スカイツリーと新幹線
Pentax K-50+Tamron AF28-300mm XR F3.5-6.3 LD(Model A06)
この週末に開催された松屋銀座の中古カメラ市で、見慣れない銀色のジャンクレンズを3本入手しました。いずれも135mmでした。
左から
(1)FOCA TELEOPLAR 1:4.5 F=13.5cm
(2)Schneider Tele-Xenar f:4/135mm
(3)Enna Tele-Lithagon 135mm F:3.5
素性を調べてみると、
(1)TELEOPLAR はフランスのRF機FOCAユニバーサルシリーズの望遠レンズ。※1
距離計連動するバヨネットマウントのレンズです。FOCAの初期型はスクリューマウントだったようです。
(2)Tele-Xenarは付属していたフロントキャップの文字よりドイツのDiax用と分りました。
DiaxはレンズシャッターのRF機で、マウントはキャノンFDのようなブリーチマウントの形状をしています。
(3)Tele-Lithagonは巨大な個性的フードが付属していました。
ヒントがなく苦労しましたが、webで偶然見つけたページに同じレンズが出ていました。
米国製のレンズシャッターRF機であるArgus C44用の望遠レンズであることが分りました。
いずれも専用マウントのため、使うにはボディを見つけるか、アダプターを自作するか、マウントの改造かが必要になります。マウントアダプターは販売していないし、ボディはなかなか入手できないでしょうから、使うにはマウント改造が必須かもしれません。
3本とも1950年代から1960年代初めにかけてのオールドレンズです。3本ともジャンクですので、レンズ内に汚れがあり、まともではないでしょうが、どんな写りをするのでしょうか。
今後の楽しみにしたいと思います。
参考文献
※1朝日ソノラマ社 カメラレビュー クラシックカメラ専科 45巻内
「フォカの全貌」 田渕勝彦著 1998年3月25日発行
Minoltaの謎のTVレンズ、TV Zoom Rokkor12.5-75mm F1.8で早咲きの桜を撮影したら、ぐるぐるボケが盛大にでてきました。
さらに近づくと、もっとぐるぐる。
いずれもLumix DMC-G2+Minolta TV Zoom Rokkor12.5-75mm F1.8
いつも行くカメラ店のジャンクコーナーにあった謎のレンズです。
外観はミノルタのMCレンズのようですが、スクリューマウントになっています。
TVレンズというと、Cマウントが定番ですが、直径から見るともっと大きく、M42のようです。
ミノルタがTV用のレンズを作ってたようですが、いつ頃、対象機種などの情報がほとんどありません。分らないことだらけのレンズです。
情報お持ちの方がいらっしゃれば、ご一報ください。
レンズ構成 不明
フィルター径 49mm
最短撮影距離 1.5m
私が入手した個体は、マウント部分が落下によると思われる凹みがあって、カメラやアダプターにはねじ込めませんでした。持ち帰り、マウントの凹みをヤスリで根気よく削り、ようやくねじ込むことが出来ました。
しかし残念ながらM42のカメラに装着しても無限遠がでませんでした。フランジバックとしては、M42より2mmほど長い感じがします。一方で、イメージサークルはかなり小さいです。
このままでは撮影できないので、どいろいろ試した結果、ミノルタのSR時代の中間リングのNo.1に差し込んでマスキングテープ使って無理やり固定したところ、無限遠が出るようになりました。
よって、マウントはミノルタのSRになりました。ミノルタのレンズですので、正統なマウントになったので、良しとしましょう。
このレンズはバリフォーカルなので焦点距離によってピント位置が変動します。現在の設定では、無限遠がでるのは、30mm位から75mmまでのようです。(後日、フランジバックを合わせたら普通のズームレンズであることがわかりました)
もちろん30mm側では最短撮影距離でようやく無限遠がでます。12.5mmのときは、マクロ機構が付いているので、無限遠は可能になります。
マイクロフォーサーズでも画面がケラレます。12.5mmでは完全な円形、75mmでようやくケラレが目立ちにくくなります。
まあ使いにくいレンズですが、写りはとても個性的です。フレアも多く、グルグルぼけも多数発生します。こういうレンズ好きですね。
どういう条件でグルグルするのか、もう少し使いこなしていきたいと思います。
適度な距離をとると、グルグルボケは目立たなくなります。
いずれもLumix DMC-G2+Minolta TV Zoom Rokkor12.5-75mm F1.8
使えるようになったので、思うぞんぶん楽しんでみたいと思います。
マイクロフォーサーズで超望遠が使いたくて、後先も考えずに買ってしまいました。
ミラーレンズですので軽量コンパクトです。
さてカメラにつけてみると35mmフィルム判換算で800mmの画角ですので、覗いただけではどこを見ているかよく分りません。しかもマニュアルフォーカスですので、ピント合わせが一苦労。
ミラーレスカメラで拡大してようやく合わせられる程度。背面の液晶画面でのピント合わせはぐらぐらゆれて、そこをピント合わせするのは、至難の業です。
(ちなみに、ピントの語源はオランダ語だそうです。英語ではfocusですかね)
レンズ構成 2群6枚
フィルター径 67mm
最短撮影距離 1.15m
重量 515g
ミラーレンズは最短撮影距離が短く設計できるのは有利です。
このレンズは1:2.5まで寄れるようです。しかし最短撮影距離側でのピント合わせは、さらに難易度があがります。何回かトライしましたが、成功率がかなり低いです。このレンズは比較的安価で手に入ります。画質はそれなりですね。
それでは、ミラーレンズ特有の描写をご覧ください。
いずれもLumix DMC-G2+Kenko MC MIRROR LENS 400mm 1:8