先日、これらの高価なカメラとレンズを目にしてきました。羽田空港の撮影ポイントでは、たくさんの愛好家の方が大きなレンズを付けたカメラで撮影しています。皆さんがどんなカメラとレンズで撮影しているのか気になって、思わず見入ってしまいました。
その日私が持っていたのは、これ。
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「100万円あったらな。いいなあ。いいなあ。いいなあ」 心の声です。
本日のレンズは、ミノルタのフィルム時代の24mmから始まる標準ズームAF ZOOM 24-50mm F4です。まるで単焦点の標準レンズのような小型軽量、そして焦点距離で開放F値が変化しない標準ズームレンズです。
レンズ構成 7群7枚
最短撮影距離 0.35m
フィルター径 55mm
重量 285g
純正のフードは、24mmの画角をカバーするために、薄型になっています。
同じ24mm始まりのズームレンズAF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5と比べると、かなり軽く手持ち運びに便利で、さらに使いやすい焦点距離なので、フィルム時代には旅行のお供として活躍してくれました。
デジタルで使うのは久しぶりです。今回はAPS-Cサイズの一眼レフにつけて使いました。35ミリ判換算で36-75mmの画角になります。
まずは短焦点側で。四隅までしっかり解像しています。
次に長焦点側で。
長焦点側の近距離で。この状況ではボケは若干硬い感じですが、なかなか立体的です。
さらに最短撮影距離で。中心部はしっかり解像しており、背後のボケはなだらかでよい感じです。
いずれもSONY SLT-A33+AF ZOOM 24-50mm F4
ズーム比が2倍の、今となっては地味なレンズですが、小型軽量で写りも良く、なかなかのすぐれものです。比較的安価で入手可能なようですので、おひとついかがでしょうか。
ミノルタのフィルム時代のマクロレンズAF MACRO 100mm F2.8(I型)を持って公園で撮影です。
もう少し秋らしくなっているかと思いましたが、まだ秋は先のようです。
なかなか持ち出せないのは、この大きさと重さのせいです。もう少し軽いと頻繁に使えるのですが。極上の写りをする良いレンズだけに、残念です。
いずれもSONY α7+MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8(I型)
8月下旬になっても暑い日が続いています。真夏は咲く花が少なく、被写体探しに苦労します。その中で標準マクロを持ってうろうろして、見かけたもの3題。
いずれもSLT-A33+Minolta AF MACRO 50mm F3.5
西日本では梅雨入りになったようです。梅雨の時期の花といえば紫陽花です。公園でも紫陽花が咲いています。ミノルタのハーフマクロレンズ AF MACRO 50mm F3.5を持って撮影してきました。
水色のグラデーションがきれいです。玉ボケも入れてみました。このレンズはカリカリしていないせいか良い感じでボケてくれます。
ガクアジサイの中心の花をアップで。
まだつぼみですが、形の良い花がありました。
いずれもSLT-A33+Minolta AF MACRO 50mm F3.5
同じ会社同士で背負っています。
異なる会社でも背負います。
SONY SLT-A33+Minolta AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6
2機同時進入がある羽田空港ならではの景色です。
近寄れる標準レンズSONY DT 35mm F1.8 SAMで、遅咲きのサクラを撮りました。このような距離ですとなかなかきれいにボケてくれます。
このレンズは最短撮影距離0.23mmまで近づけますので、マクロレンズのようにも使えます。
ちょっと離れて、後ろに玉ボケを入れてみました。絞り開放では少し口径食も出て、こういう構図ではいい感じのボケになります。
いずれもSLT-A33+SONY DT 35mm F1.8 SAM
ソメイヨシノが散り始めた後、いろいろな種類のサクラが咲いています。枝垂れ桜や八重桜や山桜。色も白、ピンク、薄桃、赤、黄緑、と様々です。
いずれも SONY SLT-A33+Minolta AF MACRO 50mm F3.5
今日のレンズは、ミノルタのAFマクロレンズ AF MACRO 50mm F3.5です。最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロレンズです。
レンズ構成 5群5枚
最短撮影距離 0.23m (最大撮影倍率0.5倍)
フィルター径 55mm
重量 240g
ゴムローレットのピントリングは指のかかりもよく操作しやすくなっています。円形絞りが採用されています。
以前に取り上げたAF MACRO 50mm F2.8 Newと外観はよく似ていますが、背丈は低く、重さも25%減になっています。開放F値も暗く、近接性能もハーフマクロまでということで廉価版マクロではありますが、小型軽量で使いやすいレンズということでしょうか。
さてAPS-Cサイズのカメラに付けて撮影してみました。
廉価版とはいえ、さすがにマクロレンズ、なかなかの写りです。
ボケもきれいで良い感じです。
椿の花のアップです。最短撮影距離ではこの程度まで近づけます。
いずれもSLT-A33+Minolta AF MACRO 50mm F3.5
今日取りあげるレンズは、ミノルタのフィルム時代の望遠ズーム、AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6です。
レンズ構成 10群11枚
最短撮影距離 1.5m
フィルター径 55mm
重量 435g
300mmのAPOズームレンズとしては比較的軽量ですが、金属製マウントに手触りの良いフォーカスリングなど、十分な機能が備わっています。
写りのほうはどうでしょうか。300mmでの絞り開放時には若干滲みが出ますが、ちょっと絞れば滲みは消えてすっきりとした画面になります。
ボケもなかなかきれいです。
さすがAPOレンズ、安心の画質です。
いずれもSLT-A33+Minolta AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6