Nikon D50+AF-S DX NIKKOR 55-200mmF4-5.6G VR
キヤノンEFレンズの標準レンズEF50mm F1.8 IIです。外装もマウントもプラスチックで、いかにも廉価版という感じです。かなり値段も安かったので、撒き餌レンズという可哀そうな名称で呼ばれていました。
レンズ構成 5群6枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 52mm
重量 130g
レンズ構成も特別なものではなく、昔からあるダブルガウスタイプの普通のレンズ構成です。こんな廉価版のレンズですが、実は写りはなかなか素晴らしいです。
なかなか立体感のある描写をしてくれます。
ボケ味もなかなかよい感じです。
いずれも Canon EOS 40D+EF50mm F1.8 II
ニコンのDXデジタル用の小型軽量の望遠ズームレンズAF-S DX NIKKOR 55-200mmF4-5.6G VRです。このコンパクトな中に手ブレ補正機構VRが内蔵されています。
レンズ構成 11群15枚
最短撮影距離 1.1m
フィルター径 52mm
重量 335g
現代のレンズですので、遠景の写りは申し分ありません。
使ってみて驚いたのが、望遠側の近距離で撮影するとボケがとてもきれいなことです。
きれいにボケてくれます。
なだらかにボケていきます。
Nikon D50+AF-S DX NIKKOR 55-200mmF4-5.6G VR
ダブルズームキットのレンズとしても売られていたようですので、中古店でもよく見かけます。けっこう身近にボケのきれいなレンズがあるのですね。
今年春から始まった新しい離陸。B滑走路から西側に舞い上がっていきます。
OM-D E-M1+G VARIO 100-300mmF4-5.6 MEGA O.I.S. 撮影地:羽田空港付近
米国製おむすび型カメラBOLSEYのレンズWOLLENSAK ANASTIGMAT 44mmF3.2を持ち出して撮影に行きました。公園の中でファインダーを覗いたら、暑さで目まいがしてきました。と思ったら、なんかグルグルまわっています。
思い切り、暴れています。面白いレンズです。
いずれも SONY α7+WOLLENSAK ANASTIGMAT 44mmF3.2
100ミリマクロレンズは花を撮るのに好適ですが、大きく、重く、かつ高価なものが多いようです。この3重苦を解決できるのが、マイクロフォーサーズ機で50ミリマクロで撮影することです。画角は35ミリフィルム判における100ミリマクロと同等になります。小型軽量なシステムが組めそうです。世の中ではフルサイズがもてはやされていますが、実はマイクロフォーサーズはものすごくメリットが多い、優れたシステムなのです。
フィルム時代には各社から50ミリマクロが多数発売されていました。今となっては40-50年前のレンズですので、比較的リーズナブルなお値段で入手できます。今回使用したレンズは、キヤノンのNew Macro FD 50mmF3.5です。重量は235gとかなり軽いレンズです。
写りのほうは、申し分ありません。さすがマクロレンズ。
いずれもLumix G2+New Macro FD 50mmF3.5
手元にあった50ミリマクロを並べてみました。1:2とかの目盛りはマクロレンズだけの表記です、これが格好良いです。
猛暑です。溶けてしまいそうなくらい暑いです。
OM-D E-M1+ZUIKO DIGITAL ED40-150mm F4.0-5.6(デジタルズーム2倍併用)
ニコンFマウントのMF時代のマイクロニッコールAi Micro-Nikkor 55mm F3.5です。ニッコール千夜一夜物語によると、このレンズの光学系は1961年発売のマイクロニッコール55mm F3.5まで遡れるとのことです。このAi Micro-Nikkor 55mm F3.5が発売されたのが1977年で、このあとAi Micro-Nikkor 55mm F2.8が発売される1980年までの長きにわたり、光学系の基本設計を変えることなく販売が続いていたそうです。
レンズ構成 4群5枚
最短撮影距離 0.241m
(最大撮影倍率0.5倍)
フィルター径 52mm
重量 240g
このレンズの光学系は、4群5枚のクセノタール型であることが特徴です。前記ニッコール千夜一夜物語の中では「独創的」という表現で書かれています。こう書かれると、どんな性能か期待してしまいます。
まずは遠景。
そして近接撮影では、ものすごいシャープです。
まるで名刀の切れ味の如しです。
いずれも Lumix G2+Ai Micro-Nikkor 55mm F3.5
さすがロングセラーのマイクロニッコール、撮影していて楽しいレンズです。
ニアミスか? 望遠レンズによる圧縮効果のなせるわざでした。
OM-D E-M1+G VARIO 100-300mmF4-5.6 MEGA O.I.S. 撮影地:羽田空港付近
Pentax K-30+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18) 撮影地:羽田空港
ずいぶん前に都内のある中古店で、銘板やヘリコイドがない剥き出しなジャンクの裸レンズを入手しました。M42口径のマウントだけは付いており、ヘリコイドアダプターを介して、0.4m位から無限遠まで使用できます。Lumix G2につけるとこんな感じです。レンズそのものは結構コンパクトです。
早速、持ち出して撮影です。画角から考えると50mmくらいのようです。絞りは付いていないので、すべて絞り開放での撮影になります。まず遠景。2m位の距離にある時計にピント合わせました。背後はボケています。時計も少し滲んでいるようです。
近接撮影では、後ろボケがざわざわしています。結構個性が強いようです。
もう1枚。白い花はうっすら滲んでいて、背後には少し輪郭のある玉ボケが出てきました。
背後に強い光を入れると、あれあれ、バブルボケがたくさん出てきました。しかもかなり強烈です。
このバブルボケ、どこかで見たことあるような気がします。
いずれも Lumix G2+謎のレンズ
レンズの素性が気になってきました。M42のマウント面には1か所切込みがありました。カメラに取り付けた時に一定位置でレンズを固定するための切込みのようです。手持ちのレンズの中から近い形状ものを探すと、見つかりました。富士フィルムST801などで使うフジノンレンズのM42マウントでした。赤で囲ったところが回転位置固定のための切れ込み、緑で囲ったところが絞り連動ピンで位置が一致しています。
FUJICA ST801に装着すると、カチッと音を立ててしっかり固定されました。
ではレンズはいったい何でしょうか。バブルボケで有名な富士のレンズといえば、FUJINON 55mm F2.2(M42)、並べて正面からレンズが反射する光を見ると、コーティングの色と位置と数が、一致します。
ということで、この裸のレンズは、FUJINON 55mm F2.2(M42)と推測されました。
以前に紹介したFUJINON 55mm F2.2は少し曇りがあるので、この裸レンズは重宝しそうです。面白いレンズだと素性が分かり、なんか得した気分です。