宮城のむかし話/「宮城のむかし話」刊行委員会編/日本標準/1978年
おなじみの「花さかじい」ですが、ほかの話と違うのが、花を咲かせる場面。
灰をまくさい、「チチンポンポン黄金さらさら」というと、枯れ木に花が咲きますが、隣のじさまは、この言葉を知らなかったので、花が咲かなかったというもの。これまで読んだものには、掛け声はありませんでした。
木のひきうすは、「木ずるし」
灰は、「あくこ」
カメバチは、「かめばつ」
ツチバチは、「つづすがり」
と、地方の言葉ならでは!
最後は、「えんちこもっこさけた」としめます。