



NEX-3N+ZUIKO MC AUTO-S 50mm F1.8
今日のアイテムは、ペンタックスのSマウント(M42マウント)のヘリコイドリング、Variable Close-up Ringです。
もともとの用途は、SマウントのボディとSマウント(M42マウント)レンズの間に入れる接写用の中間リングで、リングの長さが可変できる便利なアイテムでした。ヘリコイドリングの一番縮めた時がペンタックスの接写用リング2号に相当、
伸ばした時が接写用リング3号に相当するそうです。
本ブログでは、改造レンズやマウント改造の際によくお世話になっているM42マウントヘリコイドリングですが、現在販売されているものではトミーテック社BORG製品や中国製(Pixcoなど)のものが知られています。今日のアイテムは、これらの製品よりもかなり前の1970年代に旭光学から販売されていたものです。
50年前の中古品ですが、BORG製や中国製に比べても造りはかなり良い感じで、しっかりしています。ヘリコイドの動きは硬くもなくスカスカでもなく、ちょうどよい塩梅です。さすがは純正品、と思いました。
今後活躍してくれると期待しています。
何本か集まってきた京セラAFレンズをデジタルで撮影したいと思い、マウントアダプターの自作にチャレンジしました。
ミノルタのAFレンズに近い構造なので、母体はミノルタα/マイクロフォーサーズのマウントアダプターとしました。以前に入手したボディからマウントを取り出して使うことも考えましたが、電気接点故障している中間リングKYOCERA AF EXTENSION TUBE MA-8.5をオークションで見つけて購入し、そのマウント部分を母体のアダプターのミノルタαマウント部分と交換しました。絞りの開閉を行うレバーが動くようになっています。(作業中の写真を撮影し忘れたので、いきなり完成物がでてきます)
ストッパーは無いので外れないように注意が必要ですが、とりあえずデジタルで使用できるようになりました。
さらにマイクロフォーサーズ/ソニーEマウントアダプターを挟むことで、フルサイズでも使用できるようになっています。
※ 分解や改造は自己責任でお願いします。
キヤノンのEFマウントレンズをマイクロフォーサーズのカメラにつけるアダプターを入手しました。以前にご紹介したソニーEマウントカメラ用のオートフォーカスアダプターとは異なり、ピント合せわや絞りなどすべて手動で行うマウントアダプターです。
このアダプターの特徴は、なんといっても絞りがあることです。キヤノンのEFマウントレンズは、フォーカスも絞りも全て電気信号を介して動かします。電気信号のないマウントアダプターで使おうとすると、フォーカスは手動で使えるのですが、絞りだけは動かすことができません。そこで絞り付きのマウントアダプターの登場ということになります。
側面の1.2.・・・・と数字が書かれているリングを動かすと、絞りが変化します。レンズをつけてみると、けっこうおさまりが良いですね。
絞りですが数字の6付近まで動かすと、残念ながら画面周囲がけられてしまいます。どうも2絞くらいしか可変できないようです。実際にはこんな組み合わせを考えていました。
ヘリコイド付のマウントアダプターはなかなか便利です。近接撮影だけでなく、距離環のないレンズでもピント合わせができたり、フランジバックをヘリコイドで調整できるので無理に無限遠調整しなくて済むなど、レンズ遊びする際にはとても重宝します。
以前にもオリンパスOM/ソニーEやM42ヘリコイドリングを紹介しましたが、今回は、さらに厚さが薄いヘリコイド付ライカM/ソニーE マウントアダプターです。ライカMマウントのレンズをソニーEマウントのカメラで、無限遠から近接撮影まで撮影可能になります。
今、手元には2つのタイプのヘリコイド付ライカM/ソニーE マウントアダプターがあります。仮にAタイプとBタイプとしますが、最大の違いはレンズ着脱ピンの位置です。Aタイプは着脱ピンがマウント面から少し浮いています。一方でBタイプはマウントの側面に着脱ピンがあります。
通常のライカマウントのレンズは、レンズのマウント面の面積が比較的小さいものが多いので、最初の2枚の写真のように、どちらのタイプでも問題なく着脱できます。
ただ、ライカMのアダプターと2枚重ねで使おうとすると、一部アダプターでマウントの周りが平らで面積が広いものがあります。例として、Pentax-K/ライカMのアダプターの写真を載せますが、底面がこのような形状の場合、Aタイプのような着脱ピンが浮いているアダプターでは、一旦装着してしまうと取り外しができなくなる恐れがあります。
Bタイプのように側面に着脱ピンがあるアダプターですと問題なく着脱できます。
一方で、Bタイプは着脱時にヘリコイドが最大長まで伸びてしまうという欠点もあります。今回は2つのアダプターの比較ですが、もっと便利な形状や使い勝手の良いアダプターも存在するかもしれませんが、その場合はご容赦ください。
なお、アダプターの2枚重ねは本来の使い方とは異なります。トライされる方は自己責任でお願いいたします。
今年最後は、便利なアダプターNikon-F/M42マウントアダプターを取り上げます。普通ですとM42マウントレンズをNikon-Fマウントカメラに付けるマウントアダプターは時々見かけますが、このアダプターはその逆のNikon-FマウントレンズをM42マウントカメラに付けるアダプターです。
ある程度の厚みがありますので無限遠は出ません。では何に使うのかというと、M42マウントのヘリコイドリングを介して、ミラーレス機でレンズの最短撮影距離以下のマクロ撮影をするために使います。以前にご紹介したニコンF/M42マウントアダプターもどきというトリッキーなアダプターを使わずに無限遠からマクロまで自由に使えます。
ヘリコイド固着のNikkor-H Auto 50mm F2も、この組み合わせで使えます。
ずっとカメラ側がM42のマウントアダプターを探していましたが、ようやく巡り合うことができました。他のマウントとしてはEOS/M42が販売されているのを見つけました。もっといろいろな種類のマウント用を出してもらえないでしょうかね。期待しています。
長年ジャンク漁りをしていると、いつのまにか様々なマウントが揃ってしまいます。いずれも昔のレンズをデジタルで使いたいと思っているのですが、いろいろなマウントがある中で、マウントアダプターがなかなか見つからない、難関のマウントがペトリです。
ペトリのカメラやレンズはジャンクでも比較的よく見かけますが、その割になかなか使えないマウントでした。
アダプターがないのなら、マウント改造か、アダプター自作しかありません。以前にマウント改造したペトリレンズをご紹介しました。その後、改造したマウント部分と絞りが壊れてしまいました。
そこで、今回はアダプター自作にチャレンジしました。故障しているボディからネジで留まっているマウント部分を外しました。M42ヘリコイドリングに接続して使いたかったのですが、手持ちの材料では無限遠が出ないことがわかり断念しました。そこで、フランジバックがかなり短いKonica ARマウントアダプターを使って、そこにボディから外したマウント部分を接合させることで作成しました。
接合と言いながら、あとで戻せるようになっています。
今回はここまで。後日試写結果をご紹介したいと思います。
※ 分解や改造は自己責任でお願いします。
コニカの一眼レフといえば、世界初の自動露光方式でフルサイズとハーフの切替機能内蔵のAUTOREX、世界初のフィルム自動装填自動巻き上げ内蔵のFS-1などが有名で、ARマウントのヘキサノンレンズが使われており、中古市場では比較的よく見かけるレンズです。しかしAUTOREXの登場前には、ARマウントとは異なるマウントのレンズを使うコニカの一眼レフが販売されていました。コニカFS、FP、FMなどです。これらのレンズは、通称コニカFマウントと呼ばれています。
コニカFマウントからコニカARマウントへ移行する際に、変換用のマウントアダプターが販売されていました。それが今日の主役の「Konica F-ARマウントアダプター」です。
コニカFマウントのカメラが販売されていたのが5年ほどですので、元々レンズの流通量はそれほど多くなかったと思われます。それゆえ、このアダプターはなかなかお目にかかれないもののようです。先日、デッドストックのような状態のものを、ようやく入手することができました。
箱の中にはこんな説明書も同封されていました。
さて早速、コニカFマウントのレンズにアダプターを装着しました。自動絞りの機構が独特で、装着には少しお作法が必要ですが、何とか絞りも動くようになりました。
下記の写真で、レンズマウント部の赤丸のレバーを動かすと絞りが変化します。アダプターを装着して青丸のレバーを倒すと赤丸のレバーを押し込むようになり、絞りが連動するようになります。
当然デジタルで使いたくなりますので、ソニーEへのマウントアダプターを使ってと思いましたが、私の所有しているコニカAR/ソニーEマウントアダプターには装着できませんでした。どうもARマウント側の形状がオリジナルのマウントの形状と差があるようです。(いろいろ調べると、メーカーによっては形状が違っており、大丈夫そうなアダプター[後日使えることを確認済み]もあります)
新たに使えそうなアダプターの購入は出費がかさみますので、何とか手持ちの材料で使えるようにならないか考えてみました。
まずは、コニカの中間リング2 ARですが、さすがに装着できました。この中間リングの後ろの輪っかの径は、実は55mmなのです。そこでステップアップリングを重ねれば何とかなるかもしれない思い、いろいろ試したところ、55mm/52mmステップアップリング+52mm/42mmステップアップリング+M42/ソニーE薄型マウントアダプターの多重重ねなら行けそうなことが分かりました。最後にM42中間リングで厚さ調整を行い、ようやく使えるようになりました。(中間リングの構造によっては、薄型マウントアダプターと組合せるとボディと干渉したり、外せなくなったりする場合もあります。お試しされる際は自己責任でお願いします。)
レンズの試写結果は後日、報告いたしたいと思います。
※お試しされる際は全て自己責任でお願いします。
ニコンFマウントのレンズをM42ヘリコイドリングに装着できないかと、考えていました。
がらくた箱をひっくり返していたら、ニコンの古い中間リングK3が出てきました。これはマウント側にニコンFマウントのレンズが装着でき、反対側が52mm径(オス)になっています。
52mmフィルターがつけられるということで、ここに52mm/42mmのステップアップリングを装着すればもしかして使えるのでは、と思い、ステップアップリングをネットで購入しました。
発注してから気づいたのですが、フィルター径とM42マウントのピッチが微妙に違っています。フィルター用ステップアップリングのピッチは0.75mm、M42マウントのピッチは1mmです。リングが届き装着してみると、何とかヘリコイドリングにネジ込みできました。ただ奥までねじ込むと外れなくなる恐れがありますので、このあたりは自己責任でお願いします。
M42ヘリコイドにM42/ソニーE薄型アダプターを付ければ、ソニーEマウントのカメラで無限遠から近接まで自由自在に使うことができます。
また愉しみが広がりました。