世界をうごかした科学者たち 天文学者/ゲリー・ベイリー・文 本郷尚子・訳/ほるぷ出版/2019年
ガリレオ、コペルニクス、ケプラーはおなじみですが、言葉だけ知っているだけで、じつはよく知らない天文学者も多い。
宇宙の話題によくでてくハップル望遠鏡。アメリカの天文学者ハッブル(1889-1953)の名前がつけられています。
彗星があらわれるとその周期におどろきますが、彗星の周期をみいだしたのはイギリスの天文学者エドモンド・ハレー(1656-1742)。ハレー彗星は76年ごと。1758年に実際に姿を現すのを見ることはできませんでした。
一方、女性が教育をうける必要がないと考えられた時代、2400個もの変光星を発見したのがアメリカの天文学者ヘンリエッタ・スワン・レビット(1868-1921)。ケフェイド変光星を研究して星の距離を測定したとありました。
そのほか、アインシュタイン、ホーキングなども。
現在、天文学は電波、赤外線、ガンマ線といった電磁波の観測に加え、重力波、ニュートリノなどの新たな観測の方法が利用されるようになって、未知のことが次々に解明されていくのは驚きですが、個人的には一番身近な地球のことがよく解明されていないのが物足りません。