迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

大口径レンズ搭載ハーフ判フラッグシップカメラ OLYMPUS PEN-D

2023-01-09 17:59:32 | Classic Camera

オリンパスのハーフ判レンズシャッターカメラPEN-Dです。

最高級のペンを目指して、1962年発売開始されました。コンパクトなボディーの中に、F1.9の高性能大口径レンズ、高速1/500秒シャッター、LV値直読式内蔵露出計などを詰め込んだ「プロ仕様のペン」でした。(オリンパス株式会社のHP※の記載による)。
https://www.olympus.co.jp/technology/museum/camera/products/pen/pen-d/(2023/01/08アクセス)

 型式    :135判(35mmフィルム)レンズシャッターカメラ
 レンズ   :F. Zuiko 3.2cm F1.9 (4群6枚)
 焦点調整  :目測式、直進 Helicoid 0.8m~無限 ダブルクリックストップ付き(3m,1.2m)
 ファインダー :アルバダ式ブライトフレーム 0.5倍
 シャッター :コパル#000 B. 1/8 -1/500 秒 X接点 ドイツ型シンクロソケット
 フィルム送り :リヤー・ワインディング・システム
          セルフコッキング、自動巻止、二重露出防止、二重巻上防止
 露出計    :セレン光電池、単独LV値 直読式
 フィルム感度:ASA 10~ASA400
 裏蓋開閉  :裏蓋取外し式
 重量    :約420g

フィルム装填は、底部の大型ノブを立てて回して下に引くと、裏ブタと本体が分離するという、クラシカルなスタイルです。以前にも取り上げたPEN-SPEN-EESと同様の機構です。

大きなレンズと黒枠のファインダー部が、できるカメラの雰囲気を醸し出しています。風格がありますね。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年もよろしくお願いいたします | トップ | マイナーマウントのアダプタ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしいカメラです。 (ぽせいどん)
2023-07-01 16:41:05
私の写真歴がこの機から始まりました。
中学生の時に同級生から借りてフィルム一本を消化。そのネガもまだ保存しております。
高校生になって購入したのがPenFT。初めてのマイカメラでした。
OLYMPUSの米谷美久が語る開発秘話です。⇓

https://www.olympus.co.jp/technology/museum/camera/lecture/vol1/?page=technology_museum
返信する
Unknown (oban3)
2023-07-02 23:01:00
ぽせいどんさんにとって思い出のカメラなんですね。
PENの開発秘話の情報どうもありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Classic Camera」カテゴリの最新記事