ひろいひろいせかいに/ルイス・スロボドキン・作 木坂涼・訳/偕成社/2020年
世界で膨大に出版されている絵本で、日本で翻訳される外国の絵本は、だれが選択しているのか興味があるところ。何十年も前に出版され版を重ねているものは別として、70年以上の前のものが、いま出版されるのは? この絵本の原著は1955年といいます。
ひろいひろい せかいの中で
”あなたは ひとり あなたしか いない”
”わたしも ひとり わたししか いない”
と、読み手に、あなたが かけがえのない存在であることを いっているのは、たしかにいつの時代にあっても普遍的です。
なかなか最後のページまでいきません。なにがまっているか 興味をいだかせておいて、すっきり しめています。