今日取りあげるレンズは、ミノルタのフィルム時代の望遠ズーム、AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6です。
レンズ構成 10群11枚
最短撮影距離 1.5m
フィルター径 55mm
重量 435g
300mmのAPOズームレンズとしては比較的軽量ですが、金属製マウントに手触りの良いフォーカスリングなど、十分な機能が備わっています。
写りのほうはどうでしょうか。300mmでの絞り開放時には若干滲みが出ますが、ちょっと絞れば滲みは消えてすっきりとした画面になります。
ボケもなかなかきれいです。
さすがAPOレンズ、安心の画質です。
いずれもSLT-A33+Minolta AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6
今回取り上げるのは、ペンタックスの100mmマクロレンズ smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WRです。
レンズ構成 8群9枚
最短撮影距離 0.303m
フィルター径 49mm
重量 340g
ボディが欲しくて、お手頃価格のレンズ付きを購入したら付属していたのがこのレンズだった、という経緯で入手することができました。
以前に同スペックのsmc PENTAX-F 100mm F2.8 MACROを取り上げましたが、そのレンズに比べ大幅に小型軽量化されています。フィルター径は58mmから49mmに、重量に至っては250gも軽くなっています。さらに、円形絞りの採用、防塵防滴仕様、前玉に施された汚れをはじくSPコ―ティングなど、かなり進化しています。レンズ後端に防滴用の赤いパッキングが見えます。
何より、smc PENTAX-F 100mm F2.8 MACROは無骨な外観でしたが、今回のsmc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WRは洗練されたスタイリッシュな外観になりました。
早速持ち出して、公園の早咲きのサクラを撮影してきました。
解像力も素晴らしいです。
ボケもきれいですね。
いずれも Pentax K-30+smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR
フィルムカメラ時代には、各社で接写リングとして数種の長さのチューブを組み合わせて使用するEXTENSION TUBE SETが販売されていました。ニコン、ペンタックス、ミノルタなどは比較的ポピュラーで、現在でも中古カメラ店で時々見かけます。マイナーなマウントであるペトリのEXTENSION TUBE SETは、あまり目にすることはありません。今日はそんなレアなアイテムである、PETRI EXTENSION TUBE SETを紹介します。
まず外箱から発泡スチロールを出し、上蓋を開けると、このように5つのリングが出てきます。左から、ボディ側マウント、中間リング小、中間リング中、中間リング大、レンズ側マウント、と並んでいます。
箱から出すとこのような形状をしています。
ペトリのEXTENSION TUBE SETの最大の特徴は、3種の中間リングのネジがなんと42mm径であることです。つまり3種の中間リングはM42マウントの中間リングとしても使えることになります。
ということで、ペトリのEXTENSION TUBE SETは4つの使い方ができます。
(1) ペトリカメラとペトリレンズの組み合わせでの接写リング(本来の使い方)
(2) ボディ側マウントを使って、M42レンズをペトリカメラに装着するマウントアダプター
(3) 中間リングを使って、M42マウントレンズとM42マウントカメラの組み合わせでの接写リング
(4) レンズ側マウントを使って、ペトリレンズをM42マウントカメラ に装着するマウントアダプター(ただし近接撮影専用)
なんと「一粒で四度おいしい」EXTENSION TUBE SETということになります。
他にも、工夫次第でいろいろ使えそうです。詳しくは後日、ということで。
以前に紹介した、絞り値が上下逆さに書かれているCマウントの ZOOM LENS 18-108mm F2.5を久しぶりに持ち出してみました。
広角側では大きくケラレますので、トリミングしました。ちょっと隅は像が流れます。樽型歪曲もありそうです。
中間の焦点距離でも少しケラレが生じていますが、後ろボケはけっこうきれいです。
近接撮影はさらにボケがきれいです。
いずれもLumix DMC-G2+ZOOM LENS 18-108mm F2.5
扱いにくいレンズですが、個性的なレンズですの、たまに使ってやらないといけないですね。