迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

1年間どうもありがとうございました 2024年大晦日

2024-12-31 21:15:05 | レンズ目次
2024年もついに大晦日になってしまいました。
写真は、入間航空祭でのブルーインパルス(撮影日:2024/11/03)。2機がくっついて?飛んでいます。

  Pentax K-30+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18) 

オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 macro(フォーサーズマウント)

まだ眠っている「迷レンズ」もたくさんあります。
来年も少しずつ紹介していきたいと思っています。

今年も「迷レンズ探訪」を訪れていただき、たいへんありがとうございました。
2025年もよろしくお願い申し上げます。
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キレッキレの大口径中望遠マクロレンズ ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 macro

2024-12-27 16:23:26 | Four Thirds
今回のレンズは、前々からぜひ手に入れて使ってみたいと思っていたレンズです。オリンパスのフォーサーズマウントの中望遠マクロレンズZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 macroです。
以前は注目度が低かったせいでしょうか、中古で意外に安値がついていましたが、最近は結構高騰していて、なかなか手が出ない状態でした。先日、まあこれならなんとか買えそうだなという出物があり、ようやく入手することができました。

 レンズ構成:10群11枚
 最短撮影距離:0.24m
 重量:300g
 フィルター径:52mm

マクロレンズとしては、とても明るいレンズで、35ミリフィルム判換算で100mm F2の大口径中望遠マクロレンズとなります。オリンパスはフィルムカメラ時代から開放F2のマクロとして50mmF2と90mmF2がラインナップされていました。現在のマイクロフォーサーズのラインナップにはF2の大口径マクロレンズは存在しませんので、このZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 macroがデジタル用としては唯一の大口径マクロレンズとなっています。
マイクロフォーサーズのカメラにマウントアダプターのパナソニックDMW-MA1を介して装着して撮影しています。

フォーサーズレンズ群の中では、HG(ハイグレード)タイプに属する高性能レンズですので、写りのほうは期待できそうです。
まずは、近接撮影。紅葉の葉脈がきれいに再現できています。背景はなだらかにボケています。

花の中心はしっかり解像しています。キレッキレですね。背後も穏やかなボケのようです。

もう少し離れた距離で。ピント合致部分は切れ味抜群、ボケはきれいです。


さらに遠景。ロボット兵にピント合わせました。きれいに解像しています。

    OM-D E-M1+ ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 macro

ファインダーの中で見ているだけでもキレッキレなのがわかります。久しぶりに、撮っていてワクワクする楽しいレンズに出会いました。AF速度がもう少し早いと100点満点なのですが・・。本当に素晴らしいレンズです。


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噛みしめるほど味が滲み出てくるレンズ Minolta MC ROKKOR-PF 58mm F1.4

2024-12-21 23:38:22 | MC,MD mount by MINOLTA
先日、カメラ屋のジャンク売り場でレンズの表面と内部にカビがあるMinolta MC ROKKOR-PF 58mm F1.4を見つけ、入手してきました。


表面のカビを簡単に拭き取ったあとに、レンズ後端から分解をして、絞り前後のレンズにあったカビを清掃しました。これで大丈夫だと思って組み立てたのですが、光を当てるとクモリが残っています。よく見ると最後尾のレンズの内側の面が曇っているように見えます。この面はミノルタ特有の緑色のコーティングがあるところで、webによると、ちょっと触るだけでコーティングが剝がれてしまうとのことでしたので、今回は全く触らずにいました。このままでは中途半端な状態ですので、そのうちコーティングを触って清掃するしかないか、と思っています。
とはいえ、クモリありで撮影したらどんな感じになるのかと思い、夕暮れの街に持ち出して撮影です。望遠気味で使いたかったので、マイクロフォーサーズ機で撮影しました。
夕暮れになり灯りが気持ちよく滲んでくれました。


以前にも取り上げましたが、このレンズはバブルボケが出るレンズとして知られています。

もっと近づいてみましょう。大きなバブルが出てきました。


このレンズが活躍するのは、薄暮の夕暮れから陽が沈むまでの間です。噛みしめるほど味が滲み出てくるレンズです。


 OM-D E-M1+ Minolta MC ROKKOR-PF 58mm F1.4

レンズの分解は、自己責任でお願いします。


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ワイコンの次はフィッシュアイコンバーター オリンパス FCON-P01

2024-12-13 22:52:48 | フロントコンバージョンレンズ
先日、オリンパスの純正ワイドコンバーターWCON-P01を取り上げましたが、その記事を書いた直後に、また純正のフロントコンバーターを入手してしまいました。マイクロフォーサーズの標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR用のフィッシュアイコンバーターFCON-P01です。前の記事が同類を呼び寄せたのでしょうか。

 レンズ構成:3群3枚
 最短撮影距離:0.19m(像面から)
 重量:112g

HPの情報によると、マスターレンズの14mmの時は10.4mmとなり、35mmフィルム判換算で20.8mm相当、画角は120度とのことです。画角が120度、あれ、ずいぶん狭い画角ですね。オリンパスの魚眼ボディーキャップレンズ BCL-0980は140度の範囲が写りますですので、それよりも狭い画角でした。
実際の写真で比べてみます。上がFCON-P01使用、下がBCL-0980です。比べてみるとずいぶん画角に差があります。

ということで、FCON-P01はフィッシュアイレンズというより、魚眼のように歪む広角レンズとして楽しむのがよさそうです。

もう一つ、FCON-P01が得意とするのが、超近接撮影です。最短撮影距離では像面から19cmですので、レンズ先端からは数cmのところまで寄れます。


画角の広いマクロという使い方もできるフィッシュアイコンバーターでした。
 OM-D E-M1+M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR+FCON-P01
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くっきり鮮やか広角ヘキサノン HEXANON AR 28㎜ F3.5

2024-12-05 16:21:10 | Lens made by Konica Hexanon
コニカARマウントの広角レンズHEXANON AR 28㎜ F3.5です。コニカARマウントの28mm F3.5は、4つのタイプが存在するようです。(1) プリセット絞り、(2) AE絞り初期型、(3) AE絞り後期型-1、(4) AE絞り後期型-2で、本レンズは最終バージョンである(4)のタイプです。時期的には世界初のワインダー内蔵カメラであるコニカFS-1とほぼ同時期の1978年の発売になります。パンケーキレンズとして有名なHEXANON AR 40㎜ F1.8と同時代のレンズです。


 レンズ構成:5群5枚
 最短撮影距離:0.3m
 重量:195g
 フィルター径:55mm

以前所有していたのですが、15年ほど前に手放してしまいました。最近になってまた使ってみたくなり、先日都内のカメラ店でカビがついたジャンクを見つけました。幸い表面のカビだったので、軽く清掃して今回の撮影につかいました。


さて、写りはどんな感じでしょうか。
遠景では、逆光でもコントラストが高く、四隅もしっかり解像しています。



近接撮影では、ピント合致面はきれいに解像しています。後ろボケは若干硬さがありますが、良い感じです。


色乗りも良く、くっきり鮮やかに写ります。
  SONY α7+ HEXANON AR 28㎜ F3.5

なかなか、良さげな広角レンズです。しっかり使ってあげたいレンズです。

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冬の赤外線写真

2024-12-03 22:51:38 | Infrared Photography
赤外線写真を撮りたくなるのは新緑のころなんですが、実は冬でも撮影ができます。コンデジに赤外線フィルター装着して、晴天の日の正午頃に撮影しました。


光の当たった部分は、色づいた葉も濃い緑の葉も、みな同様に白く写ります。

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