SONY α7+DT 55-200mm F4-5.6 SAM
SONY α7+DT 55-200mm F4-5.6 SAM
世の中、ちゃんと写る優秀なレンズが当たり前になり、一目でわかる癖の強いレンズがもてはやされるようになりました。そんな中、先日ある中古カメラ店で、癖玉として有名な旧東独Meyer-OptikのTrioplan 1:2.8/100を見かけました。びっくりしのは、そこについていた値札。なんと約9万円!!!の値がついているではありませんか。私が入手したのは10年前ですが、こんな安っぽい汚いレンズはだれも関心持っていませんでした。もちろんとても入手しやすい価格でしたけど。
「陽の目を見ないレンズを紹介していこう」と思っていますので、市場価格が高騰してしまって入手しづらくなるのは残念ですね。
シルバーはM42マウント(プリセット絞り)
ブラックはエキザクタマウント(セミオート絞り)
大きさだけでなく、絞りの形状も違います。M42は「円形絞り」、エキザクタは「六角絞り」。
このブログでも何度か取りあげていますが、絞り開放時のアウトフォーカス部分の被写体の輪郭がシャボン玉のような独特のボケが出るレンズです。巷ではバブルレンズと呼ばれているそうです。
Konicaminolta α Sweet Digital+Trioplan 1:2.8/100(M42)
レンズ名から分かるように、レンズ構成は三枚玉のトリプレットです。非球面レンズなどは使われていませんので、F2.8というような絞り値では、収差が大きく影響するのでしょうね。
過去に当ブログで紹介した主なページです。
・Trioplan 1:2.8/100(M42)の紹介
・Trioplan 1:2.8/100(エキザクタ)の紹介
・作例1
・作例2
・作例3
・作例4
同じ三枚玉でも、開放F値が少し暗いレンズですと、このようなシャボン玉ボケは出にくくなります。
・MInolta Rokkor TC 1:4 f=100mmの例
三枚玉でも、いろいろな表情があって面白いです。他の三枚玉でも遊んでみたくなりました。
今後も隠れた迷レンズを紹介していきたいと思います。
久しぶりに、BRAUN PAXETTE用の広角レンズSTAEBLE-LINEOGON 1:3.5/35mmを持ち出して、使ってみました。
公園の早咲きの桜が満開となっていました。35ミリフルサイズで撮影すると、周辺光量落ちが結構ありますね。でもシャープですよ。
絞り開放で最短撮影距離(約1m)では、こんな感じでボケます。
α7+STAEBLE-LINEOGON 1:3.5/35mm
あまり使っていないレンズが、まだ防湿庫の奥で眠っています。
時々連れ出して使ってみたいと思います。
先日紹介した8ミリシネカメラSankyo 8Tのターレットについていたレンズです。8ミリシネカメラの望遠レンズとなります。
正しい表記は、1と1/2ですが、書きにくいので表題含め1.5インチとさせていただきました。焦点距離は約38mmになります。細長い、全身に銀色をまとったレンズです。
これをPentax Q7につけると、35ミリフィルムカメラ換算で約175mmの望遠レンズとして使えることになります。最短撮影距離は3フィート=約0.9m
さて写りはいかがでしょうか。
まずは遠景です。解放F値では四隅がやや解像していないようにみえます。コーティングなどはあまり纏っていないようですので、逆光には少し弱いようです。
近距離ではちょっとだけグルグル回ります。
こういうシーンでは、ボケも期待できます。
Dマウントのレンズは、こんなに小さく細いレンズでも、なかなかよく写ります。個性的なレンズも多いようです。結構はまってしまいそうです。
販売開始は1985年とのことです。この3年後くらいに出たNewタイプは同じ絞り羽根数ながら円形絞りになっています。また現在も販売されているソニーのSAL50F14も同じレンズ構成でコーティングが新しくなっているようです。
レンズ構成:6群7枚
最短撮影距離:0.45m
重量:235g
フィルター径:49mm
さて、近所の公園で撮影してみました。開放F値から1/3絞りのF1.6で撮影しています。
まずは遠景。少し滲みがありますが、同時代の50mmF1.4の開放F値の滲みより具合よりは、かなりましな感じがします。
最短撮影距離付近では
そしてバス停のトトロ
いずれもα7+Minolta AF 50mm F1.4
このゆるい感じのボケ具合が、明るい50mmの醍醐味ですね。
先日紹介した8ミリシネカメラSankyo 8Tのターレットについていたレンズです。
8ミリシネカメラの標準レンズにあたります。
これをPentax Q7につけると、35ミリフィルムカメラ換算で約60mmのほぼ標準レンズとして使えることになります。
Pentax Q7につけるとどうですか、レンズが小さくてかわいいでしょう。小さなボディにかわいいレンズ、結構似合っていると思いませんか。
さて写りはいかがでしょうか。
まずは遠景です。開放F値では拡大すると若干ほやっとするのに気がつきますが、特に問題になるレベルではありません。
絞っていくと四隅がケラれていきます。4:3の画面ではF5.6で少し影が出て、F16まで絞ると四隅が黒くなります。3:2にすると影響はかなり少なくなります。
最短撮影距離は約30cm。焦点距離13mmですので開放F値でようやくボケが見られるようになります。
そして、こういうシーンですと、ちょっとぐるぐるします。
いずれも Pentax Q7+Kino-Sankyo 13mm F1.9
Pentax Qシリーズでしか使えないのですが、面白そうなレンズです。これからも、時々持ち出して楽しんでみたいと思います。
先日都内で開催された中古市で、入手したジャンクのレンズです。このレンズは見かけることが少ないマクロレンズです。しかもジャンクでは、めったに出回ることがありません。ジャンクゆえに、ややクモリ気味でカビが少々出ています。
レンズ構成:8群9枚
最短撮影距離:0.31m
重量:590g
フィルター径:58mm
さて、写りはどうでしょうか。夕方の公園で早咲きの桜を撮影してみました。
いずれもPENTAX K-5+smc PENTAX-F 100mm F2.8 MACRO
さすがマクロレンズという描写です。ただ、クモリの影響で、全体に眠い感じがしています。遠景は特に影響が大きいようです。今度、少し分解して清掃をしてみましょうか。
都内で開催された中古カメラ市で購入した古い8ミリシネカメラ、もちろんジャンク品です。
ターレットに2本のレンズがついています。側面には巻き上げレバーがあります。これでゼンマイを巻き上げて、その反動で駆動する仕組みになっています。
この機構を見て、今から40年以上前に、初めてシネカメラを使った時のことを思い出しました。たしか同級生宅にあった、当時でも旧式だったシネカメラでして、コマ落とし(通常よりコマ速度を下げて)で活動写真風の作品を撮りました。その時に使ったカメラと同じスタイルです。
このSankyo 8Tは、1957年(昭和32年)から発売された機種とのことです。
2本レンズのついたものが8T、3本レンズが8Rとして売られていたそうです。
さて、カメラの紹介はここまでで、欲しかったのはターレットについている2本のレンズでした。入手した時はレンズやファインダー埃が積もっている状態でしたので、丁寧にレンズを拭いてきれいにしました。
付いていた2本のレンズは
・Kino-Sankyo 13mm F1.9 (向かって右側の短い方)
・Sun Telephoto 1.5inch F1.9 (向かって左側の長い方)
全長の長い望遠レンズは、1.5インチですので約38mmとなります。短い方は焦点距離が13mmですので当時の8ミリシネの標準レンズに相当します。13mmレンズには、ワルツのフィルターと小さなフードがついていました。
両レンズともDマウントですので、マウントアダプター経由でPentax Q7で使えます。
どんな感じで写るのかは、別途ご報告したいと思います。
お昼ごろにやってきました。
Pentax K-5+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18)
この姿は三発機の特徴が出ていて格好良いですね。
Pentax K-5+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18)
真横です
Pentax K-5+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18)
そして着陸していきます。
Pentax K-5+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18)
この日に撮影できたのは、この1機だけでした。
Pentax K-5+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18)
夕方には飛び立っていきました。
SLT-A33+TAMRON AF200-400mm F5.6