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PENTAX K-5+smc PENTAX-DAL 55-300mmF4-5.8 撮影日:2018.6.22 撮影地;松島
Zeiss Jenaで作られたテッサーCarl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8、M42マウントでプリセット絞りになっています。
レンズ構成 3群4枚
最短撮影距離 0.5m
フィルター径 40.5mm
M42のテッサーとしてはJena Tという名前で出ていた東ドイツ製のレンズを紹介したことがありますが、今回のレンズは、以前に紹介したエキザクタマウントと似たシルバーの小ぶりなレンズです。
写りは、さすがツァイスのテッサーです。遠景では優等生ぶりを発揮しています。
近接撮影でも中心部はピントがシャープで、後ろボケもなかなかきれいです。
後ろに光が入ると、少しバブルボケのような玉ボケが発生しますが、うるさくもなく良いアクセントになります。
いずれも SONY α7+Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8(M42)
小ぶりで持ち運びに便利で、使いやすいレンズです。M42ヘリコイドリングと組み合わせてさらに近接してマクロ撮影もできますので、もっと活躍させたいレンズです。
都内で開催された中古カメラ市で発掘してきたCANON LENS P 100mm F2.8。絞りが無くヘリコイドも無く、ただレンズ本体がプラスチックの筒の中に固定されているだけのものでした。
ネットで素性を調べましたが何も情報は得られませんでした。もしこのレンズの素性をご存知の方がいらっしゃったらご一報お願いいたします。
プラスチックの筒にある突起状のネジを外すと、中のレンズ本体が外れて出てきました。レンズ鏡胴部分に厚めの両面テープを巻くと、M42中間リングがぴったり嵌りました。さらに黒のマスキングテープで固定すればM42マウント化が完了です。あとは中間リングとM42ヘリコイドを組み合わせれば撮影可能となります。無限遠から1m弱までピントが合うように調整しました。
さて撮影です。
無限遠ではレンズ四隅も破綻せず無難な写りをします。
近接撮影でバックに木漏れ日を入れると見事な玉ボケが発生しました。
条件によっては独特のボケが出ます。
バックに強い光が入るとバブルボケもちらほら見えます。
いずれも SONY α7+CANON LENS P 100mm F2.8
また、楽しいおもちゃが増えました。
ある中古カメラ店の片隅で見つけたPENTAX COSMICAR TV LENS 8.5mm F1.5(Cマウント)です。
最短撮影距離 0.2m
フィルター径 40.5mm
Cマウントなのでマイクロフォーサーズで使えるかもしれないと思って入手しましたが、レンズの後端がマウント面より後ろに出ているため、干渉しそうで装着できませんでした。ということでPentax Q7で使うことにしました。35ミリ判換算で約39mmくらいのようです。2018年5月現在でも、これと似たレンズが、リコーブランドのマシンビジョン用レンズFL-CC0815B-VGとしてホームページに出ています。
開放F値で近距離で撮影していますが、最短撮影距離0.2mまで寄ると少しだけ渦が巻いているように見えます。
遠景はわずかに歪曲がありますが、四隅まで十分解像していて破綻はしていません。
最短撮影距離以外の条件ではあまり渦を巻かないようです。優等生タイプのTVレンズです。
Pentax Q7+PENTAX COSMICAR TV LENS 8.5mm F1.5(C)
けっこう使いやすいレンズです。もっと色々なところで使ってみたいですね。