迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

レンズの位置が他社とちょっとちがう 京セラ230ーAF

2021-10-31 18:26:43 | Lens made by Yashica, Kyocera

ここ数か月の間に、京セラのAFレンズ、YASHICA LENS AF 50mm F1.8KYOCERA LENS AF 24mm F2.8が集まってきました。こうなると、ぜひ京セラのAFカメラにつけて動かしてみたいと思うようになりました。新宿あたりでも探してみましたが、なかなか見つかりませんでした。そうしているうちに、先日、いつも行くカメラ店のジャンクコーナーで、異彩を放つカメラが目につき、よーく見ると、京セラ230-AFではないですか。うれしくなってすぐに買ってしまいました。

帰って早速、接点磨いて電池入れてみると、液晶が点灯し、レンズ付けるとAFが作動しました。


そしてシャッター切ったら、なんとミラーが上がったままで停止してしまいました。電池を抜いて再度ONにしても全く動きません。せっかくセットがそろったのに「お終い」となり、がっかりです。もしかして何か情報はないかとネットで調べると、京セラCONTAXのカメラ共通の「ミラーずれ」という故障とのこと。この故障を直した先達の知恵をお借りして、ミラーボックスにドライヤーで少し熱を送ってそのあとそっとミラーを押して、所定の位置に戻しました。「動け」と祈りながら電池入れてスイッチ押すミラーが動き始めました。何度か試して問題なく作動することが確認できました。というわけで毎日、空シャッター切って楽しんでいます。
230AFのあの大きなストロボを外してみると、普通のカメラになります。ストロボ付いていると不格好ですが、外せばけっこう格好良いです。でも何か違和感があります。そうです、レンズの距離表示の位置が斜めなんです。位置が変です。

 

そしてもう一度ストロボ付けてみると、わかりました。ストロボが大きく前にせり出しているので距離表示が見えるよう、斜めについているのです。

なかなか、ユニークなシステムです。何とかマウントアダプター作って2本のレンズをデジタルカメラで使ってみたいです。

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もう少し寄りたい KONICA HEXANON AR 40mmF1.8

2021-10-24 23:12:34 | Lens made by Konica Hexanon

コニカARマウントでもっとも有名なレンズといえば、パンケーキレンズのAR HEXANON 40mm F1.8です。最短撮影距離が0.45mで、当時のパンケーキレンズとしては、比較的短い方かとは思いますが、使っていると、もう少し寄りたいと思うことがあります。


以前に取り上げたライカM/ソニーEヘリコイドアダプターを使うことを考え、コニカAR/ライカMマウントアダプターをネットで探し発注しました。先日、現物が配達されてきたので、さっそく試してみました。


最短0.45mがヘリコイドを繰り出すことにより0.3mくらいまで近寄ることができました。

 

さて、最短撮影距離0.45mより近づいて撮ると、また別の世界が出てきます。

 

玉ボケがたくさん出てきました。

近寄っても、なかなか優秀なレンズのようです。

 いずれもSONY α7+AR HEXANON 40mm F1.8

 

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ボケ味を楽しむ AI AF Nikkor 50mm F1.4D

2021-10-19 23:07:49 | Nikon F mount lens made by NIKON

以前に紹介したニコンの標準レンズ AI AF Nikkor 50mm F1.4D、ピント合致したところはとてもシャープですが、そこからなだらかにボケていきます。適度に離れた位置の花は少し二線ボケのようなボケも見えます。

 

こういうボケ味もなかなか楽しいですね。

 いずれも Nikon D50+AI AF Nikkor 50mm F1.4D

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大都会の休日

2021-10-10 22:36:51 | Software

  NEX-3N+BCL-0980(UONOMEで超広角風に変換)

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これ1本でどんな被写体でも撮れます Tamron 18-270mm F3.5-6.3 Di II PZD

2021-10-04 23:04:50 | Lens made by TAMRON

今日のレンズは、タムロンの高倍率ズーム18-270mm F3.5-6.3 Di II PZD(model B008)です。ソニー一眼レフ用です。35ミリフィルム換算で27.5-405mmの画角になります。ソニー用はボディ内手振れ防止が使えるので、手振れ防止機構VCが省かれています。発売は2010年からで、ソニー用はすでに販売は終了しているようです。ただ、VCを搭載したニコン用、キヤノン用は今でもカタログに載っているので、一応、現行品といえるでしょう(2021年10月現在)。

   レンズ構成    13群16枚
   最短撮影距離  0.49m
   フィルター径    62mm
   重量               450g

レンズ名のPZDとは、ピエゾ(圧電セラミック)素子を使った超音波モーター駆動のことで、この駆動方法により小型軽量化できた、との話です。(タムロンのHPの受け売りです)入手した個体は少し外観不良のため、格安で入手できました。超音波モーターなので作動音はかなり静かです。

  焦点距離:250mm


写りのほうは、今どきのレンズなので安心して使えます。

  焦点距離:28mm

望遠側の絞り開放では周辺光量が若干落ちますが、解像力のほうは問題なく、ボディとの相性もあるのかもしれませんが、Pentax K-30+Tamron 18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18)よりはかなり周辺光量落ちが少ない感じがします。

  焦点距離:200mm

 

  焦点距離:270mm

いずれも SLT-A33+Tamron 18-270mm F3.5-6.3 Di II PZD

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歪んだフィルター枠を直したい

2021-10-02 23:47:51 | Accessory、 Books

ジャンクレンズを探していると、時々、先端のフィルター枠が歪んでいるレンズを見かけることがあります。このようなレンズのフィルター枠の歪みは、ペンチで直していたのですが、なかなか上手く直すことができませんでした。

フィルター枠の歪み修理用のツールとして「レンズバイス(レンズ万力修理ツール)」というものがあるのを知り、さっそく注文してみました。

表が48mm径くらいから、裏が27mm径からの小レンズ用になっています。

手元には先日紹介した京セラAFレンズのKYOCERA LENS AF 24mm F2.8があります。ジャンクとして購入したものなのですが、フィルター枠が少し歪んでいました。

 

それでは修理開始です。
まずレンズバイスを、歪み部分にかかるよう嵌めて、万力のネジを少しずつ締めます。少しずつ位置を変えながら、締めて緩めてを何度も繰り返すと、だんだんと歪みが修正されていきます。一度に思い切り締めずに、位置を少しずつ変えながら、締めては緩めの動作を何度も繰り返すのが良いようです。


何度か締め緩めを繰り返したところ、かなり直ってきました。今回は完ぺきではありませんが、一応、ここまで歪みが直りました。

他にも歪みのあるレンズありますので、試してみようかと思います。



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