
いずれも Nikon D50+AI AF Nikkor 50mm F1.4D
今日のレンズは、ニコンのAPS-Cサイズの高倍率ズームレンズAF-S DX NIKKOR ED 18-135mm F3.5-5.6Gです。2006年に出たD80のキットレンズとして発売されたものです。レンズ名が少し擦り切れており、鏡胴のゴムに少し緩みが出ていたので、ジャンクレンズとして格安で手に入れることができました。
レンズ構成 13群15枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 67mm
重量 385g
35ミリフィルムカメラ換算で、28mmから200mmの高倍率ズームとなります。太めの図体の割には385gと軽量で持ち運びに便利です。今となっては手振れ補正が付いていないのが惜しいところですが、超音波モーター駆動なので音は静かです。
写りのほうは、高倍率ズームとしてはかなりよい感じです。まずは広角側。
近接撮影での後ろボケは、若干二線ボケの傾向がありますが、きれいなほうかと思います。
いずれも Nikon D50+AF-S DX NIKKOR ED 18-135mm F3.5-5.6G
ニコンFマウントの標準レンズNIKKOR-S Auto 50mm F1.4です。ニコンFマウントの50mmF1.4としては初代のレンズとなり、シリアル番号から見ると1963年頃の製造のようです。もう少しで還暦を迎えるオールドニッコールということになります。距離はフィート表示のみです。
レンズ構成 5群7枚
最短撮影距離 2feet
フィルター径 52mm
重量 304g
開発の経緯等はニッコール千夜一夜物語の四十四夜で書かれていますので、ご参照ください。ニコンを代表する歴史的なレンズとのことです。
さて入手したNIKKOR-S Auto 50mm F1.4ですが、購入した時からすでに露出計連動爪、通称「カニ爪」が外されていました。このレンズは非Aiレンズに分類されるレンズであり、デジタル機の中には物理的に装着できない機種もあるようです。ちなみにD50には装着できませんでした。まあミラーレス用のマントアダプターでは、問題なく装着できます。
さて写りのほうはどうでしょうか。絞り開放で遠景を撮影すると、にじみの発生と、周辺四隅の解像性は低く、周辺光量落ちもあり、なかなかのクラシカルな表情を示します。
近接撮影では、ピント合ったところはかなりシャープで、立体感があります。
後ろボケも何か上品な感じです。
いずれもSONY α7+NIKKOR-S Auto 50mm F1.4
さすが初代とはいえ、ニコンを代表するオールドレンズです。タダモノではありません。
ニコンのDXデジタル用の小型軽量の望遠ズームレンズAF-S DX NIKKOR 55-200mmF4-5.6G VRです。このコンパクトな中に手ブレ補正機構VRが内蔵されています。
レンズ構成 11群15枚
最短撮影距離 1.1m
フィルター径 52mm
重量 335g
現代のレンズですので、遠景の写りは申し分ありません。
使ってみて驚いたのが、望遠側の近距離で撮影するとボケがとてもきれいなことです。
きれいにボケてくれます。
なだらかにボケていきます。
Nikon D50+AF-S DX NIKKOR 55-200mmF4-5.6G VR
ダブルズームキットのレンズとしても売られていたようですので、中古店でもよく見かけます。けっこう身近にボケのきれいなレンズがあるのですね。
ニコンFマウントのMF時代のマイクロニッコールAi Micro-Nikkor 55mm F3.5です。ニッコール千夜一夜物語によると、このレンズの光学系は1961年発売のマイクロニッコール55mm F3.5まで遡れるとのことです。このAi Micro-Nikkor 55mm F3.5が発売されたのが1977年で、このあとAi Micro-Nikkor 55mm F2.8が発売される1980年までの長きにわたり、光学系の基本設計を変えることなく販売が続いていたそうです。
レンズ構成 4群5枚
最短撮影距離 0.241m
(最大撮影倍率0.5倍)
フィルター径 52mm
重量 240g
このレンズの光学系は、4群5枚のクセノタール型であることが特徴です。前記ニッコール千夜一夜物語の中では「独創的」という表現で書かれています。こう書かれると、どんな性能か期待してしまいます。
まずは遠景。
そして近接撮影では、ものすごいシャープです。
まるで名刀の切れ味の如しです。
いずれも Lumix G2+Ai Micro-Nikkor 55mm F3.5
さすがロングセラーのマイクロニッコール、撮影していて楽しいレンズです。
1970年代後半に販売されていたマニュアルフォーカスの広角レンズAi NIKKOR 28mm F3.5です。以前にこの前のタイプのNew Nikkor 28mm F3.5を紹介しましたが、Ai NIKKORになって洗練されたスタイルとなりました。
レンズ構成 6群6枚
最短撮影距離 30cm
フィルター径 52mm
重量 235g
同時に販売されていた28mm F2.8に比べると、当時の価格でも1万円以上の開きがあったようです。
廉価版とは言え、さすがニッコールレンズ、造りは全く手抜きをしていません。写りのほうは、開放F値でも中心部の解像力は素晴らしく、四隅も流れることはありません。
近接の場合は、後ろボケが少し硬い感じがしますが、中心部の解像力は立派です。
いずれもSONY α7+Ai NIKKOR 28mm F3.5
比較的入手しやすいレンズですので、ぜひお一ついかがでしょうか。
けっこう色づいています。
後ろボケがなかなか暴れて、これはこれで面白い描写になりました。
いずれもNikon D50+AI AF Nikkor 50mm F1.8S
レンズ構成 5群6枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 52mm
重量 155g
現在(2019年10月)でも、レンズ構成は同一でDタイプのAI AF Nikkor 50mm F1.8Dが販売されています。とてもコンパクトで軽いレンズです。コンパクトなカメラにはよく似合います。
APS-Cサイズの一眼レフにつけて撮影してみました。35ミリフィルムカメラ換算で75mm程度の画角になります。今日は最短撮影距離付近での撮影です。
なかなかきれいな後ろボケです。
Nikon D50+AI AF Nikkor 50mm F1.8S
次はフルサイズでも撮影してみたいです。
ニコンFマウントの標準レンズNikkor-H Auto 50mm F2です。ニッコール千夜一夜物語第二夜によると、東京オリンピックのあった1964年に発売されたとのこと。
レンズ構成 4群6枚
最短撮影距離 0.6m
重量 200g
フィルター径 52mm
私が手に入れた個体は、ヘリコイドが無限遠で固着していて動きません。アルコールを染み込ませたり、少し分解してみたりしましたがダメでした。無限遠だけは撮影ができるのですが、それでは面白くありません。
先日、ご紹介したニコンF/M42マウントアダプターもどきと、M42/ソニーE薄型アダプターを組み合わせることで、Nikkor-H Auto 50mm F2が無限遠から40cm位まではピント合わせることができるようになりました。
さて写りの方ですが、私の個体は初期のシングルコート時代のもので、解放F値では少しにじみが出て、レトロな雰囲気になります。
もちろんF5.6まで絞れば、にじみが消えてしっかり写ります。
SONY α7+Nikkor-H Auto 50mm F2
この方法を使えば、無限遠から最短撮影距離よりも近いところまで、シームレスで使うことができるようになりました。けっこう応用範囲が広がるので、楽しい撮影が出来そうです。
レンズ構成 10群11枚
最短撮影距離 0.3m
重量 300g
フィルター径 52mm
フルサイズで撮影すると、開放F値では周囲がやや流れる傾向ありますが、少し絞ればかなりすきっとした絵になります。
SONY α7+AI Nikkor 24mm F2S
レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 0.3m
重量 200g
フィルター径 52mm
前玉が大きい古いレトロフォーカスタイプです。この時代のニッコールレンズは、絞り表示がカラフルで高級感がありました。
この個体は、キズ有、クモリ有のジャンク品でした。ゆえに逆光のような強い光が入るとフレアが出ます。
絞り開放、最短撮影距離付近で撮影すると、少し周辺が流れたように写ります。
いずれも SONY α7+NIKKOR-S Auto 1:2.8 f=35mm
けっこうおもしろいレンズですね。