迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

1年間どうもありがとうございました 2023年大晦日

2023-12-30 23:38:30 | レンズ目次
2023年もついに大晦日になってしまいました。

  「East-iが行く」 撮影地:東北新幹線 上野-大宮 

2023年の下半期(7月から12月)に紹介した「迷レンズ」のリストです。
なお2023年の1月から6月に紹介したレンズはここにあります。

トキナー Tokina EL 28mm F2.8(コニカARマウント)
ソニー  FE 28-70mmF3.5-5.6 OSS(ソニーEマウント)
ブラウン BRAUN PAXETTE II M(クラシックカメラ)
スティーブル Staeble Choro 38mm F3.5(パクセッテマント)
ロモグラフィ LOMO T-43 40mm F4(改造レンズ)
ペンタックス PENTAX Variable Close-up Ring(マウントアダプター)
シグマ MINI-WIDE 28mm F2.8(FDマウント)
コーワ Kowa SE (クラシックカメラ)
ペトリ/M42ヘリコイド 中間リングでマウントアダプター(ペトリマウント)
フジカ X-FUJINON 50mm F1.9 FM(フジカAXマウント)
パナソニック G 20mm F1.7 ASPH.(マイクロフォーサーズマウント)
ローライ Rollei-HFT Planar 50mm F1.8(ローライQBMマウント)
トプコン UV Topcor 35mm F3.5(トプコンUVマウント)
リコー RIKENON P 50mm F2(Kマウント)
ミノルタ  AF ZOOM 24-50mm F4(ミノルタ/ソニーAマウント)
メイヤー Meyer-Optik Oreston 50mm F1.8(M42マウント)
パナソニック G VARIO 100-300mmF4-5.6MEGA O.I.S.(マイクロフォーサーズ)
ペンタックス REVERSE ADAPTER SET(アクセサリー)
フォクトレンダー VITOMATIC IIa(クラシックカメラ)

まだ眠っている「迷レンズ」もたくさんあります。
来年も少しずつ紹介していきたいと思っています。

今年も「迷レンズ探訪」を訪れていただき、たいへんありがとうございました。
2024年もよろしくお願い申し上げます。
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美しきレンジファインダー機 フォクトレンダーVITOMATIC IIa

2023-12-29 23:55:16 | Classic Camera
今日のカメラは、1960年発売の独フォクトレンダー社のレンズ固定式レンジファインダー機VITOMATIC IIaです。VITOMATICは初代が1958年から発売されました。距離計なしのI型と距離計連動のII型で、追針式の露出計が内蔵されています。今日紹介するIIaは距離計連動タイプの2代目のバージョンで、露出計の針がファインダー内でも表示されシャッター速度が1/500秒まで(初代は1/300秒まで)になったことが初代からの変更点です。レンズは定評のあるCOLOR-SKOPAR 50mm F2.8が搭載されています。(Vittesa T用のCOLOR-SKOPAR 50mm F2.8の記事はこちら

 型式    :135判(35mmフィルム)レンズシャッターカメラ
 レンズ   :COLOR-SKOPAR 50mm F2.8 (3群4枚)
 焦点調整  :距離計連動式、直進ヘリコイド 1m~無限
 ファインダー :逆ガリレイ透視式 ブリリアントフレーム
         二重像合致型連動距離計
 シャッター :プロンターSLK-V B.1 -1/500 秒 シンクロM,X,V セルフタイマー
 フィルム送り :レバー巻き上げ、ポップアップノブ巻戻し
 露出計    :セレン光電池、連動追針式(ファインダー内表示)
 バッテリー  :不要
 重量    :760g

このVITOMATIC IIaは、優美な曲線で覆われた光り輝く梨地クロームのボディで、大きくて見やすいレンジファインダー、距離計窓と一体化したセレン光露出計の端正な形の受光部、先端にいくにしたがって細くなるレンズ形状、レンズの距離リングの花型形状、が目につきます。なんと美しいフォルムなんでしょうか。比較的小さなボディですが、持ってみると、みっしり詰まっている感じがして、なかなかの重量感がある精密機械です。


このカメラ、美しさだけでなく、あちらこちらにギミックが隠されています。
巻き上げレバーは裏蓋と軍幹部の隙間に配置されて余計なでっぱりを無くしています。


普段は軍艦部上面はでっぱりが少なくなっていますが、側面曲線部にあるギザギザをスライドさせると、巻き戻しノブがポップアップします。時計回りに回すとフィルムの巻き戻しができます。



さらに底面の爪を起こして回転させるとロックが外れ、裏蓋が開くことでフィルムの出し入れができます。



軍艦部上面のVITOMATIC IIaの文字が浮彫で彫刻されています。セレン光受光部上面のVoigtlanderの文字もお洒落です。
VITOMATICはこのIIaの後、1964年に後継機のIIbになりますが、残念ながら軍艦部上面のVITOMATICの文字は印刷になり、シャッターボタンはフロント部に移動して押し下げ式になってしまい、美しさは失われてしまいます。VITOMATIC IIaは古豪フォクトレンダーの最後の輝きを持ったカメラだったのかもしれません。
私が所有しているVITOMATIC IIaはシャッターが故障しています。いつか修理はしてみたいと思いますが、いつになることやら。

<参考文献>
1)「ぼくらクラシックカメラ探検隊 フォクトレンダー」オフィスヘリア、1996年11月1日発行
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こんな使い方もできます PENTAX REVERSE ADAPTER SET

2023-12-17 23:35:09 | Accessory、 Books

今日紹介するのは、PENTAX製のリバースアダプターのセットです。セットの構成は、写真の左から
A:リバースアダプター。フィルター径49mmのレンズを逆付けするためのアダプターです。カメラ側のマウントはM42
B:52mm/49mmステップダウンリング 兼 49mmのメス/メス変換リング
C:49mm/52mmステップアップリング

このリバースアダプターのセットは、接写のためだけではなく、改造レンズ遊びにも活躍します。その遊びをするためのキーになる輪っかが、この真ん中のBです。49mmのメス/メス変換リングであることがポイントなのです。このメス/メス変換リングは、他社でも販売されているものに比べ、かなり薄型であるため、とても重宝します。
以前に紹介したように、スライドプロジェクターのレンズ CABIN 150mm F3.5にマウントを付ける改造をする際にレンズの筐体にピッタリ嵌るフードを利用しましたが、それをM42マウントに変換するのに活用しました。

フードは55mmのネジ径(オス)ですので、55mm/49mmステップアップリング、そしてリバースアダプターセットのB、さらにAを組み合わせ、M42マウントに変換しました。あとはフランジバック調整に中間リング(外観がシルバーで2個連結)とM42ヘリコイドリング、さらにM42/ソニーEマウントの薄型アダプターを使ってカメラに装着しました。
こんな感じで、いろいろな道具を使いながら、遊んでいます。

※カメラ/レンズの分解や改造は自己責任でお願いします。

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ボックスの中のレンズたち

2023-12-15 23:20:20 | レンズ目次

長年、迷レンズ(=ガラクタ、ジャンク、ボロ)を入手してきた結果、防湿庫はとうの昔に満杯で、入りきらないレンズたちはボックスに詰め込んで保管しています。そのボックスも何個あるのかわからなくなるくらい増殖しています。
たまに風通しするため持ち出してふたを開けると、こんな状態です。

ガラクタやボロレンズばかりですが、私にとってはお宝なのかもしれません。
このボックスの中で、これまでに紹介したものは
STAEBLE-KATA 1:2.8/45(M42マウントに改造)
Schneider-Kreuznach Balda-Curtagon 35mmF2.8(デッケルマウント)
MD 28mm F3.5(ミノルタMDマウント)
AGILUX ANASTIGMAT 80mm f2.8(Agiflexマウント)
TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 53mmF2(トプコンUVマウント)

実は、このレンズたちの下にも、まだ何本か埋まっています。
まだ、紹介できていないレンズもチラホラ見えるかと思いますが、そのうちに、ということで。

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ようやく紅葉 smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR

2023-12-12 22:54:46 | K mount by PENTAX

ペンタックスのマクロレンズ smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WRを持って、ようやくきれいに色づいた公園のモミジを撮影しました。

 Pentax K-30+smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR

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スポーツ写真に最適 G VARIO 100-300mmF4-5.6MEGA O.I.S.

2023-12-10 23:36:18 | Micro Four Thirds

パナソニックのマイクロフォーサーズの望遠ズームG VARIO 100-300mmF4-5.6MEGA O.I.S.です。2023/12月現在発売中の100-300mmはII型ですが、このレンズはI形で同じ光学系のようです。
   レンズ構成   12群17枚
   最短撮影距離  1.5m
   フィルター径  67mm
   重量                520g
35ミリ判換算で200-600mmに相当する望遠ズームレンズです。長焦点側が600mm相当ですので、かなりの望遠効果が得られます。飛行機写真やスポーツ写真に重宝するレンズです。これまで何度かこのレンズを使った飛行機写真あげてきましたが、今回はスポーツ写真で活躍しました。
今シーズンのラグビーリーグワン2023-24の開幕戦、東芝ブレイブルーパス東京 vs 静岡ブルーレヴズの試合で撮影です。

 OM-D E-M1+G VARIO 100-300mmF4-5.6 MEGA O.I.S. 

さすが600mm相当の望遠ズーム、スポーツ写真にも好適なようです。

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ちょっとバブルボケしている  Meyer-Optik Oreston 50mm F1.8

2023-12-02 17:38:33 | Lens made in GERMANY

今日のレンズは、東独メイヤー(Meyer-Optik Görlitz)の標準レンズOreston 50mm F1.8(M42マウント)です。

Oreston 50mm F1.8を持って、イルミネーションが始まった街で撮影です。
遠景は、絞り開放でもきれいに解像しています。

こういう条件では、ちょっとバブルボケが出ています。

なかなか面白いレンズです。


  SONY NEX-3N+Oreston 50mm F1.8

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