オールドレンズ、カメラの素性を調べるのに有効な参考書として、朝日ソノラマ社が刊行していた「カメラレビュー クラシックカメラ専科」が有名ですが、このクラシックカメラ専科のシリーズの前に朝日ソノラマ社は「季刊カメラレビュー」という雑誌を1977年から1984年まで刊行していました。
内容は、新製品のカメラやレンズの紹介記事、特にメカニズムが詳しく書かれていました。さらに一部のページでクラシックカメラが紹介されていました。例えば、写真のNo.3「特集 レンズ」(1978/5発行)に掲載されている内容は、
・レンズのあゆみ、レンズの味、最近のズームレンズ
・特殊レンズのすべて(魚眼、アオリ付き、マクロ、ソフトフォーカスレンズなど)
・有名レンズ物語
・日本で買える35ミリカメラ用レンズ一覧
・新鋭カメラ技術公開:ミノルタXG-E
・モダンテスト:フジカAZ-1、ミノルタXD
・最新カメラ分解:アサヒペンタックスME
・メカニズムトピックス:メタルシャッターの歩み
・クラシックカメラ:フォス・デルビー、ミカオートマット
・幻のカメラを追って:コニカドミレックス
・付録ソノシート:モードラ・ワインダー音パレード
最新カメラとして掲載されているカメラ名を見ると、時代がよくわかるかと思います。ソノシートというのが懐かしいですね。
この中のクラシックカメラに関する部分を独立させシリーズ化したのが「カメラレビュー クラシックカメラ専科」になります。
このカメラレビューの刊行時期は、MF一眼レフが、自動露出、プログラム露出、ストロボ自動露出、自動巻き上げ、ズームレンズの台頭、と進化していった時代にあたります。全33号のうち半分程度しか収集できていませんが、この時代のカメラやレンズの情報を得るのに、とても重宝しています。
パソコンと同室の本棚に増刊号のクラシックカメラ専科・明記105の使い方(昭和55年)がありました。
A型Leica・・・それ以前の1800年代の機種までかなりの数が載ってます。
その他の号は離れの段ボール箱の中です。
10年後どうなっているのか???
コメントありがとうございます。
カメラレビュー誌などの書籍は有用なので、つい買い集めてしまうのですが、
増えすぎて保管場所に苦労しています。
あちこちに置いてしまっているので、どこにあるのか、時々わからなくなります。
何とかしたいですね。
今後とも、よろしくお願いします。