迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

ワイコンの次はフィッシュアイコンバーター オリンパス FCON-P01

2024-12-13 22:52:48 | フロントコンバージョンレンズ
先日、オリンパスの純正ワイドコンバーターWCON-P01を取り上げましたが、その記事を書いた直後に、また純正のフロントコンバーターを入手してしまいました。マイクロフォーサーズの標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR用のフィッシュアイコンバーターFCON-P01です。前の記事が同類を呼び寄せたのでしょうか。

 レンズ構成:3群3枚
 最短撮影距離:0.19m(像面から)
 重量:112g

HPの情報によると、マスターレンズの14mmの時は10.4mmとなり、35mmフィルム判換算で20.8mm相当、画角は120度とのことです。画角が120度、あれ、ずいぶん狭い画角ですね。オリンパスの魚眼ボディーキャップレンズ BCL-0980は140度の範囲が写りますですので、それよりも狭い画角でした。
実際の写真で比べてみます。上がFCON-P01使用、下がBCL-0980です。比べてみるとずいぶん画角に差があります。

ということで、FCON-P01はフィッシュアイレンズというより、魚眼のように歪む広角レンズとして楽しむのがよさそうです。

もう一つ、FCON-P01が得意とするのが、超近接撮影です。最短撮影距離では像面から19cmですので、レンズ先端からは数cmのところまで寄れます。


画角の広いマクロという使い方もできるフィッシュアイコンバーターでした。
 OM-D E-M1+M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR+FCON-P01
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やはり純正のワイコンは優秀だった オリンパス WCON-P01

2024-11-15 23:41:37 | フロントコンバージョンレンズ
オリンパスのマイクロフォーサーズの標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR用のワイドコンバーターWCON-P01 (Widw-converter×0.79)です。倍率が0.79倍ですので、14mmの時は11mmとなり、35mmフィルム判換算で22mmの画角となります。


 レンズ構成:2群2枚
 最短撮影距離:0.2m
 重量:85g

半年ほど前にちょっと飲んだ帰りにふらっと寄った中古カメラ店で見つけ、酔った勢いで買ってしまいました。買ってからRICOH GW-1があることを思い出して、ちょっとだけ後悔しました。同じものを2つ買ってしまったような気分です。そしてマスターレンズが沈胴式ですので、一番焦点距離の短い14mmの時にWCON-P01を装着すると、レンズがこんなに伸びた状態となってしまいます。ちょっと大きいなという感じがします。


とはいえ、こちらは純正の専用ワイコンですので、写りのほうはどうしても期待してしまいます。
さて、GW-1と撮り比べてみると、解放F値3.5では、GW-1は四隅がわずかに甘くなりますが、WCON-P01はさすがに周辺までしっかり解像していました。歪曲は、WCON-P01のほうがGW-1よりも若干大きい樽型をしめします。
実際の撮影では、目立ちにくい被写体なら歪曲はあまり感じません。


でも状況によっては、若干ですが歪曲が見える場合もあります。


とはいえ、よく写ります。四隅までしっかり解像しています。



 Lumix G2+ M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR用+WCON-P01 

やはり純正ワイコンは優秀だったと、ということでした。

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巨大な口径で期待を裏切らないワイコン Nikon Wide Converter WC-E63

2021-02-25 21:53:22 | フロントコンバージョンレンズ

先日カメラ店のジャンクコーナーで見つけたワイドコンバーター、Nikon Wide Converter WC-E63です。


    レンズ構成 4群4枚
    フィルター径 72mm
    重量 150g

根元の径に比べフロント部分が大きく広がっています。フロント部の径は72mmでした。根元にはニコンの純正アダプターUR-E4が付いています。クールピクス885や4300用のアダプターです。該当するクールピクスは所有していないので、UR-E4の径に合うデジカメを探したところ、手持ちのデジカメの中ではソニーWX-1のレンズ径がちょうどぴったりはまることが分かりました。


広角側では少しけられていますので、ちょっとズーミングすると、3:2画面では換算20mm相当、16:9画面では18mm相当の広角になります。画角を比較してみます。まずはソニーWX-1の広角側(24mm相当)。ワイコンなしです。

 

次がそこにWC-E63をつけて写したもの(20mm相当)。周辺の流れもほとんどなく、かなり高画質です。巨大な口径の通りで期待を裏切らない性能でした。

またひとつ、おもちゃが増えました。

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お手軽ワイド Kenko DIGITAL LD-055W

2019-04-06 23:52:59 | フロントコンバージョンレンズ

ケンコ-のお手軽ワイドコンバーターDIGITAL LD-055Wの紹介です。倍率は0.55倍でフィルター径52mmのレンズの前につけるフロントコンバーターレンズです。
  

今回はパナソニックのLUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.の前に装着して撮影しました。本レンズは広角側で35ミリサイズ換算で28mm相当ですので、このワイコンLD-055Wをつけるとで15.4mm相当の超広角レンズになります。
さすがに四隅はかなり流れるので、F8まで絞りました。


F8まで絞っても四隅は流れますが、酷くて全く使えないというレベルではなさそうです。ただしタル型の歪曲は結構あります。
  
    Lumix G2+LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6

絵柄によっては、ぎりぎりで我慢できるレベルかと思います。

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RAYNOX MACROSCOPIC LENS model M-250

2015-12-28 23:55:50 | フロントコンバージョンレンズ

レンズの前につけるフロント・コンバージョン・タイプのマクロクロコンバージョンレンズを紹介します。
品名はRAYNOX MACROSCOPIC LENS model M-250
フリーサイズアダプターが付属しており、52-67mmのフィルター径のレンズに装着できます。


公称倍率(ディオプトリー) : 8.0
レンズ構成 : 2群3枚(コート有り)
フロントフィルター径 : 49mm
取り付け径 : 43mm
寸法・重量 : φ53 x 18mm・60g
付属品 :UAC2000フリーサイズアダプター(52-67mmフィルター径対応)

52mmから67mmフィルター径のレンズなら、装着脱着が楽です。ただ、ピントの合う範囲が狭く、AFを使おうとすると、けっこう苦労しました。

今回は、Lumix G2にG VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.Sをつけ、レンズ先端にRAYNOX MACROSCOPIC LENS model M-250を装着し撮影しています。



  Lumix G2+G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S+MACROSCOPIC LENS model M-250

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お手軽「円形魚眼レンズ」 ~Kenko Digital Fisheye Converter KD-025

2015-04-19 17:08:34 | フロントコンバージョンレンズ

対角魚眼は入手しましたが、もうひとつの魚眼である円形魚眼は高価で、
しかも使うシーンが少なそうなので、なかなか手に入れる気がおきませんでした。
先日、ある中古レンズ売り場の片隅に、小さなコンバージョンレンズを見つけました。
ショーケースから出して見せてもらうと、
   Kenko Digital Fisheye Converter KD-025
と書いてあるではありませんか。
    

調べると、コンデジ用の円形魚眼のフロントコンバーターとのこと。
昔、Kenkoが一眼レフのレンズの前に装着する魚眼コンバーターを出していたのを思い出しました。このコンデジ版のようです。
価格も格安でしたので入手して、家に帰って、いくつかの小口径レンズのコンデジをとっかえひっかえして試してみました。
その結果としては、1000万画素以下のコンデジでは中心でも画質が甘く使えそうもないことがわかりました。
所有している中で、まともなのが、Optio RS1000だけです。

レンズの前に手で固定して撮影します。黒のマスキングテープで反射しそうな部分は対応しましたが、
内部での反射が大きく影響します。まあ、お手軽魚眼ですので、仕方ありません。

さて、写りはこんな感じ。
   

180度は確実に写っているようですが、周辺になるにつれ甘々の画質になってきます。
いろいろ撮ってみました。
   

   

      

いろいろと制約はありますが、これはこれで楽しいおもちゃです。

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小型で高性能なワイコン ~RICOH GW-1

2014-03-08 21:06:18 | フロントコンバージョンレンズ

RICOHのGR DIGITAL II、GR DIGITAL用の倍率0.75倍のワイドコンバージョンレンズ。


銀座松屋での春の中古市でジャンクとして入手しました。キャップもフードもなく本体のみで、少し汚れがありましたので超格安でした。発売当時は希望小売価格15,750円(税込)だったようです。

フロントコンバージョンレンズで、その装着径は37mmです。ちょうどM Zuiko D 14-42mmF3.5-5.6IIRに装着できます。14mmの時に装着すると35mm判カメラ換算で21mm相当となり、そこそこの超広角に変身します。四隅の流れも少なくかなり優秀です。
さて画角を比較してみましょうか。上がオリジナルの14mmの時、下がGW-1装着したものです。




解放F値3.5では、四隅が若干甘くなりますが、F8まで絞ればかなり実用レベルになります。



 いずれもLumix GF-1+M Zuiko D 14-42mmF3.5-5.6IIR+GW-1

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ワイドコンバーター比較 ~SONY VCL-ECU1 vs 自作ワイコン132号

2013-12-28 16:59:25 | フロントコンバージョンレンズ
SONYのNEX E16/2.8用VCL-ECU1自作ワイコン132号と比較してみました。
同じ場所です。ただし季節と時間違いですので、画角と写りだけを比較してください。

まずはSONY VCL-ECU1

  NEX-5+E16/2.8+VCL-ECU1

 以前に撮影した自作ワイコン132号
  
    Canon IXY Digital 900Si+自作ワイコン132号

画角的にはほぼ同じですね。さすがに純正のSONY VCL-ECU1は、四隅の流れもほとんどなく、歪曲も少ないようです。
でも自作ワイコン132号も、なかなか健闘しているように見えますが、いかがでしょうか。
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自作ワイドコンバージョンレンズ(3) ~New MD Rokkor 35-70mmF3.5の前玉

2013-10-19 21:18:15 | フロントコンバージョンレンズ
またしても自作のワイドコンバージョンレンズです。
これも、10年ほど前に分解したレンズNew MD Rokkor 35-70mmF3.5の前玉です。
これまでのレンズに比べ大柄でかつ強い凹レンズです。ワイコン133号機と呼びましょう。


おおきな凹レンズなので、さらに広角になり、そして歪みも大きくなります。
ほぼ対角魚眼と言ってもよいかもしれません。こんな感じで写ります。

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自作ワイドコンバージョンレンズ(2) ~PentaxFA 35-80mmF4-5.6の前玉

2013-10-15 22:43:23 | フロントコンバージョンレンズ
標準ズームレンズの前玉でワイドコンバージョンレンズができることがわかりましたので、物置を探していたら、昔分解したレンズの残骸を見つけました。PentaxFA 35-80mmF4-5.6です。このレンズの前玉を活用したワイドコンバージョンレンズを作成しました。枠はこちらも昔に分解したシグマの望遠ズームのパーツを使っています。


画角を比較してみましょう。Canon IXY Digital 900Siのレンズの前に付けてみました。
一番広角側の35mmフィルムカメラ換算で焦点距離28mmでの比較です。

まずはコンバージョンレンズなしのオリジナルの画角です


そしてコンバージョンレンズをつけると、ずいぶん広角になります。


少し四隅が流れて甘くなるのですが、少し四隅切るようなフォーマットにすれば何とか使えそうです。


ワイコン132号機と呼びましょう。

いつものことですが、レンズやカメラの改造は自己責任でお願いします。
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自作ワイドコンバージョンレンズ(1)  ~Minolta AF 35-70mm F3.5-4.5の前玉

2013-10-04 23:00:32 | フロントコンバージョンレンズ
Minolta AF 35-70mm F3.5-4.5をマクロレンズに変身させた時に摘出された前玉ですが、何か用途がないかと考えていました。
凹レンズですのでもしかするとワイドコンバーターに使えないかと思い、コンデジにあてると使えそうな感じがします。

アグファの黒色パトローネを加工してテープで固定したところ、IXY900ISやLumix FX35などの小口径レンズを有するコンデジでは使えそうです。


早速、撮影してみると、四隅が少し甘いのですが何とか使えそうな感じです。


どのくらいの倍率になっているのでしょうか。Lumix DMC-FX35で比較してみましょうか。
【25mm相当】


【コンバージョンレンズ装着】


かなりの広角になっているようです。またおもちゃが増えました。

いつものことですが、レンズやカメラの改造は自己責任でお願いします。
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新宿は超広角レンズが似合う街  ~CANON WIDE ATTACHMENT WA-30.5

2013-09-23 23:23:37 | フロントコンバージョンレンズ
新宿には超広角レンズが似合います。


   
    IXY 900SI+CANON WIDE ATTACHMENT WA-30.5
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極小ワイドコンバージョンレンズ ~CANON WIDE ATTACHMENT WA-30.5

2013-09-03 23:01:05 | フロントコンバージョンレンズ
いつものカメラ屋のジャンクコーナーで、小さなフロントコンバージョンレンズを入手してきました。
CANON WIDE ATTACHMENT WA-30.5と書いてあります。調べてみると10年ほど前のデジタルビデオカメラFV40用のワイドアタッチメントレンズとのこと。口径30.5mmなのでPENTAX-110の18mmのフロントにつけてみたが、ピントが合いません。こりゃ失敗したかと焦りましたが、コンデジのレンズの前に押し当ててみると、何とかピントが合いました。いろいろなコンデジで試してみた中で、IXY900ISのレンズにかぶせるとぴったり嵌ることがわかりました。


僅かに周囲がけられ、少し画質低下しますが、その他の部分では画質低下も少なく、何とか使えそうです。


0.6倍なので35ミリフィルム換算で16.8mmの広角となりますが、周囲が歪曲するので擬似魚眼レンズのようです。


   
     IXY 900SI+CANON WIDE ATTACHMENT WA-30.5

またおもちゃが一つ増えました。
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テレコンバーターでお気軽超望遠 ~OLYMPUS C-210 1.9×

2013-01-14 15:32:51 | フロントコンバージョンレンズ
いつものカメラ屋のジャンクコーナーで、フロントコンバーターを入手してきました。
OLYMPUS IS/L LENS C-210 H.Q.CONVERTER 1.9×というフィルムカメラ時代のテレコンバーターです。
   

 倍率 1.9倍
 レンズ構成 2群4枚
 リア径 52mm
 重量 125g

これをD70+Tamron AF 70-210mmF4-5.6(158DN)につけてみました。
210mm×1.9=約400mm 35ミリ換算で600mmの画角となります。
周辺光量落ちが大きいのと元のレンズの画質も低いせいで解像力はかなり酷いのですが、お気軽に超望遠レンズが楽しめます。こんな感じで写ります。

 D70+Tamron AF 70-210mmF4-5.6(158DN)+OLYMPUS C-210 1.9×
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新宿ワイドな景色

2011-01-30 20:53:52 | フロントコンバージョンレンズ

M.ZUIKO DIGITAL 17mm 1:2.8+ワイドコンバーターレンズで、新宿のビルを写してみました。
  

  


  いずれもLumix G1+M.ZUIKO DIGITAL 17mm 1:2.8+WC-DC52

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