RetinaIIIS用の交換レンズです。いわゆるディッケルマウントです。
レンズ自身には絞りリングがありません。ボディ側で絞り制御する機構です。
今回はレンズだけを入手しました。
ジャンクボディが手に入ったら、マウントアダプターを作ってみたいと思います。
Schneider-Kreuznach Retina-Xenon f:1.9/50mm
レンズ構成:4群6枚の変形ガウスタイプ
最短撮影距離:3フィ-ト
レンズのシリアル番号から見ると1959~1960年頃の製造のようです。
今回は、TOPCONの中間リングに無理やり固定して撮影しました。
E-300+Schneider-Kreuznach Retina-Xenon f:1.9/50mm
Schneiderのレンズは柔らかい描写をするので、良いですね。
(2)自動絞りの機構
エキザクタの愉しみ 2回目は「自動絞りの機構」です。
EXAKTAマウントレンズは、1950年代後半になって自動絞りが装着されました。
その機構はひじょうにユニークです。EXAKTAが左のボディー中程にシャッターが
あるのを利用した、賢い方法です。
(矢印のところがシャッター)
そのなかでもいくつかのパターンがあるようです。
我が家のレンズの中だけでも3種ありました。
以下の名称は、私が勝手につけた名前ですので、世の中では通用しません。
①単純型
普段は解放になっていて、レバーを押すと絞り込まれます。
レバーを戻すと解放に戻ります。
②Zeiss型
レバー上にシャッターボタンがあります。
①と同様にシャッターを押すと絞り込まれ、戻すと解放になります。
またボタンを180度廻すと、最初から絞り込まれた状態になります。
シャッターを赤矢印の向きに押し込むと、絞り込まれて、更にボディ側のシャッターボタンを押し込み、シャッターが切れます。
③ISCO型
基本機能は②のZeiss型と同じ。シャッターボタンの形状が異なります。
こちらの方が、ごつい感じです。
いずれもカメラ側は全く改造が必要ないため、最初期のカメラでも自動絞りを
使うことができます。
エキザクタの愉しみ 2回目は「自動絞りの機構」です。
EXAKTAマウントレンズは、1950年代後半になって自動絞りが装着されました。
その機構はひじょうにユニークです。EXAKTAが左のボディー中程にシャッターが
あるのを利用した、賢い方法です。
(矢印のところがシャッター)
そのなかでもいくつかのパターンがあるようです。
我が家のレンズの中だけでも3種ありました。
以下の名称は、私が勝手につけた名前ですので、世の中では通用しません。
①単純型
普段は解放になっていて、レバーを押すと絞り込まれます。
レバーを戻すと解放に戻ります。
②Zeiss型
レバー上にシャッターボタンがあります。
①と同様にシャッターを押すと絞り込まれ、戻すと解放になります。
またボタンを180度廻すと、最初から絞り込まれた状態になります。
シャッターを赤矢印の向きに押し込むと、絞り込まれて、更にボディ側のシャッターボタンを押し込み、シャッターが切れます。
③ISCO型
基本機能は②のZeiss型と同じ。シャッターボタンの形状が異なります。
こちらの方が、ごつい感じです。
いずれもカメラ側は全く改造が必要ないため、最初期のカメラでも自動絞りを
使うことができます。
エキザクタ(EXAKTA)は、世界初の本格的なシステムカメラです。
35mm判としては1936年に最初のKine Exaktaが登場しましたが、
すでにこのKine Exaktaには、下記のような現代でも通用する機能が
搭載されていました。
・フラッシュ用の同期接点
・迅速なレンズ交換を可能にするバヨネットマウント
・レバー巻き上げ
・12秒のスローシャッターから1/1000秒の高速までの速度
奥が深いエキザクタ道を、何回かに分けて紹介したい思います。
(1)マウント
第1回目は、マウントです。
1936年の最初のキネエキザクタ以来の不変のマウントです。
フランジバック44.70mm
特徴は三爪のバヨネットマウント。
口径は38mmで、今から見るとかなり小さく感じます。
実際に、代表的なバヨネットマウントであるKマウントと比べると、
ずいぶん小口径なのが分かります。
当時はこれでも十分だったのでしょうが、この口径の小ささが徒となり、
TOPCONでは大口径レンズの開発に苦労したようです。
基本形状は共通なのですが、いくつかバリエーションがあるようです。
下記名称は、私が勝手につけた名前ですので、世の中では通用しませんので、お気をつけください。
①標準型
②外爪付
③TOPCON REマウント
④MAMIYA NPマウント
(④は所有していないので、ここでは割愛します)
①標準型
②外爪付
(写真は、EXA IIbのマウントを移植した改造機です)
大口径レンズの中には外爪を使うレンズもあったようです。
③TOPCON REマウント
基本形は同じですが、自動絞り用のピンがついています。
ボディ側の向かって左のピンが開放にするピン。
レンズのマウント底部に上側のピンがボディに絞りを伝えるピン。右側のピンが開放ピンです。
この2つのピンでTTL解放測光計に連動させます。
35mm判としては1936年に最初のKine Exaktaが登場しましたが、
すでにこのKine Exaktaには、下記のような現代でも通用する機能が
搭載されていました。
・フラッシュ用の同期接点
・迅速なレンズ交換を可能にするバヨネットマウント
・レバー巻き上げ
・12秒のスローシャッターから1/1000秒の高速までの速度
奥が深いエキザクタ道を、何回かに分けて紹介したい思います。
(1)マウント
第1回目は、マウントです。
1936年の最初のキネエキザクタ以来の不変のマウントです。
フランジバック44.70mm
特徴は三爪のバヨネットマウント。
口径は38mmで、今から見るとかなり小さく感じます。
実際に、代表的なバヨネットマウントであるKマウントと比べると、
ずいぶん小口径なのが分かります。
当時はこれでも十分だったのでしょうが、この口径の小ささが徒となり、
TOPCONでは大口径レンズの開発に苦労したようです。
基本形状は共通なのですが、いくつかバリエーションがあるようです。
下記名称は、私が勝手につけた名前ですので、世の中では通用しませんので、お気をつけください。
①標準型
②外爪付
③TOPCON REマウント
④MAMIYA NPマウント
(④は所有していないので、ここでは割愛します)
①標準型
②外爪付
(写真は、EXA IIbのマウントを移植した改造機です)
大口径レンズの中には外爪を使うレンズもあったようです。
③TOPCON REマウント
基本形は同じですが、自動絞り用のピンがついています。
ボディ側の向かって左のピンが開放にするピン。
レンズのマウント底部に上側のピンがボディに絞りを伝えるピン。右側のピンが開放ピンです。
この2つのピンでTTL解放測光計に連動させます。